日本でも類を見ない体験「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM」を開催

2021年3月29日 月曜日 1:18 PM

閉館後の貸切の美術館で、「モネ」「ゴッホ」などに扮したキュレータが少人数のみに提供する極上のアートキュレーション

 一般社団法人広島県観光連盟(以下、HIT)、公益財団法人ひろしま美術館、エクスペリサス株式会社は、広島県のナイトタイムエコノミーを推進するため、新たな取り組み「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM」を2021年4月よりひろしま美術館にて開催いたします。




 広島県は、2つの世界遺産を中心とした立ち寄り型観光が中心であり、日帰り客を宿泊・周遊へシフトするとともに、観光客が何度も訪れたくなる観光地となるためには、数多くの観光プロダクトを取り揃えておく必要があると考えております。中でも、夜間・早朝の観光プロダクトは、宿泊や飲食等による観光消費額の増大が期待できることから、これまでに、外国人向け夜神楽公演や、チームラボと連携した広島城ライトアップイベント等を実施してまいりました。

 今回は、日本有数の印象派を中心としたフランス近代美術作品を多数所蔵しているひろしま美術館と連携し、世界的に有名なゴッホ、ルノワール等の作品の魅力を多くの方に身近に感じていただけるよう、美術鑑賞にインタラクティブ(双方向)と演劇の要素を組み込みました。

 映画監督で脚本家の一尾直樹氏制作の脚本を、ひろしま美術館学芸員が監修。また、地元広島の劇団「グンジョーブタイ」を西洋絵画の作者役に起用し、作者自身の作品や友人の作品をストーリー仕立てで紹介。演劇の要素を加えたことにより、まるで美術館が劇場化したかの様であり、また、19世紀後半の印象派が活躍した時代にタイムスリップしたかのような、演劇鑑賞ではない、美術鑑賞でもない、「没入感」という全く新しいアート体験が実現しました。

■全体構成
 約1時間の演劇作品として、全体を設計します。

1. Opening



間もなく日没を迎えるひろしま美術館。
前庭でシャンパン等のウェルカムドリンクを楽しんでいる参加者の前に、ゴッホに扮する役者がランタンを持って現れ、ゴッホ作の「ドービニーの庭」に描かれたはずだった黒猫を探しているシーンから演技がスタート。


2. プロローグ:マイヨール「ヴィーナス」像



ヴィーナス像の前で、「ここは美の女神ヴィーナスが司る世界だ。美しいものに埋め尽くされている。さあ、私についてきたまえ。
傑作の数々を紹介しよう」と言い、観客を展示室に誘導。


3. マネ「バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)」1872年



数ある作品のうち、どの作品にしようかと少し迷った後、「バラ色のくつ」に決めるゴッホ。
バラ色のくつに描かれているモリゾは、印象派を代表する画家の一人で、一時はマネの弟子だったが、この2人の関係は謎が多いとゴッホが言及。
実際に本人に聞いてみようということで、マネを呼び役者が交代。


4. モネ「アムステルダムの眺め」1874年

マネが杖をついて、左足を引きずりながら登場する。モリゾとの関係について説明した後、印象派に関する説明に移る。マネの友人で、印象派の生みの親と言われるクロード・モネの作品である「アムステルダムの眺め」に観客を誘導する。
当初の印象派とは、モネたちを嘲るために批評家につけられた名前であり、高い評価を得ていたわけでは無かったこと等を説明した後、自身の作品の説明をさせるため、役者が交代し、モネが登場。
兄のような存在だったマネとの関係性に言及。一文字違いの名前のため、マネは、自身の絵がモネの作品であると勘違いされることを嫌い、モネは、自身の作品にフルネーム「クロード・モネ」でサインするようになったこと等を説明。

5. セザンヌ「曲がった木」1888-90年



19世紀の半ば、パリの人々は日本に夢中で、モネも例外では無かった。若い時にウキヨエに影響を受けたセザンヌの絵を紹介するため、セザンヌ「曲がった木」に観客を引き連れる。
モネの友人であるセザンヌは、パリの水が合わないため、40歳頃から生まれ故郷に引きこもり、孤独な制作活動を開始したことや、「近代絵画の父」と呼ばれる所以について解説した後、セザンヌを呼び出し役者交代。スケッチブックを持って登場したセザンヌは、いきなり観客のひとりに近づき、その姿を上から下、下から上へと舐めるように見た後、ポケットから鉛筆を取り出しスケッチし始める。

6. ゴッホ「ドービニーの庭」1890年



セザンヌが、自身のゴッホの表現との類似性を説明したのち、ドービニーの庭について解説。ゴッホが最後に描いた作品であることや、風景画家であったフランソワ・ドービニーの作品を愛し、個人的に師と仰いでいたこと等のエピソードを話した後に、ゴッホと交代。
オープニング時に探していた猫を再び探し始めるシーンから再開。ドービニーの庭に描かれていた猫が盗まれたのではと思うが、後に猫がいないドービニーの庭も悪くないと言い、様々な空想が湧き上がってくる。


7. ルノワール「パリスの審判」1913-14年



ルノワールはモネとともに、印象派を代表する画家であることやルノワールが描く人物、特に女性の愛らしさが魅力的であることをパリスの審判を見ながらゴッホが説明した後、ルノワールに交代。
リウマチのため手に包帯で鉛筆が固定されているルノワールが登場し、「方法は何でもよく、作品の中で、人間が生き生きと輝き、見る者の心を震わせる情熱が必要」と熱弁。

8. ルノワール「勝利のヴィーナス」1913年

入口のヴィーナス像を制作したマイヨールは自身の友人でその弟子のギノが制作を助けてくれたことや、マイヨールのヴィーナスに引けをとらない作品であり、右手に黄金の林檎を持っている「勝利のヴィーナス」であると熱弁。「方法は何だってよく、大切なのは表現したいという情熱で人間を輝かせることなのだ」と再度述べる。
最後に、「作品の見方に決まりがあるわけではなく、大切なのは、自らの目と頭と心で、情熱を込めて作品そのものを見ることだ。昼間はここの住人(作家)が現れないので、時間をかけてゆっくり見ることを勧めた後、作品の前を去り終了。


■開催概要
日時:4/24(土)、5/8(土)・15(土)、6/5(土)・26(土)
   (開場:17:45、集合:18:15、開演:18:30、終了:20:00)
会場:ひろしま美術館(広島市中区基町3-2)
定員:各回20名
料金:5,250円(税込)
申込方法:特設サイト(https://www.hiroshima-kankou.com/nightmuseum)より申込(抽選方式)

お問合せ:エクスペリサス株式会社(info@xperisus.com)
主催:一般社団法人広島県観光連盟、公益財団法人ひろしま美術館、エクスペリサス株式会社
協力:ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社






■脚本家について
一尾 直樹(いちおなおき、1965年 - )


日本の映画監督。三重県鈴鹿市出身。三重県立津高等学校卒業。名古屋大学文学部哲学科(美学美術史)卒業。大学卒業後、NHK名古屋局のラジオドラマ脚本募集に応募し、3年連続で入賞。ラジオドラマ作家としてスタート。1996年、作・演出を手がけた舞台「デス・オブ・ア・ポリティカル・ボーイ」が演劇祭でグランプリを受賞。2000年、脚本・監督を兼ねた劇場公開映画「溺れる人」を製作。 各国の国際映画祭に招待されるなど、注目を受ける。2009年、6年越しの企画であった映画「心中天使」を完成。2010年、2月から「心中天使」が劇場公開される。愛知淑徳大学文化創造学部や専門学校名古屋ビジュアルアーツなどに出講し、映画論を講じている。

■劇団について


グンジョーブタイ
広島で活動する劇団。2013年から活動を開始しており、テレビ番組、映画、CM、演劇、ナレーション等数多くの実績を持つ広島屈指の劇団。


主宰者:深海哲哉氏

2001年から事務所に所属せずフリーで俳優活動を始める。初めての仕事はテレビCMのアスクル。その後テレビ新広島の深夜番組ZAPエンターテイメントなどにも出演。 サッポロ「ドラフトワン」のCM撮影の際に共演者に演劇舞台に誘われ活動の幅を広げる。初めての舞台は『黒蜥蜴』(美輪明宏主演・ヤクザの子分役)だが、台詞のある役は『びいどろ屋3 Lost Love』が初めてとなる。2004年から演技の幅を広げるため始めたキャラクターショーで殺陣を学ぶ。
2013年から広島の観光PR事業安芸ひろしま武将隊の演技指導に携わるとともに 宍戸隆家役として広島城でパフォーマンスを披露している(2017年3月18日活動終了)。 リクルートに勤めながら演劇活動を行っていたが、契約満了で退社した2013年にグンジョーブタイを旗揚げした。





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