伊勢丹新宿本店食品フロアで温室効果ガス排出実質ゼロ実現に向けた実証実験を開始

2022年2月7日 月曜日 7:48 PM

~神戸大学×ユニテックの先端技術を百貨店業界初導入へ~




 株式会社三越伊勢丹ホールディングス(以下、当社)は、お客さまの暮らしを豊かにする、“特別な”百貨店を中核とする小売グループを目指し、サステナビリティ活動においては、「持続可能な社会・時代をつなぐ」を重点取り組みの1つとしています。その取り組みの下、2050年環境長期目標に「温室効果ガス排出実質ゼロ」を掲げています。
 このたび、上記目標を達成するため、国立大学法人神戸大学(以下、神戸大学(※1))とユニテック株式会社(以下、ユニテック(※2))が技術提供する「AIスマート空調システム」および「ウイルスフリ-エアシステム」の導入に向けた実証実験を伊勢丹新宿本店にて開始いたしましたのでお知らせいたします。百貨店業界としては初めての取り組みとなります。
 本取り組みは、導入フロアの空調で使用しているエネルギー(電力およびガス)の年間使用量の従来比50%削減を目指すもので、運用開始後には、空調ほか照明や動力といった導入フロア全体で使用する総エネルギーの20~25%の削減が見込まれます。2021年12月より伊勢丹新宿本店本館地下1階(食品フロア)を対象に、先行実証実験による省エネ効果とウイルス除去効果の検証をスタートしております。検証結果を踏まえて、2023年度中に上記2つのシステムの伊勢丹新宿本店全館への本格導入を進め、全館における空調で使用するエネルギーの年間使用量を従来比で50%削減してまいります。また、今後は当社グループ百貨店店舗への導入を進めていく予定です。

※1 国立大学法人神戸大学産官学連携本部社会実装デザイン部門
長廣剛特命教授、鈴木義康客員教授らによるスマート社会を研究する推進室
※2 ユニテック株式会社
所在地:東京都千代田区
代表取締役社長:飯嶋一晃
http://unitech-japan-inc.com/

百貨店店舗における空調設備の現状の課題

 フロア毎に一括制御体制の空調を採用している百貨店店舗では、売り場や時間帯ごとに混雑状況が異なるにもかかわらず、フロア共通の空調環境となっています。しかし、新型コロナウイルス感染症によるお客さまの購買行動の変化等を踏まえ、売り場や時間帯ごとの混雑状況に応じた高効率的な空調環境への改善が必要でした。




導入システムの概要と効果

【AIスマート空調システム】 高度な空間状態認知で人がいる場所に快適な風を運ぶ空調技術
 環境省の地球温暖化対策事業により、神戸大学等が2019年に開発した空調技術。センサ、IoT、AIなどのデジタルテクノロジーを用いて空調制御するもので、すでに導入施設において40%以上の省エネ・低炭素化が実証され、地下街や空港等への展開が進んでいます。

【ウイルスフリーエアシステム】 ウイルス感染リスクの時空間分布に合わせて殺菌能力を持つ空気を運ぶ技術
 紫外線照射による循環空気のウイルス不活化や殺菌機能と、気流制御による感染リスク低減機能を持つ空調システム。AIスマート空調システムと組み合わせることにより、空間内の人数や空気状態等のセンシング(観測)によってオゾン濃度等を安全化しつつ、気流制御によってウイルスアタック(殺菌)する回数を最大化することで短時間でのウイルス除去が可能であり、人体へ悪影響を及ぼすことなくウイルス等の除去効果を高めることができます。
神戸大学資料より
上記2つのシステムの導入により、将来的に伊勢丹新宿本店全館における空調で使用するエネルギー(電力およびガス)の従来比50%削減、全体で使用する総エネルギーの20~25%削減が期待されます。


三越伊勢丹グループの「2050年環境長期目標」に向けたステップ

 当社グループでは、2019年度に「2050年環境長期目標」を定め、温室効果ガス排出実質ゼロを掲げています。その中で、長期修繕計画による高効率機器への更新や、新技術を用いた設備システムの導入による省エネの推進、後方照明のLED化、グループ購入電力の再生エネルギー導入を進め、環境負荷を抑えた店舗運営を目指しております。

「三越伊勢丹ホールディングスサステナビリティレポート2021」より

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