《 江戸東京きらりプロジェクトによる取り組み 》「江戸東京リシンク展 – 旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来-」現代美術家・舘鼻則孝が手がける伝統と革新が交錯する現代アート

2022年3月2日 水曜日 12:19 PM

2022年3月24日(木)14時公開



江戸東京きらりプロジェクトによる「江戸東京リシンク展」の開催


江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」は、現代アートの分野で国内外問わず幅広く活躍する舘鼻則孝を展覧会ディレクターとして招聘し、オンライン展覧会「江戸東京リシンク展 - 旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来-」を実施します。

本展覧会では、東京都の伝統産業事業者を舘鼻則孝のコラボレーターとして迎え、「 日本文化の過去を見直し現代に表現する」という舘鼻則孝の創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案します。 前年より継続して開催される本展覧会は、新たに制作されたアート作品や伝統産業事業者が保有する貴重な歴史的資料を国の重要文化財である旧岩崎邸庭園で記録し、3月24日(木)14時より「江戸東京きらりプロジェクト」のオフィシャルサイトで公開致します。
[写真]前年にオンライン開催された「江戸東京リシンク展」で公開されたコラボレーション作品 Photo by GION






展覧会ディレクターを務める現代美術家 舘鼻則孝からのメッセージ




江戸東京きらりプロジェクトのコンセプトである“Old meets New”。
東京には、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和の時代にまで続く、数多くの「老舗」が存在しています。そして、そこにはさまざまな技、文化、伝統が息づいている。そうした東京の魅力を国内外に伝えたいという思いからスタートしたのが本プロジェクトになります。今回、その活動の一環として開催される「江戸東京リシンク展」に、私は、作家としてだけでなく、展覧会ディレクターとしても参画しています。私はこれまで“Rethink” という言葉を冠した展覧会をいくつか開催してきましたが、本プロジェクトのコンセプトである“Old meets New” と“Rethink”という概念は多くの共通点を有していると考えています。“Rethink” が意味するところを簡略化して言うなら、途切れることなく続く日本の伝統、あるいは文化を、現代においてそのまま再現するのではなく、現代的な意味を加えて表現するということです。そのため、私の作品はすべて、日本のこれまでの歴史、文化があってこそ、成立しているとも言えます。その点において、“Old meets New” と“Rethink” は同義であり、だからこそ、これまで数多くの伝統工芸、伝統芸能とコラボレーションする形で、過去と現在をつなぐ活動をしてきたのです。時代は変わっても変わるべきでないもの、時代が変わるからこそ変わるべきものを見極め、伝統を次の100年に残していくために、今、私たちが何をなすべきか。伝統をどう現代的な意味づけをして打ち出していくか。今回の展覧会は、東京の魅力を伝える場であるとともに、私たち自身がリシンクするための機会でもあるのです。

舘鼻則孝(たてはな のりたか)プロフィール
1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく
人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚える。2010年、東京藝術大学美術学部工芸科
染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄を制作する。「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT, 2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館 ほか国際巡回, 2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館, 2016)、個展「It’ s always the others who die」(POLA Museum Annex, 2019)、個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園, 2019)他、ニューヨーク、パリ、 ベルギーなど世界各地で作品を発表。また、2016 年3 月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広く活動している。作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア& アルバート博物館などに収蔵されている。
[写真:左]舘鼻則孝ポートレート Photo by GION [写真:右]代表作のヒールレスシューズ Photo by GION


「江戸東京リシンク展」に出展する伝統産業事業者の一覧

小町紅 伊勢半本店(こまちべに・いせはんほんてん)


1825年に紅を製造・販売する紅屋として創業。門外不出とされた秘伝の製法から作られる玉虫色の紅は、世界で唯一、江戸時代の製法そのままに作り続けられている。現在は小町紅などの本紅化粧品のほかに食紅、絵具の製造なども行っている。

江戸木版画 高橋工房(えどもくはんが・たかはしこうぼう)


安政年間(1854年~ 1860年)に創立し、現在に至るまで伝統の木版画の制作を続けている。初代から継承する「摺師」としての技術と、作品を総合的にプロデュースする「版元」としての幅広い知識と感性を活かし、商品の企画から制作までを行う。

江戸切子 華 硝(えどきりこ・はなしょう)


1946年の創業以来、常に前進し新しいものづくりにチャレンジし、現在では、国賓の贈呈品やサミットなどの国際会議などの記念品として選出されている工房。カットから磨きまですべて自社の工房で行っており、デザインもすべて職人が生み出している。

江戸木目込人形 松崎人形(えどきめこみにんぎょう・まつざきにんぎょう)


1921年創業の松崎人形は、節句人形を手がける老舗。現在は、三代目となる松崎光正氏の雅号である「幸一光(こういっこう)」をブランド名として伝統の技術を活かしたさまざまな人形づくりを行っている。

和太鼓 宮本卯之助商店(わだいこ・みやもとうのすけしょうてん)


文久元年、太鼓店として創業。太鼓・神輿の製造・販売を中心に事業を拡大。創業以来、宮本卯之助商店は祭と伝統芸能の保存と発展を使命とし、祭の持つ人々を繋げる力、世界に誇れる伝統芸能という日本の佳き伝統の継承に貢献している。

木目金 杢目金屋(もくめがね・もくめがねや)


2003年に創業し、江戸時代に生まれた伝統工芸技法「木目金」を用いて、グッドデザイン賞をはじめ世界的なデザイン賞受賞の結婚指輪を、自社工房にて職人が一つ一つ手作りするジュエリーブランド。

東京くみひも 龍工房(とうきょうくみひも・りゅうこうぼう)


1963年に創業以来、組紐にあった糸づくりに始まり、染色・デザイン・組みまでを一貫して行う都内で唯一の工房。伝統的な組紐だけでなく、先代から受け継がれてきた技術とノウハウから組紐を進化させる商品開発も積極的に行っている。

[特別協力] 金唐紙研究所(きんからかみけんきゅうじょ)


江戸時代にヨーロッパから渡ってきた、金唐革と呼ばれる装飾革を和紙を用いて日本国内で模作することから始まった金唐紙の復元に従事する研究所。重要文化財「旧岩崎家住宅洋館」や、重要文化財「旧日本郵船小樽支店」などの修復工事に携わっている。


江戸東京きらりプロジェクト




江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取組をモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げてその価値を高めるとともに、さらに効果的なプロモーションで世界へと発信していく取組です。また、モデル事業の磨き上げと発信の取組を通して、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。
【江戸東京きらりプロジェクト オフィシャルサイト】
https://edotokyokirari.jp/
[画像:左]江戸東京きらりプロジェクトのシンボル


旧岩崎邸庭園

本展覧会のオンライン開催に際して撮影場所となる旧岩崎邸庭園は、1896 年(明治29 年)に岩崎彌太郎の長男で三菱第3 代社長の久彌の本邸として造てられました。往時は約1 万5,000 坪の敷地に、20 棟もの建物が並んでいました。現在は3 分の1 の敷地となり、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3 棟です。木造2 階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
【公益財団法人東京都公園協会 オフィシャルサイト】
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html
[写真:右]旧岩崎邸庭園 洋館

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