儚く、妖しく、美しく― 特別企画展「大正イマジュリィの世界」を開催(8/1~9/22@佐倉市立美術館)

2020年7月15日 水曜日 6:42 PM

儚く(はかなく)も抒情あふれる乙女、妖しいきらめきに満ちた意匠…。「イマジュリィ」とは、イメージ図像を意味するフランス語。竹久夢二や高畠華宵、藤島武二など、大正とその前後の時代の最先端を行き、人々の心をつかんだ作品の数々をご紹介します。


左:竹久夢二『汝が碧き眼を開け』(大正6(1917)年初版)個人蔵、右:水島爾保布『人魚の嘆き』(谷崎潤一郎著 大正8(1919)年)挿画 個人蔵

100年前、人々はどんな夢を見たのか?
イマジュリィ(imagerie)」 とは、イメージ図像を意味するフランス語で、装幀や挿絵、ポスター、絵はがき、広告、マンガ、写真など大衆的な複製図像の総称でもあります。
明治維新以来、近代化、西欧化の道を歩んできた日本では、大正から昭和初期にかけて、新しい大衆文化が花開きました。マスメディアが発達し、印刷技術の革新により出版界が隆盛したのもこの頃で、多様な印刷図像が登場します。竹久夢二や高畠華宵(たかばたけかしょう)、武井武雄が描く儚く抒情あふれる乙女や子どもの世界、アール・ヌーヴォーやアール・デコの優美な様式を取り入れた藤島武二や杉浦非水(すぎうらひすい)、水島爾保布(みずしまにおう)や橘小夢(たちばなさゆめ)らによる妖しいきらめきに満ちた意匠は、当時の人々の目にどれほど新鮮に、魅力的に映ったことでしょう。
本展では、ポピュラー・カルチャーの旗手として人々の心をつかみ、大正とその前後の時代を彩ったイマジュリィに注目します。いまなお清新な輝きを放つ作品の数々をお楽しみいただける展覧会です。
また、明治図案から大正イマジュリィへの橋渡しをした浅井忠や、浅井忠(あさいちゅう)の図案をもとにした工芸作品、大正イマジュリィを立体化したような家具をデザインした森谷延雄(もりやのぶを)など、佐倉ゆかりの作家もあわせて紹介し、ここでしか見られない展示となっています。

武井武雄「これは、わたしのおうち…」『子供之友』挿画 大正13(1924)年 個人蔵


森谷延雄《ねむり姫の寝室》『婦人グラフ』挿図 大正14(1925)年 佐倉市立美術館蔵
浅井忠《花神を祭る》『さをしか』(明治40(1907)年)佐倉市立美術館蔵
橋口五葉《楽神》(明治39(1906)年)個人蔵

「大正イマジュリィの世界 儚く、妖しく、美しく―」開催概要
会期:2020年8月1日(土)~9月22日(火・祝)
会場:佐倉市立美術館 2・3階展示室
*来館の際は、感染症拡大予防にご協力ください。
*混雑した場合等、入場制限となる場合があります。
*感染拡大等の状況により、会期を変更することがあります。事前にホームページをご確認ください。
休館日:月曜日 ただし、8/10(月・祝)、9/21(月・祝)は開館し、8/11(火)は休館
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料:一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320)円、未就学児無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
*前売り券は佐倉市立美術館、佐倉市民音楽ホール、佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センター、ときわ書房志津ステーションビル店にて、2020年7月31日(金)まで販売中。
*障害者手帳をお持ちの方は1階受付でご提示ください。ご本人とその介助者1名は無料です。
*市内在住の小中学生は、本展チラシ下部の半券により、ご本人と同伴者1名が入場できます。
交通:京成佐倉駅徒歩8分、JR佐倉駅徒歩20分またはバス(二番町バス停下車)
主催:佐倉市立美術館
企画協力:キュレイターズ

問い合わせ
佐倉市立美術館
〒285-0023 千葉県佐倉市新町210番地
電話 043-485-7851
https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

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