京都染織産業XR推進事業_「京きもの語り」コンテンツ公開後の報告レポート

2021年3月19日 金曜日 9:48 AM

世界最先端のXR技術を活用した近未来のXRきものサイト「京きもの語り」(「京都きものXR巴(ともえ)」・「工房ツアー」「XRきものショー」)

コロナ禍における新しい販売ツール、きものファッションの表現ツール、顧客とのコミュニケーションツールとして、試行・始動 名称/URL:京きもの語り https://xr-kimono.kyoto/ 主  催 :京都染織産業XR推進コンソーシアム 助  成 :京都府コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金 参 加 費:無料 簡易な事前登録あり


報道各位
2021年3月18日
京都染織産業XR推進事業_「京きもの語り」コンテンツ公開後の報告レポート

京都染織産業XR推進コンソーシアム(西陣織、丹後ちりめん、京友禅)
事務局 一般社団法人 伝統文化創造推進機構
京都府コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金活用事業

わが国和装染織産地を代表する〈西陣織/丹後ちりめん/京友禅〉の3産地が協働
伝統産業×XR技術によるインタラクティブな近未来的常設サイト 京きもの語り

全てのコンテンツ公開後の報告レポート

xrきものショー1


京都きものXR(ともえ) 2021年2月18日一般公開開始
「工房ツアー」2021年2月18日一般公開開始
 第一回 XRきものショー “きものの宇宙(そら) 2021年2月27、28日

※1、2は常時公開サイト。3は、事前に日時を設定し、参加者公募。いずれも参加費無料。


 わが国和装産業を牽引する京都の3団体(西陣織、丹後ちりめん、京友禅)が協働し、世界最先端のXR技術を活用した近未来のXRきものサイト「京きもの語り」(「京都きものXR巴(ともえ)」・「工房ツアー」「XRきものショー」)が全てのコンテンツの制作が完了し、一般公開を開始している。

 京都の街並みがリアルに再現されたXR空間で、3団体渾身のきものと帯の、これまででは考えられなかったコラボレーション・コーディネートを公開。
 
 このサイトは常設サイトとしてオープンし、コロナ禍における新しい販売ツール、きものファッションの表現ツール、顧客とのコミュニケーションツールとして、試行・始動し、今後は、季節やテーマを設けて入れ替わる展示やショーを展開し、更に、きもの文化(きものファッション)の海外普及、販路拡大も見据え、発展運用していくプロジェクトとなっている。


京きもの語り京の きもの の もの語り)コンセプト、世界観 
~魔法がかかるひと時を!あなたもきものの国のアリス~    
 ファッションに敏感な20,30代の女性に贈る きものの国の魔法の世界
従来主流であった対面販売方法では触れる機会の少なかった方でも、気軽に京都のきものの世界=美しくカワイイきものたち、工房や技法・歴史、京都の街並み=を楽しめる、新感覚XRきものサイト。
これを機会に、新しいきものファン層の開拓を行う。

■本事業におけるXR空間―ヴァーチャル京都―の特徴                      
特殊機材不要で パソコンやスマートフォンから 直接ヴァーチャル空間に参加できる手軽さ!
 
 本イベントにおけるXR空間現実世界と同等以上の価値を持つ「仮想空間」のことを表し、近年急激に発展している産業の1つであるVR技術を応用した空間になっている。特筆すべきは、会場に入るためにはユーザー登録を行うだけで特別な道具は一切いらないという事である。このヴァーチャル京都にはスマートフォンからでも入ることができるため、幅広い層に向けて気軽にアクセスできる近未来的な伝統産業の在り方を体験してもらうことができる。
 常設サイトとなっている京都の街並みは、石畳から木の質感に至るまで細部まで精巧に作られており、工房ツアーでは、実際に染付を行う過程や、生地を織る様子、歴史のある建物の作り、職人の話などを楽しむことができる。
 きものを置いてある店舗「巴」では時が止まった不思議の国に迷い込んだように感覚演出がされており、魔法をかけた人形のようにきものを着ている人をくるくると回して着こなしを学んだり、きものの話を読んだりすることができる。
 日時指定のイベントとなる「XRきものショー」においても、特殊な機材は不要で、主にパソコンから(※スマホ、タブレットは端末により視聴不可能な場合がある)XR空間に入り、きものショーの空間の中に観客として参加することができる。


■サイト概要                                         
名称/URL:京きもの語り https://xr-kimono.kyoto/
主  催 :京都染織産業XR推進コンソーシアム
助  成 :京都府コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金
参 加 費:無料 簡易な事前登録あり

■制作完了レポート
1)京都きものXR 巴」 2021年2月18日オープン
きものの国へダイブ! ~魔法がかかるひと時を!あなたも着物の国のアリス~

3団体の職人による渾身の作品が集結し、ここでしか見られない、きものと帯のコーディネートに注目が集まった。イギリス出身の異色の着物研究家シーラ・クリフさんによるスニーカーを使ったコーディネートも発表。業界からも注目を浴びた。

巴1

2)工房ツアー  2021年2月18日オープン
  クラフトツアー、京都の街を独り占め!

バーチャル京都の町並みの中に5つの工房見学ツアーが開かれた。
・西陣織工房 「桝屋高尾」
・丹後ちりめ工房「田勇」
・丹後ちりめん精練工場「丹後織物工業組合」
・京友禅 手描き染め工房「先染市川」
・京友禅 型染め工房「木村染工場」

Presented by BIMobject Japan ※日本の伝統技術や製品を応援したいと無償提供を受けた
リアルに京都を訪問しても、見ることができない、ここバーチャル京都ならではのコンテンツとして制作。
BIMobject Japanによる無償提供で実現した。建築業界で用いられている技法で、空間内で起点を指定して、正確な数値を図ることもできる。
ファッションや伝統文化に興味がある人だけでなく、工場見学ファン層にも浸透させていきたい。

工房丹後
工房西陣
工房京友禅手描き
工房京友禅型染

3)XRきものショー 第一回「きものの宇宙(そら)」
  世界初、業界初のXR空間 「きものショー」
アリスが迷い込むのは 宇宙! キラキラ輝く星空に浮かぶ素敵な“きものファッション”の世界

きものの生地やデザインが、ヴァーチャルな宇宙空間の中を天の川のように流れる「宇宙(そら)」をステージに、きものショーを行った。
XRならではのシチュエーションを活かした、これまでのリアルショーではありえない幻想的なショーとなり、きものファッション・きもの文化を、現代技術の融合した新しい表現であらわすことができた。

この新感覚XRきものショーでは、色柄や取り合わせなど、古典的なものから、斬新な、かわいくキッチュなものまで、ファッションリーダーが取り入れたくなるコーディネートを紹介。
参加者は、自らがアバターとなって「きものの国」に入国し、西陣織、京友禅、丹後ちりめんのきものや帯、和装小物を、近づいてみたり、拡大して柄などを楽しんだ。
ショー開催にあたっては、ラジオパーソナリティやきものコーディネーターが実況中継し場を盛り上げ、終了後は、参加者との交流も行った。
xrきものショー22


■今後の展望、課題
・通信状態や、視聴者の端末機器のスペックによっては、視聴がしづらい、もしくは視聴できなくなってしまう。
→回線の安定した場所や、ほかの端末機器での視聴をおすすめする。「XRきものショー」については、XR本会場とは別途に、XR会場に入れない人のための中継動画をzoom等で同時配信することで、代替したが、日本において、IT技術や通信が安定・普及し、IT先進国となることに期待する。

・3団体の職員や職人が、xr技術や空間の活用方法を勉強中、習得中であり、本格的な運用や普及はこれからである。リアルとバーチャルのそれぞれの良さと、融合戦略を中長期的に立てていくことが必要である。

・「きものを、晴れ着や礼装としてだけではない、身近な日常に、おしゃれ着に」という提案を、特に20,30代女性に、もっと浸透させていく。

・海外、外国語圏にも、「きものファッション」を普及していく。

・バーチャル京都の世界をもっと広げていきたい。きものだけでなく、京都の伝統工芸品等のXRショップとのコラボ開店など。

・ファッションサイトとしておしゃれに興味がある人、着物に興味がある人からのサイト訪問は一番の目標であるが、バーチャル京都を活かして、観光産業との連携も視野にいれていきたい。いまはコロナでリアルな海外からの訪問斡旋は難しいが、インバウンドの機運醸成を狙う。


■京都染織産業XR推進コンソーシアム  実施三団体について                  
西陣織工業組合     https://nishijin.or.jp/
西陣織は,平安朝以来1200年の都の歴史と文化を背景に発展して来た京都の織物で、「多品種少量生産が特徴の先染めの紋織物」の総称である。帯、きもの等の和装商品を軸に、能装束や宗教裂地等の金襴、ネクタイ、インテリア製品等の絹織物の総合産地である。
「西陣」の名は、550余年前の応仁の乱の西軍の陣跡に由来する。昭和51年(1976)に、綴れ、錦、緞子、紬、絣織など12種の西陣織が国の伝統的工芸品に指定され、その振興を図っている。

丹後織物工業組合    https://tangoopen.jp/
丹後ちりめんは、京都府北部の丹後地方で生産される絹織物のこと。その特徴の1つに、「シボ」と呼ばれる独特の凹凸がある。シボは撚られた糸(撚糸)によって生まれ、丹後の職人達は永きに渡る技術の蓄積により、呼吸をするかのごとく撚糸を自在に操り、世界的に見ても希少な表情を持つ生地を織り続け、現在、丹後は日本一の絹織物生産地へと発展した。丹後ちりめんは、2020年に創業300年を迎え、そして今日、また新たな100年に向けて様々な挑戦を続けている。

京友禅協同組合連合会  http://www.kyosenren.or.jp/
京友禅は手描染・型染と関連の工程で専門分業化されており、 京友禅協同組合連合会はその部門毎10の協同組合により構成されている。 「伝統的工芸品 京友禅・京小紋」産地として振興計画を策定し、 これを基に展示会「京友禅総合展」や実演・体験・展示による需要開拓事業、 新商品づくりのための「意匠開発事業」を行うほか、後継者育成のための研修事業や 技術・技法の継承のための記録収集・保存事業などを実施している。


■問合せ先                                         
京都染織産業XR推進コンソーシアム 総合問合せ窓口
 一般社団法人伝統文化創造推進機構 内 京都染織産業XR推進コンソーシアム事務局 
 https://xr-kimono.kyoto/ 内 「お問合せ」よりご連絡ください 

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