【海洋博公園】世界初!新種ヤンバルカラマツの展示~絶滅危惧種のタネ繁殖に成功~

 熱帯ドリームセンター(美ら島植物園)では、沖縄島北部(やんばる地域)固有の新種植物「ヤンバルカラマツ」を展示します。
 本種は沖縄美ら島財団が保全を目的として栽培研究に取り組み、温湿度管理や光環境、タネの保存方法などについて試行錯誤を重ね、世界で初めてタネからの繁殖に成功しました。(※2025年3月28日に植物分類学に関する国際誌Phytotaxa・第696巻第1号に掲載された論文により、新種として発表。本種の研究かつ保全のためにサンプリングした苗を世界で当財団しか保有していないため。尚、タネは栽培した苗から採ったもの。)
 今回、この貴重な繁殖個体を期間限定で展示温室およびやんばるギャラリーにて公開します。
【海洋博公園】世界初!新種ヤンバルカラマツの展示~絶滅危惧種のタネ繁殖に成功~
自生地での開花状況 写真:阿部篤志(沖縄美ら島財団)
ヤンバルカラマツ<科名>キンポウゲ科 
<学名>Thalictrum yambaruense
 ヤンバルカラマツは、世界自然遺産登録地である沖縄島北部(やんばる地域)の、滝の水しぶきがかかる険しい岩場にのみ生育する極めて希少な固有種です。
 2025年、沖縄美ら島財団と東北大学大学院生命科学研究科などの研究グループによって新種として発表され、産地にちなんだ和名と学名が命名されました。(※「Phytotaxa」第696巻第1号 論文名「日本の沖縄島から見出されたカラマツソウ属(キンポウゲ科)の新種およびその系統学的意義」)
 沖縄県版レッドデータブックでは、絶滅危惧IA類(新種記載前のアキカラマツとして選定)に分類されており、確認されている自生地はわずか1地点、生育個体数も極めて少ない状況です。
・個体の大きさ:草丈4~10cm
・2024年3月に初めて結実を確認
・タネをまいて2ヵ月で発芽し6ヵ月で開花
・開花期は2~10月(最盛期:5~6月)



【見 頃】令和8年6月中旬頃まで
【場 所】熱帯ドリームセンター(美ら島植物園) ファレノプシス温室・やんばるギャラリー 
海洋博公園
沖縄海洋博跡地を活用した国営公園。万博の精神を受け継ぐ多彩な施設群では「太陽と花と海」を感動体験できます。特に沖縄の海に丸ごと出逢える沖縄美ら海水族館や、海とともに生きる人の営み・文化に触れられる海洋文化館、海や人の土台となる大自然の生命力を古代遺跡や熱帯植物を通じて感じる熱帯ドリームセンターは、絶対に見逃せない世界有数の3大スポット。 “美ら海”を興味の入口として、その奥に広がる悠久の時や文化を体感してください。

熱帯ドリームセンター(美ら島植物園)~360°トロピカル体験~
沖縄美ら海水族館に隣接する「熱帯ドリームセンター(美ら島植物園)」は、古代遺跡のような建築と多彩な熱帯植物が調和した国内唯一無二の植物園です。「360°トロピカル体験」をキャッチコピーに、常時2,000株以上のランをはじめ、熱帯の花木や果樹、淡水魚などを展示。五感で楽しめる幻想的な世界が広がります。遠見台からの絶景やカフェも充実し、大人から子どもまで心揺さぶる熱帯の楽園で、忘れられないひとときを。

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