「Worlding − No Oars, No Shore,」を6月12日(金)より開催

上田暁子、石塚元太良、森本啓太によるグループ展

「Worlding − No Oars, No Shore,」を6月12日(金)より開催
ポーラ ミュージアム アネックス 上田暁子 石塚元太良 森本啓太「Worlding − No Oars, No Shore,」

ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)では、上田暁子、石塚元太良、森本啓太によるグループ展「Worlding − No Oars, No Shore,」を2026年6月12日(金)から7月5日(日)の会期で開催します。

本展は、「世界はどのように立ち現れるのか」を出発点に、上田暁子、石塚元太良、森本啓太がそれぞれ異なる手法で向き合った展覧会です。上田は色彩や形態の変化を通して、像が現れかけては崩れていく過程や、出来事が生まれる瞬間を描き出し、石塚は写真表現を基点に、光や素材の扱いを拡張しながら、時間や空間が重なり合う感覚を提示します。森本は古典絵画を参照しつつ、都市の日常的な風景を描き、「光」を手がかりに現代の現実と歴史的な奥行きを重ね合わせ、見ることや認識のあり方を問いかけます。

会場では、性質の異なる三つの世界が互いに接続されることなく並置されますが、それらを同時に体験することで、鑑賞者の中に新たな関係や見え方が生まれます。

一本の紐が揺れ、波のように広がり、折り重なっていくなかで無数の襞が生まれ、その折り目ごとに異なる世界が現れる――

本展では、こうした動きに着目し、ひとつに定まらず揺らぎ続ける世界のかたちを示します。

∥ 展覧会概要 ∥

タイトル:上田暁子 石塚元太良 森本啓太「Worlding − No Oars, No Shore,」
会 期 : 2026年6月12日(金) - 7月5日(日) ※会期中無休
時 間 : 11:00 - 19:00 (入場は18:30まで)
入場料 : 無料
会 場 : ポーラ ミュージアム アネックス (〒104-0061 中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3 階)
公式サイト http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
※諸事情により内容が変更になる場合がございます。ギャラリーHPで最新の情報をご確認のうえ、ご来場をお願い致します。
主 催 : 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
協 力 : KOTARO NUKAGA


∥ 作家プロフィール ∥


上田 暁子 Akiko Ueda

「着地知らず」 130 x 200 cm, Oil on linen, 2026

「測量士の馬」38 x 45.5 cm, Oil on linen, 2026


1983年京都府生まれ。2006年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2020年ブリュッセル王立芸術大学院絵画科修士課程、2023年同大学院の石版画科修了。上田は絵画を単なる再現や表象の手段とは捉えず、何かの事象が変質・変容していく過程やその瞬間、あるいはその成り行きの表現手段として追求する。初期作品でみられたような、静止した画面の中に時間や動きや出来事の連続性を定着させる試みは、近年予測不能な変化や即興性を取り入れた既視感と未視感との往還へと発展している。上田暁子の作品は早くから注目を集め、2009年シェル美術賞展で家村珠代審査員賞、2011年のVOCA展で大原美術館賞を受賞。2018年にはポーラ美術振興財団の在外研修員としてベルギーに留学、以降はベルギーや上海での個展など、国内外へと活動の場を広げている。



石塚元太良 Gentaro Ishizuka

「Middle of the Night #008」 96.0 x120.0 cm, C-type print, 2023/2026

「Perrito Moreno Glacier #001」35.0x42.0 cm, C-type print, 2015/2026


1977年、東京生まれ。2004年に日本写真協会賞新人賞を受賞し、その後2011年文化庁在外芸術家派遣員に選ばれる。初期の作品では、ドキュメンタリーとアートを横断するような手法を用い、その集大成ともいえる写真集『PIPELINE ICELAND / ALASKA』(講談社刊)で2014年度東川写真新人作家賞を受賞。また、2016年にSteidlBookAwardJapanでグランプリを受賞し、写真集『GOLD RUSHALASKA』がドイツのSteidl社から出版される。2019年には、ポーラ美術館で開催された「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」展で、セザンヌやマグリットなどの近代絵画と比較するように配置されたインスタレーションで話題を呼んだ。近年は、暗室で露光した印画紙を用いた立体作品や、多層に印画紙を編み込んだモザイク状の作品など、写真が平易な情報のみに終始してしまうSNS時代に写真表現の空間性の再解釈を試みている。2022年には、アーツ前橋の「潜在景色」展や国立新美術館で開催された「DOMANI ・明日展 2022-23」に参加。2024年にKOTARO NUKAGA(天王洲)で個展「Gold Rush Alaska」を開催した。



森本 啓太 Keita Morimoto

「Searching For Home」 194.0 x 162.0cm, Acrylic & Oil on Linen over Panel, 2021

「Long Day」Acrylic and oil on linen,162.0 × 130.3 cm, 2023


1990年大阪生まれ。2006年にカナダへ移住し、2012年オンタリオ州立芸術大学(現・OCAD大学)を卒業。カナダで活動したのち、2021年日本に帰国。現在は東京を拠点としている。バロック絵画や20世紀初頭のアメリカン・リアリズム、そして古典的な風俗画の技法やテーマに強い関心をもち学んできた森本は、これらの伝統を参照し、ありきたりな現代の都市生活のワンシーンを特別な物語へと変貌させる。象徴的に「光」を描くことによって、その神聖で普遍的な性質を消費文化の厳しい現実と融合させ、歴史のもつ深みと現代的な複雑さが共鳴する作品を生み出している。2025年には金沢21世紀美術館で個展「what has escaped us」を開催したほか、作品はこれまでトロント・カナダ現代美術館、K11 MUSEA、宝龍美術館、Art Gallery of Peterborough、The Power Plant Contemporary Art Gallery、フォートウェイン美術館などで展示されてきた。他にコレクションとして、滋賀県立美術館、京都市京セラ美術館、アーツ前橋、ハイ美術館(アメリカ)、Fondazione SandrettoRebaudengo(イタリア)、マイアミ現代美術館(アメリカ)がある。

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