サムライは、400年前のアスリートだった。夏季特別展「武芸 サムライ・アスリート」開催。

弓、馬、剣、鉄炮――。2026年アジア競技大会開催の名古屋で、武士たちが励み、現代のスポーツの礎ともなった"武芸"に迫る特別展を開催。

サムライは、400年前のアスリートだった。夏季特別展「武芸 サムライ・アスリート」開催。


武士にとって武芸は、戦うための技術であるだけではありませんでした。
弓術、馬術、剣術、鎗術、炮術、鷹狩――。
日々鍛錬を積み、心身を磨き、技を競い合う姿は、まさに現代のアスリートそのものです。
アジア競技大会、アジアパラ競技大会が開催される2026年、本展は「武士×アスリート」という新たな視点から、日本の伝統文化である「武芸」を紹介します。

朱塗啄木糸威具足 春田吉次・加藤彦十郎正勝作 徳川義直(尾張家初代)着用 江戸時代 寛永3年(1626)/黒塗桐紋鞍・鐙 伊勢貞雅作 徳川家康所用 桃山~江戸時代 16~17世紀 ともに徳川美術館蔵
見どころ1.「戦うサムライ」から「鍛えるサムライ」へ武士にとって武芸とは、戦場で敵と戦うためだけの技術ではありませんでした。江戸時代になると、平和な時代の中で武芸は礼法や精神修養として磨かれ、武士の教養として受け継がれていきます。また、『太平記』などの戦記物語が読まれる中で、それを絵画化した合戦図が教育に使われたり、合戦そのものを研究する「軍学」も誕生しました。
本展では、弓術・馬術・鎗術・剣術・炮術・鷹狩など、多彩な武芸を一堂に紹介し、尾張徳川家に伝えられた武家文化の奥深さをご覧いただきます。




長篠合戦図屛風 六曲一隻(部分) 江戸時代 18~19世紀 徳川美術館蔵(前期:7/25 ~8/25)

調馬図屛風 六曲一双のうち左隻(部分) 江戸時代 17世紀 岡谷家寄贈 徳川美術館蔵(後期:8/26~9/27)


金土俵空穂 桃山~江戸時代 16~17世紀 朝岡平兵衛重政所用 徳川美術館蔵

大太刀 銘 永則(以下37文字略) 室町時代  14世紀 /朱塗叩塗大太刀拵(大太刀 銘 永則 附属 江戸時代17世紀 柳生利厳(尾張柳生家初代)所持 徳川美術館蔵

見どころ2. 尾張徳川家に伝わる武芸の世界
戦国時代に発展した各種の武芸は、江戸時代の武家社会の中で発展を遂げ、尾張徳川家においても多くの家臣が鍛錬に励みました。家臣たちの鍛錬の成果は当主上覧の場で披露され、優れた技量の持ち主には褒美が与えられ、個人のみならず家の名誉として後世に伝えられました。
技を磨き、成果を披露し、称えられる――。武士たちの武芸上覧は、現代のスポーツ大会にも重なる「サムライの晴れ舞台」でした。

千代田之御表 御射場始 楊洲周延画 明治30年(1897)徳川美術館蔵

千代田之御表 小金原牧狩 楊洲周延画 明治30年(1897)徳川美術館蔵 ※パネル展示


千代田之御表 武術上覧 楊洲周延画 明治30年(1897)徳川美術館蔵 ※パネル展示

千代田之御表 流鏑馬上覧 楊洲周延画 明治30年(1897)徳川美術館蔵 ※パネル展示


見どころ3.「鷹狩」は武士のトレーニングだった

徳川家康も好んだ鷹狩は、単なる娯楽ではなく、体力や判断力を養う軍事訓練でもありました。
江戸時代には将軍や限られた大名だけに許された格式高い武芸となり、鷹や獲物は重要な贈答品としても扱われました。
近年注目が高まっている鷹狩の、武芸としての側面をご紹介します。

鷹狩図屛風 右隻(部分) 江戸時代 18世紀 斉藤芳克氏寄贈 徳川美術館蔵

鷹狩道具 27点の内 徳川慶勝(尾張家14代)所用 江戸時代 18~19世紀 徳川美術館蔵



徳川美術館
〒461-0023 名古屋市東区徳川町1017
電 話:052-935-6262(月曜日を除く10:00~17:00)

■アクセス
・JR中央本線「大曽根」駅下車、南口より徒歩8分
・市バス・名鉄バス 基幹2系統「徳川園新出来」下車、徒歩3分
・名古屋観光ルートバスメーグル「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」下車すぐ
・美術館南側に無料駐車場17台あり

■開館時間と休館日
10:00~17:00(最終入館16:30)
月曜日は休館(祝日の場合は直後の平日)

■公式ホームページ
https://www.tokugawa-art-museum.jp/
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