人工呼吸器をつけた少年による無人島への冒険 ー デジタルハリウッド大学大学院 [DHGS]修了生・野口雄大監督作品映画『Return to My Blue』7/24よりキノシネマ新宿ほか全国順次公開
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日本初の株式会社による専門職大学院で、[SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]4要素の融合をコンセプトとして、デジタルコミュニケーションを駆使し、社会に新しい産業や文化を生み出すリーダーを輩出するデジタルハリウッド大学大学院(所在地:東京・御茶ノ水、学長:藤井直敬、以下本大学院)の修了生で、ドラマ・映画監督の野口雄大氏が監督を務める短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』が、7月24日(金)よりキノシネマ新宿を皮切りに全国の劇場で順次公開されることが決定しました。
人工呼吸器を必要とする少年と母の冒険を通じて「生きるとは何か」を問いかける本作は、野口氏初のドキュメンタリー作品です。
本作は、今年5月に開催された「第24回中之島映画祭」でグランプリを受賞し、20の海外映画祭で受賞するなど、劇場公開前より高い評価を得ています。
https://www.youtube.com/watch?v=Uu2l4zGR8Jk
予告編:https://youtu.be/Uu2l4zGR8Jk
公式サイト:https://return-to-my-blue.studio.site/
本学では、現役院生のみならず修了生の起業や事業活動などを応援・支援いたします。
■作品について
短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』は、人工呼吸器を装着する医療的ケアが必要な少年が、電気も水もない無人島へ挑む姿を追ったドキュメンタリーです。
それは、決して安全とは言えない環境で、一歩間違えれば命に関わる現実と向き合う旅でもありました。
飛行機に乗ることすら困難な少年が、無人島へ向かう小さな漁船に、車椅子ごと運び込まれるその瞬間、一歩間違えれば海へ落ちてしまう――そんな張り詰めた空気が、その場を支配していました。
それでも彼らは、ただ「やりたい」という想いを信じ、全力で生きることを選びます。
タイトル:Return to My Blue
ジャンル:短編ドキュメンタリー
時間:39分
監督:野口 雄大(Yuta Noguchi)
プロデューサー:野口 雄大(Yuta Noguchi)
中臺 孝樹(Takaki Nakadai)
劇場公開一覧:7月24日に公開となるのは下記の劇場です。
キノシネマ新宿
キノシネマ立川高島屋S.C.館
キノシネマ横浜みなとみらい
キノシネマ心斎橋
キノシネマ神戸国際
キノシネマ天神

野口雄大監督からのメッセージ
「障がいを抱えた子どもたちと無人島に行くツアーの映像、撮ってよ」
旅人で作家の高橋歩さんの、その一言からすべてが始まりました。


主人公の壮眞(そうま)は、人工呼吸器を装着する医療的ケアが必要な少年です。
電気もない無人島に本当に行けるのか――不安は尽きませんでした。
それは同時に、一歩間違えれば命に関わるような環境へ向かうという現実でもありました。
私自身、ドキュメンタリーは初めてで、まずはカメラを買うところからのスタート。
どう向き合えばいいのか分からないまま、その旅に参加しました。
しかし、彼らと時間をともにする中で、自分が無意識に「障がい者」「健常者」という枠で人を見ていたことに気づきます。そして、ただ一人の人間として、目の前の命に向き合えばいいのだと、ようやく理解しました。
長い道のりの先にたどり着いた無人島。
壮眞が母に抱かれて海に入った瞬間、彼の顔に、まぶしいほどの笑顔が広がりました。
それは、言葉では言い表せない、圧倒的な“光”でした。
あのとき私は、カメラを回しながら、なぜか涙が止まりませんでした。
後になって気づいたのは、あのとき溢れた感情の奥に、自分自身の原点があったということです。
そしてその原点の先には、いつも祖父の存在がありました。
祖父は、私にとって「生きるとは何か」を最も近くで教えてくれた存在でした。
しかしその時間を、きちんと形として遺すことができなかった後悔が、今もなお心に刻まれています。
だからこそ、目の前にあるこの“生きている瞬間”だけは、どうしてもこの世界に遺したいと思ったのです。
そして、その祖父との誓いから、「この笑顔を一人でも多くの人に届け、世に遺す」ことを決めました。
あの日、私が目にした圧倒的な光を、一人でも多くの方に届けたい。
それは、生と隣り合わせの現実の中でなお、人が“生きる”ことを選び続ける、その強さの光でもありました。
タイトルに込めた「Blue」は、誰もが心の奥に持っている原点のようなものです。
この作品が、それぞれの“自分だけの青”に立ち還るきっかけになれば、監督としてこれ以上の喜びはありません。
ぜひ劇場で、一緒に無人島へ冒険しにいきましょう!
■プロフィール
野口 雄大/Yuta Noguchi
監督・撮影・プロデューサー

日本大学芸術学部卒業。デジタルハリウッド大学大学院修了。2008年よりドラマ制作を開始し、数多くの作品を手がける。
近年の監督作は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』『エール』、大河ドラマ『どうする家康』、ドラマ10『コンビニ兄弟』など。
よるドラ『恋せぬふたり』は第40回向田邦子賞、第59回ギャラクシー賞「特別賞」、第77回文化庁芸術祭賞「優秀賞」を受賞。
ドラマ演出家として活動する一方、映画監督としても作品制作をおこなう。
祖父の人生を記録として遺せなかった後悔から、「人の物語を遺したい」という想いを原点に創作を続けている。
2023年に脚本・監督・プロデューサーとして制作した短編映画『さまよえ記憶』は、アメリカのフォートローダーデール映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、国内外多くの映画祭で受賞・入賞を果たす。今作短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』は、初のドキュメンタリー作品となる。
2026年、デジタルハリウッド最大のクリエイティブアワード「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2026」にて杉山賞を受賞。同年、第82回現展(新国立美術館)映像部門に入選し、映像作品『海脈 -KAIMYAKU-』を発表。
現在は、長編映画の準備を進めている。
野口氏のプロフィールサイト:https://lit.link/yutanoguchi
■「なあにを書うかな!!」から始まった映画人生
「映画をつくりたい」その一心で大学院に入りました。
仕事をしながら脚本を書き、仲間と出会い、世界の映画祭で受賞する作品を生み出すことができました。
短編映画『さまよえ記憶』(Amazon Prime、U-NEXTで配信中)
https://samayoekioku.wixsite.com/movie
そして今作『Return to My Blue』も、その延長線上にある作品です。
私の映画制作の原点には、祖父の存在があります。
祖父は戦後、シベリア抑留という極限の環境を生き抜き、生還した人でした。祖父が帰ってきてくれたからこそ、私はいまここに存在しています。
晩年の祖父は、病で衰弱し声も出せず、俳句を愛した人でありながら句を詠むこともできませんでした。私はその姿、そして真っ白のページが続く俳句帳を前に、深い悲しみを覚えていました。

ですがある日、病院の廊下の七夕飾りの前で、祖父に短冊とペンを渡してみたのです。もう書けないだろうと半ば諦めながら…。驚くことに、その手は、ふるえながらもゆっくりと動きました。
そして書かれた一言は――
「なあにを書うかな!!」
そこには、死が迫るなかでも創作の灯を消さず、最後までユーモアと茶目っ気を失わなかった祖父の姿がありました。私は強く心を打たれました。「おじいちゃんは、最期までおじいちゃんだ」と。
それが、私にとって祖父の最期の姿となりました。
しかし同時に、私は深い後悔を抱きました。
最も身近な存在でありながら、祖父の人生を記録に残すことができなかったからです。人の物語を描く仕事をしていながら、一番近い存在である祖父の物語を遺せなかった――。

この後悔が、私の心の奥底に、ずっと刻まれています。
だからこそ、祖父の死後、心に誓いました。
「自分にしか残せないものがあるのなら、それを一つでも多く、この世に遺していこう」
それが、私にとって祖父への唯一の恩返しであり、映画をつくり続ける理由です。
今作『Return to My Blue』も、まさにその誓いの延長線上にあります。自分にしか記録できなかった光景と物語を刻み込んだ作品です。
一人でも多くの方に届けたい。その想いでいっぱいです。
現在、劇場公開に向けて、一緒に楽しみながら盛り上げてくれる仲間を大募集しています。
少しでも気になった方は、下記のアドレス、またはSNSにDMでも、気軽にご連絡ください!
【『Return to My Blue』に関する問い合わせ】
スタジオなあに Studio NAANI
[email protected]
【配給・宣伝に関するお問い合わせ】
ギグリーボックス 秦
Mail:[email protected]
TEL: 03-5937-1267
公式X:https://x.com/returntomyblue
公式Instagram:https://www.instagram.com/returntomyblue


【デジタルハリウッド大学大学院について】
https://gs.dhw.ac.jp/
日本初の株式会社立の専門職大学院として2004年に開学。
2026年4月、藤井直敬がデジタルハリウッド大学の第二代学長に就任。初代学長・杉山知之が示した「すべてをエンタテインメントにせよ」を拡張し、新たな教学ヴィジョンとして「世界を満たせ」を掲げる。
超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和5年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中13位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。
本大学院では、本学在籍の院生・修了生の起業・事業支援に注力しております。デジタルコミュニケーション領域での産学協同研究にご興味をお持ちの方、本学への入学を検討されている方、また企業の皆様は下記よりお気軽にお問い合わせください。
【デジタルハリウッド大学大学院に関するお問い合わせ先】
デジタルハリウッド大学大学院事務局
Mail:[email protected]
※当大学院では、映画『Return to My Blue』に関するお問い合わせは受け付けておりません。配給・宣伝担当のギグリーボックス様へお問い合わせください。
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