【森ビル株式会社/楳図かずお大美術展製作委員会】楳図かずお大美術展 楳図かずおの先見性、幻視的なビジョンを体感できる美術展

2021年11月25日 木曜日 10:18 AM

『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』27年ぶりの新作を101点の連作絵画として初公開 楳図かずおの世界を気鋭のアーティストがインスタレーションで表現

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)は、2022年1月28日(金)~3月25日(金)まで、「UMEZZ ART PROJECT」の一環として楳図かずおの世界を体感できる展覧会を開催いたします。このたび、展覧会の名称を『楳図かずお大美術展』と決定し、詳細情報を公開します。


「楳図かずお大美術展」キービジュアル (C)楳図かずお
長きにわたり歴史に名を刻む傑出したマンガ作品を多く世に送り出した楳図かずお。
その作品にはマンガという既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観、幻視的なビジョンが至るところに発揮されています。
本展はそんな楳図かずおの「比類なき芸術性」に焦点を当て、代表作を通じて、気鋭のアーティストらとともに「楳図かずおの世界」を表現する、今までにない展覧会です。
そして最大の目玉は、楳図かずおが制作に4年の期間を費やした、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の初公開です。「マンガ」としてではなく、本展では原画101点を連作絵画としてご覧いただきます。
アーティスト・楳図かずおはどうやって生まれたのか……?作品を通じて、何を伝えようとしているのか。漫画家の枠に収まらない“アーティスト・楳図かずお”の「大美術」をご堪能ください。

“マンガ”のドラマ性と“美術”の豊かな感性が一つにマンガと芸術の大転換点!
マンガノテッペンカラアートノテッペンヘトビウツレ
その歴史的瞬間に立ち合うべし!!!


本リリースでは、楳図かずおの世界を描き出す本展のコンセプトや、展示の見どころについてご紹介します。


■「楳図かずお大美術展」開催に寄せて  椹木 野衣
楳図かずおは、歴史に名を刻む傑出したマンガ作品を数多く私たちのもとへ届けてくれた。そのジャンルは恐怖マンガからギャグマンガ、少年・少女もの、劇画、SF、アクション、さらにはウメズ・ワールドとしか呼びようのない、余人ではとうてい分類不能な領域に至るまで、ひとりの作家の手によるものとは思えないほど幅広く、深い。その前人未到の業績は、まさしくマンガ界の宝という言葉がふさわしい。けれども同時に、楳図作品には、マンガという既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観や幻視的なヴィジョンが、至るところで発揮されている。これらの側面をとらえるため、より普遍的な意味での「芸術家としての楳図かずお」を提示しようというのが、本展の趣旨である。
その核心に存在するのは、未来への希望を作り出すのが、どんな危機を前にしても勇気を持って一歩を踏み出す、常に若々しい私たち一人ひとりの内なる生命活動だということだ。たとえ破滅的な苦境にあっても、決して希望を捨てず、不滅と呼んでよい他者への汲み尽くせぬ愛に導かれて奔放に想像し、大胆に行動する! それが楳図かずおを「大美術」として読み解く最大の鍵なのだ。
(さわらぎ のい 美術評論家)


楳図かずお プロフィール
1936年、和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育つ。
小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』で小学館漫画賞受賞。
一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。このほか、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰受賞。


<本展の見どころ>
地球規模の気候変動や自然災害の多発による人新世の到来、AIやロボット工学が暗示するシンギュラリティの予感、さらには人が神の領域に立ち入る遺伝子工学やハイブリッド生命体の誕生など…
本展が焦点を当てるのは、驚くほど生々しく描かれた、楳図かずおの先見性に満ちた代表作『漂流教室』、『わたしは真悟』と『14歳』。そして、比類なき芸術家楳図かずおの27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を初公開。全101点の原画でご鑑賞いただけます。

■27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』
巨匠・楳図かずおが語り、描く! “アイ”の行方 シンゴの物語 〔第二章〕

1990年代の『14歳』以来、楳図かずおにとって実に27年ぶりの新作となる『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を本展では展示します。1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編であり、同時に時空を超えたそのパラレル・ビジョン(並行世界)でもあります。制作に4年の期間を費やし、完成した本作は、アクリル絵画による101点の連作という方式を採っています。生き生きとして目を見張らされる筆触や、きらびやかで吸い込まれるような色彩で表現されており、時系列に沿って展開される物語性を持つ点ではマンガに近い部分もありますが、マンガと違ってコマ割りはなく、一枚一枚が独立して鑑賞できるものとなっています。「かつて子どもだった私たちへ」40年の時を超え、楳図かずおが生み出した、あらたなシンゴの世界です。
「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」 (C)楳図かずお
楳図かずお 《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部) 2021年 アクリルガッシュ、紙  (C)楳図かずお
『わたしは真悟』 (C)楳図かずお/小学館
『わたしは真悟』:
12歳の悟と真鈴の手によって、一介の工業用ロボットが意識を持ち、やがて自らを“真悟”と名付け動き始める。大人によって引き裂かれた、悟と真鈴の愛。変わらぬその思いを、お互いの元に伝えるという目的を持った真悟の意識は無限に拡大していき、やがてそれは神のレベルに達していった……。(1982~1986年連載)
‘80年代に描かれた本作は、コンピュータ・ネットワークが拡大した現在のニューエイジ感覚を、楳図が無意識の内に予知し、表現していたかのようである。緻密に描かれた絵画のような作風の見事さや、コンピュータ社会への警告など、あらためて評価されるべき作品と言えるだろう。



■3組の現代アーティストが楳図作品をテーマにインスタレーションを展示
『わたしは真悟』、『14歳』は描かれた時代の社会的な背景や文脈を超えて、いま読んでも驚くほど生々しく、その先見性には改めて目を見開かされます。今回発表する新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』とこれらの楳図かずお作品をアート界の気鋭の才能、冨安由真、エキソニモ、鴻池朋子の三者に委ね、インスタレショーションとして拡張して展開します。


キュレーター
窪田 研二(くぼた けんじ) プロフィール

上野の森美術館、水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て2006年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。 2012年−2016年、筑波大学芸術系准教授として創造的復興プロジェクトに参加。 政治、経済といった社会システムにおいてアートが機能しうる可能性をアーティストや大学、企業などと協働し、様々な文化的フォーマットを用いて試みている。
「X-color グラフィティ in Japan」(水戸芸術館現代美術センター、2005年)、「マネートーク」(広島市現代美術館、tel:2007-2008年)、「六本木クロッシング2010−芸術は可能か?」(森美術館、2010年)、「Don’t Follow the Wind」(福島の帰還困難区域内某所、2015年-)、「Asian Art Biennale」(国立台湾美術館、tel:2017-2018年)、「Reborn-Art Festival 2021-22 (夏会期)」(宮城県石巻市、女川町) 他、国内外の展覧会キュレーションを多数手がける。 現在、学習院女子大学非常勤講師、川村文化芸術振興財団理事。

=アーティストおよびテーマ作品の組み合わせ=
エキソニモ ×『わたしは真悟』映像インスタレーション
エキソニモ Photo by Niko
『わたしは真悟』 (C)楳図かずお/小学館
エキソニモ プロフィール
千房けん輔と赤岩やえにより、1996年よりインターネット上で活動開始。2000年より活動をインスタレーション、ライヴ・パフォーマンス、イヴェント・プロデュース、コミュニティ・オーガナイズなどへと拡張し、デジタルとアナログ、ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら、テクノロジーとユーザーの関係性を露にし、ユーモアのある切り口と新しい視点を携えた実験的なプロジェクトを数多く手がける。
<アーティスト参考作品> エキソニモ 《Kiss, or Dual Monitors》 2017年 ミクストメディア 東京都写真美術館蔵

冨安由真 ×『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』素描101点のインスタレーション
冨安由真
楳図かずお 《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部) 2021年 アクリルガッシュ、紙  (C)楳図かずお
冨安由真(とみやす ゆま) プロフィール
2005年に渡英し、ロンドン芸術大学Chelsea College of Arts、Fine Art 科にて学部と修士を学ぶ。2012年に帰国。2017年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了、博士号取得。現実と非現実の狭間をモチーフに大型のインスタレーション作品や絵画作品を発表する。主な個展に「漂泊する幻影」(2021・KAAT 神奈川芸術劇場)、「くりかえしみるゆめObsessed With Dreams」(2018・資生堂ギャラリー)など。主な受賞歴に第12回shiseido art egg 入選(2018)、第21 回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞(2018)など。
<アーティスト参考作品> 冨安由真 《漂泊する幻影》個展「KAAT EXHIBITION 2020 冨安由真展|漂泊する幻影」展示風景 KAAT 神奈川芸術劇場(中スタジオ),神奈川 2021年 ミクストメディア 撮影:西野正将

鴻池朋子 ×『14歳』をテーマにした作品群
鴻池朋子 撮影:長瀬 賢
「14歳」 (C)楳図かずお/小学館
池朋子(こうのいけ ともこ) プロフィール
玩具のデザインを経て、様々なメディアを用いて言語の境界、現代の神話をトータルインスタレーション表現。地形や気候なども巻き込むサイトスペシフィックな展示や、触覚の可能性を探るプロジェクトも行い、芸術の根源的な問い直しを試みている。2017年個展「根源的暴力」(群馬県立近代美術館)にて芸術選奨文部科学大臣賞、2020年個展「ちゅうがえり」(アーティゾン美術館)にて毎日芸術賞受賞。1960年秋田県生まれ。
<アーティスト参考作品> 鴻池朋子 《振り子/アースベイビー頭部模型》 2020年 アクリル、鉛、スチロール、ポリフィルム、振り子装置一式 作家蔵

■楳図かずおの世界を表現したコラボメニューも提供


本展会場と同フロアにあるカフェ「THE SUN & THE MOON」に、期間限定でコラボメニューが登場します。楳図かずおの世界を表現したコラボスイーツやフード、ドリンクを提供予定。コラボメニューでも楳図かずおの世界をご体感ください。
楳図ハウスパフェ (C)楳図かずお
=展覧会概要=
◆展覧会名:『楳図かずお大美術展』
◆会期:2022年1月28日(金)~3月25日(金) ※57日間/会期中無休
◆会場:東京シティビュー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
◆開館時間:10:00~22:00(最終入館21:30)
※情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性もございます。
◆料金:一般2,200円/高大生1,500円/子ども4歳~中学生900円/シニア(65歳以上)1,800円
※屋内展望台入館料含む
※4歳未満無料
※料金はすべて税込です。
※障がい者手帳をお持ちの方(介助者1名まで)は無料です。
※前売券 各200円割引
※本展は事前予約制(日時指定券)を導入しております。
※チケット詳細の発表・発売開始は12月中旬を予定。
◆主催:東京シティビュー、楳図かずお大美術展製作委員会
◆後援:六本木商店街振興組合、J-WAVE
◆問い合わせ:03-6406-6652(東京シティビュー)
◆公式サイト:
【展覧会公式ポータルサイト】https://umezz-art.jp
【東京会場公式サイト】https://umezz.roppongihills.com
◆公式Twitter:https://twitter.com/umezz_art(@umezz_art)
※本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
◆巡回情報:大阪会場(あべのハルカス)2022年9月17日(土)~11月20日(日)


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