「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」の集大成!【コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える】 マスコミ内覧会開催!

2022年2月3日 木曜日 6:21 PM

公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:角川歴彦、以下 角川文化振興財団)は、 「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」 4Fのエディット&アートギャラリーにて、2022年2月1日(火)、【コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える】のマスコミ内覧会を開催しました。 現代アーティスト6人による意欲的で画期的な企画「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」を凝縮した集大成ともいえる特別展示となっており、内覧会には、プロジェクト第3弾にて作品「SHI」を発表した川島秀明氏とプロジェクトの最後(第6弾)を作品「綻びの螺旋」で飾った大小島真木氏が参加しました。


川島秀明(左) 大小島真木(右)


現代人がかつてないほど死を身近に感じる状況の中で、美術の力、イメージする力を取り戻したい。


神野真吾(角川武蔵野ミュージアム アート部門ディレクター)
 「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」は6人の作家によるリレー形式で、角川武蔵野ミュージアムが開館してから1年以上にわたって続けてきました。今なお、オミクロン株で先の見通せない状況ですが、スタート時は人々の行動が抑制され、感染したら即、死につながるのではないかと不安を抱え、また実際に多くの人が亡くなったりしました。そんな中でオープンするミュージアムが、社会に対して何を発信できるのかを考えて取り組んだプロジェクトです。
 現代人がかつてないほどに死を身近に感じ、死に直面する状況の中で、美術の力、イメージする力を取り戻したい、再確認したいという気持ちがプロジェクトの根底にありました。
 アマビエというタイトルを使っているのは、イメージの力というものが人々に安心や希望や心穏やかに過ごせるという事につながるのではないかといった理由からです。 現代を生きる作家たちにもその力を見せてもらいたいということで6人の作家の方々に仕事を依頼しました。
 6人の作家が、現実を生きる個人としての今と、最初にアマビエを構想した作品との取り組みからどのように変わったのか。当時は言えなかったり、わからなかったけれど、こういうこともあるのではないかといったこと。今回の新しい展示の中に付加された、そんなところにも注目していただきたいと思います。



川島秀明 氏 コメント 


アマビエ作品「SHI」の前の川島秀明 氏
 コロナ禍が起きたとき、仏教的な見方をしていたせいか、最初は世間の反応にびっくりしたというか、違和感を感じていました。死ぬという事、その裏返しは生きるということですが、何を優先して生きていけばよいのかを考えていました。
 僕は世の中とずれているのかなっていうのが今だにあって、でも逆に言うとそういう年齢になったのかなと。展示でも触れているんですけれど、その絵を書いた後にすぐ父親が死んだり、敬愛する作家さんが亡くなったり、わりと死ぬってことが近くにありましたので、自分が歳をとった、旧世代だったんだなってことを、コロナ禍における世の中の動きを見ながら、ずっと感じていました。年寄りは年寄りらしく、余生を送りたいと思っています。
(川島氏の作品「SHI」には、コロナ禍というものは昔から起こってきた疫病の流行が世界規模で起きているだけで、釈迦が説く、生・老・病・死という四つの苦しみ〈四苦(しく)〉は、逃れようのないもの〈諸行無常〉であることを再び認識することで、今を平常心で過ごすことができるのではないかという思いが込められている。)



大小島真木 氏 コメント


新作「Re forming 《 I 》」の前の大小島真木 氏
 作品制作を通じて、パンデミックとは何であるのか、コロナというウイルスはどういうものであるのか、そこに人間がどうやって生きているのかということを考えていました。今、あらためて思うのは、人間とは絶対的な主体ではないんだということですね。
 生き物はウイルスの感染によって、あるいはそのバグによって進化を遂げた歴史もあります。人間も体の中にたくさんの菌が動いていて、世界もそれらの菌やウイルスによる生と死の絡まり合いによって、色々なものが生きている土台がつくられているんだということに気づかされました。 様々なところに、エリアがあり境界があり、絡まり合いがあり、その境界が動いたときに、ウイルスも小さなものたちも動く。
 今までも、伝染病、エボラにしてもペストにしても、いろんな菌が蔓延した時に、必ずその裏側には森林伐採や鉱山開発や大きな動きがある。それに伴ってその境界が根底で動いていく、といった絡まり合いがある。 良い絡まり合いもあれば、悪い絡まり合いもあり、それぞれのどんな目線で見るかによって良さも悪さも変わる。私たちはそうやって常に現象している生き物なんだとあらためて感じました。
 そうしたときに、もう一度思い返したいと思ったのは、私達のヒューマン(human)という語源がフムス(Khums)というラテン語(腐食土の意)からできているということ。私達も死ねば、土に帰っていく生物体なんだということを思い出しながら、そのイメージを大事にしながら、生きていかねばいけないなと感じています。


マスコミ内覧会の模様
マスコミ内覧会の模様


「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」完結!~6人が繰り広げる新たな競演~

 1年以上にわたって角川武蔵野ミュージアムの内外に展示してきた現代の新しいアマビエ像を生み出した6人の作家を紹介する今回の展覧会で、ついにアマビエ・プロジェクトは完結します。この特別展の最大の見どころとなるのは、6人の作家の生み出したアマビエの背景に触れられる展示であるとともに、今あらためて彼らが思うこと、そのメッセージを受け取ることのできる展示となっている点です。
 大岩オスカールはAR技術を用いた日本初公開の未来への希望に溢れた絵画を披露し、川島秀明はコロナ禍の精神的理想と現実の生活との対比を新たに主題にした新作を追加展示。また大小島真木は生命の変容、融合をテーマに、人工知能の機械学習(GAN)で制作した新作インスタレーションを展開し、荒神明香は角川武蔵野ミュージアムでは縦型へと変化させた《reflectwo》を、水平方向のオリジナルへと回帰させ原初的イメージを構成しています。
 さらにプロジェクトの象徴でもある鴻池朋子は《武蔵野皮トンビ》の制作プロセス+原画を公開。そして会田誠はアマビエの原画に旧作を加えて、コロナ禍以後も変わらないであろう日本社会を風刺。サラリーマンの死体が累々と重なる7メートルの巨大絵画《灰色の山》や、作家本人が首相になりきり、鎖国を提案する映像作品「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」を合わせて展示します。
 グラフィック・会場デザインはイッセイミヤケの広告などを手がけ、カンヌ国際広告賞など数々の広告賞を受賞してきたBULLETの小玉文。作品が読み物の中に潜んでいるかのような空間をデザインしています。
 (https://bullet-inc.jp/profile.htm
 メインビジュアルは、AMABIEという6つのアルファベットを波と影に見立てデザイン。波によってアマビエという海の向こうからやってくるマレビトを暗示すると同時に、6人の作家が現代のアマビエとして生み出した全く新しいイメージを感じさせるユニークなタイポグラフィーを取り入れています。
 プロジェクトの完結とともに、6人が繰り広げる競演に是非ご期待ください。
会田誠 《灰色の山》 /2009-2011 / キャンバス、アクリル絵具/ 300×700cm /制作協力:渡辺篤/ 撮影:宮島径/タグチアートコレクション蔵/ (C)︎ AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery
大岩オスカール 《 path to the light 》/2018 H2286 × W4445mm /キャンバスに油彩/ARアプリ/作家蔵
荒神明香《reflectwo》/20062021/W6000 x H2000 x D700 mm/造花、アクリル、ワイヤー/作家蔵
鴻池朋子《武蔵野皮トンビ制作インスタレーション》/2020-2021
大小島真木  Re forming 《 I 》/2021/サイズ可変/ミクストメディア・インスタレーション/作家蔵
川島秀明《Beg(手を出している人物)》/2021/1303 x 894 mm/ キャンバスに油彩、アクリル絵具/作家蔵


コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える 展覧会概要



【展覧会タイトル】
コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える
【会期・会場】
2022年1月22日(土)~2022年5月8日(日) 角川武蔵野ミュージアム4F エディット&アートギャラリー
【主催】
角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人角川文化振興財団)
【協力】
タグチアートコレクション、ミヅマアートギャラリー、GALLERY MoMo、SCAI THE BATHHOUSE、TOMIO KOYAMA GALLERY

特設ページ→https://kadcul.com/event/65

チケット価格(KCMスタンダードチケット)

【オンライン購入価格(税込)】
大人(大学生以上):1,200円/中高生:1,000円/小学生:800円/未就学児:無料
【当日窓口購入価格(税込)】
大人(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料

今だに収束が見えないコロナ・パンデミック プロジェクトが最後に問う、「今」をいかに生きるのか?

【コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える】
 会田誠、鴻池朋子、川島秀明、大岩オスカール、荒神明香、大小島真木。この6人の現代アーティストが角川武蔵野ミュージアムで1年を通して、それぞれのアマビエを生み出しました。会田誠さんは1番手として、あえて流行していたアマビエ像を描きました。そして他のアーティストたちは、旧来のアマビエ像にしばられず、コロナ禍と向き合い、不安、鎮魂、普遍的な存在、生命の連鎖といったそれぞれのイメージを生み出してくれました。
 1年が経ち、日本の、世界の状況は大きく変化しました。まだ感染症が収束したとは言えないものの、コロナ禍の中でさまざまな経験を経たいま、このプロジェクトを振り返り、ここから生まれた作品や参加したアーティストたちの新作を通して、「今」をいかに生きるのかを考えます。
会田誠「疫病退散アマビヱ之図」/2020/ターポリンにプリント/H4995 x W3528 mm/ (C) 2020 Makoto Aida Courtesy of Kadokawa Culture Museum
鴻池朋子「武蔵野皮トンビ」 / 2021/H10000 x W24000 mm/牛皮、水性塗料、クレヨン/ (C) 2021 Tomoko Konoike Courtesy of Kadokawa Culture Museum
川島秀明「SHI」2020/H1620 x W1620 mm/キャンバスに油彩、アクリル絵具/ (C) 2021 Hideaki Kawashima Courtesy of Kadokawa Culture Museum
荒神明香「reflectwo」/2008/2021/H7000 x W2600 x D900 mm/造花、アクリル、ワイヤー/(C) 2021 Haruka Kojin Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE, Kadokawa Cult
大岩オスカール「太陽と10匹の妖怪」/2021/H6835 x W2940 mm/紙にインク/ (C) 2021 Oscar Oiwa Courtesy of Kadokawa Culture Museum
大小島真木「綻びの螺旋」/2021/サイズ可変/ミクストメディア・インスタレーション/ 写真:足利森/(C) 2021 Maki Ohkojima Courtesy of Kadokawa Culture Museum


出品作家・展示スケジュール

■コロナ時代のアマビエ・プロジェクト
全期間:2020年11月~2022年5月  場所:角川武蔵野ミュージアム内・外
■展示作家作品スケジュール
2020年11月6日~ 会田誠 《疫病退散アマビヱ之図》 ※原画を会場内でご覧いただけます。
2021年1月7日~  鴻池朋子 《武蔵野皮トンビ》 ※ミュージアム外壁に3月末(予定)までご覧いただけます。
2021年3月31日~ 川島秀明 《SHI》 ※会場内で新作と合わせてご覧いただけます。
2021年7月3日~ 荒神明香 《reflectwo》 ※会場内でご覧いただけます。
2021年8月18日~ 大岩オスカール《The Sun and 10 Ghosts(太陽と10匹の妖怪)》※ミュージアム2階でご覧いただけます。
2021年10月8日~   大小島真木 《綻びの螺旋》 ※2階フロアで展覧会末までご覧いただけます。
2022年1月22日~    特別展「コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが『今』を考える」

特設ページ→https://kadcul.com/event/65

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