京都・舞鶴に、「舞鶴の暮らしと味を、そっと纏う。」一棟貸し宿&食堂カフェ『纏(matoi)』を開業
ライフスタイルデザインの領域で、ブランディング、空間設計、商業開発、飲食店・宿泊施設運営を行う株式会社ANCR(本社:東京都渋谷区)と、京都府舞鶴市を拠点に不動産事業を展開するアイシンクス不動産有限会社(本社:京都府舞鶴市)による共同出資会社・株式会社Mashup(本社:京都府舞鶴市)は、京都府舞鶴市内でかつて履物屋として営業をしていた2階建長屋の建物にて、一棟貸し宿と食堂・甘味処を併設した複合施設「纏(matoi)」を2026年8月1日に開業いたします。

▶︎所在地:〒625-0036 京都府舞鶴市浜767-8
纏は、単なる宿泊施設として観光側面での舞鶴を楽しむだけでなく、この街で暮らす人々の日常や営みに触れることができる滞在拠点です。
近年、多くの宿泊施設や観光施設が整備される一方で、旅先で地域の日常に触れる機会は少なくなりつつあります。私たちは、旅人だけでなく、地域に暮らす人にも、この街の魅力を再発見してほしいと考えています。そこで、当プロジェクトを推進するにあたって、名所や観光資源だけではなく、その土地に暮らす人々の時間や風景に触れることが大切だと考えました。
纏が目指すのは、観光と生活のあいだにある場所です。
宿泊者は朝、舞鶴の食材を使った定食を味わい、商店街を歩き、港町の空気を感じながら過ごすことができます。
また、建物手前の食堂・甘味処は地域住民も利用できる場として開かれ、旅人と地域の人々が自然に同じ空間を共有します。
この街に流れる穏やかな時間や人との距離感を、そっと纏うことのできる場所として、舞鶴に新たな滞在体験を提案します。
開業の背景

西舞鶴の海の街並み

赤れんが倉庫
京都府北部に位置する港町・舞鶴。
海上自衛隊の基地や赤れんが倉庫群で知られる一方、この街には今も暮らしの風景が色濃く残っています。
市場に並ぶ魚介、季節ごとに変わる食卓、商店街で交わされる何気ない会話。
観光ガイドには載らない日常こそが、この街の魅力ではないか。
私たちはそう考え、このプロジェクトをスタートしました。
纏は、単に宿泊機能のみを提供する施設ではありません。
旅人が地域の日常に触れ、地域の人々が普段使いできる食堂やカフェを通じて、ゆるやかな交流が生まれる場所を目指しています。
近年の観光は「どこへ行くか」だけでなく、「どのような時間を過ごすか」が重視されるようになっています。
私たちは舞鶴という土地で、暮らしの延長のように過ごせる滞在をつくりたいと考えました。
旅先でありながら暮らしの延長のように過ごせること。
地域の人にとっても日常の居場所であり続けること。
纏は、そんな新しい地域滞在の形を提案するプロジェクトです。
建物の機能

プロジェクト当初のパースイメージ
建物手前
食堂地元食材を使った和定食。季節ごとに変わる小鉢を自由に選べるスタイル。
甘味処
舞鶴茶とともに味わう、季節の甘味や手づくりスイーツを提供。

季節の舞鶴で獲れた魚を使ったばらチラシ

煎茶蜜をかける季節のフルーツを使ったあんみつ

舞鶴茶を使ったドリンク

選べる小鉢
建物奥
一棟貸し宿一日一組限定。舞鶴で暮らすような滞在を体験できる。

客室のシンボルである照明

タイル貼りの浴槽

浴室からは坪庭を眺められる
纏というブランドについて

Photo by :藤田 真奈(写真左/中央)・南 湧太(写真右)
「纏(まとい)」という名前には、この街の風景や人、食、文化を身に纏うように体験することで、舞鶴という街をもっと好きになってもらいたい、という想いが込められています。
纏が大切にしているのは、宿泊や食事をきっかけに、舞鶴という土地の空気や時間、人との距離感まで味わえる滞在です。
この場所で過ごした時間や出会いが、その土地の記憶として心に残り、また訪れたいと思えるきっかけになればと考えています。
旅先では、名所を巡る時間と同じくらい、その土地の日常にふと触れた瞬間が心に残ることがあります。
朝の静かな商店街。
港から吹く潮風。
地元の食材を使った食事。
店先で交わされる何気ない会話。
そうした日々の風景の積み重ねこそが、舞鶴という街ならではの魅力だと私たちは感じています。
纏では、その魅力を滞在の中で自然に感じられるよう、空間や食、過ごし方を一つひとつ丁寧に考えました。
空間デザインには、舞鶴の風景を形づくる「山・海・陽」の要素を取り入れ、それぞれを色彩や素材へと落とし込んでいます。
山を思わせる深みのある緑。
海を映した穏やかな藍色。
赤れんがの街並みや夕景を感じさせる温かな色彩。
それらは舞鶴の景色をそのまま再現するのではなく、この土地で過ごした時間や感覚を、ふとした瞬間に思い出していただけるような存在でありたいと考えています。
私たちは、デザインを空間を美しく整えるためのものではなく、その土地の空気や時間を心地よく感じられる体験を育てるものだと捉えています。
器や家具、照明、素材、グラフィックに至るまで、一つひとつを丁寧に選び、舞鶴の穏やかな時間が空間全体にやわらかく溶け込むよう設計しました。
建物手前には、宿泊者だけでなく地域の方も利用できる食堂・カフェがあります。
旅人と地域の人が同じ空間で自然に時間を過ごし、それぞれの日常がゆるやかに交わることも、この場所の大切な風景の一つです。
舞鶴で過ごす時間や、人との出会い、その土地の空気をそっと身に纏うような滞在。
纏は、訪れた方の記憶の中で、舞鶴という街を思い出すきっかけとなる場所を目指しています。
纏のシンボル

ロゴマークは、「纏」という言葉が持つ"包み込む"という概念を、一枚の布に見立ててデザインしています。
シンボルのモチーフとなっているのは、「纏」の頭文字であり、「舞鶴」の頭文字でもある"M"。
布が風を受けてたおやかに揺れるような柔らかなフォルムとすることで、この街に流れる穏やかな時間や、人と人とのつながりを表現しました。
また、そのシルエットは、見る人によっては舞鶴の「海」の波や「山」の稜線にも見えるよう、抽象的な造形としています。
一つの意味を押し付けるのではなく、それぞれの記憶や体験によって異なる景色を思い浮かべることができるのも、このロゴが大切にしている考え方の一つです。
舞鶴の風景や人、食、文化をそっと纏い、その体験を持ち帰る。
そんなブランドの思想を象徴するシンボルとして、このロゴをデザインしました。
纏のみらい
纏では今後、地域の生産者や作家との企画展、季節の食イベント、ものづくり体験などを通して、宿泊施設・飲食店という枠を超えた地域の交流拠点を目指します。
また、舞鶴で受け継がれてきた文化や食、風景を次世代へつなぐ活動にも継続的に取り組み、訪れる人と地域の人がゆるやかにつながる場所を育てていきます。
今後のスケジュール

7月17日に行われたレセプションの様子

開業に先立ち、2026年7月17日(金)にはメディア・関係者向けレセプションを行いました。7月25日(土)には地域住民・関係者向けレセプションを開催いたします。
また、7月26日(日)には舞鶴市で開催される「みなと舞鶴ちゃった花火大会」に合わせた特別営業を実施し、地域の皆さまや来街者に向けて「纏」の空間や食をお楽しみいただく機会を設けます。
そして7月30日(木)31日(金)にはプレオープン、2026年8月1日(土)にはグランドオープンを迎えます。
オープン後も、地域の生産者や作家との企画、季節ごとのイベントなどを通じて、旅人と地域の人々がゆるやかにつながる場を育ててまいります。
◼️ 各社代表コメント
アイシンクス不動産 代表取締役 名取貴春
私は平成17年に三条商店街で不動産会社を創業し、商店街の皆様をはじめ、お客様や地域の方々、行政・金融機関など、多くのご縁に支えられて歩んでまいりました。人口減少や空き家・空き店舗の増加という課題に向き合う中、「不動産業だからこそ地域の未来をつくれる」という想いでまちづくりにも取り組んできました。丹後ガスビルのリニューアルをきっかけに出会ったANCRの福島さんたちのデザインには、地域の魅力を新たな価値へと変える力があると感じ、「纏」を一緒につくりたいと強く思いました。そして何より、これまで地域のために取り組んできた私たちの歩みや人とのつながりを理解し、「ぜひ挑戦しましょう」と背中を押してくれたスタッフの存在が、このプロジェクトを実現する大きな力になりました。舞鶴・浜の日常や文化を未来へつなぎ、訪れる人にも暮らす人にも愛され、若い世代がこの街に誇りを持てる場所を、皆様とともに育ててまいります。
株式会社ANCR 代表取締役 福島颯人
数年前、丹後瓦斯の旧本社ビルを改装するプロジェクトで舞鶴の地に立たせていただいたことが、すべての始まりでした。そこで生まれたご縁から、アイシンクス不動産の名取社長にお声がけいただき、今回のホテル立ち上げへ。宿泊という時間を通して、暮らしのすべてをプロデュースしたい――それは、ANCRを創業した時からずっと抱いてきた願いでした。その土地の空気や恵みを纏うように、空間にも、食卓にのぼる一皿にも、地元の食材と想いを込めています。この舞鶴での挑戦を第一歩に、これからも各地の作り手や事業者の方々と手を取り合いながら、その土地に根ざした場所を、日本各地へ、そしていつか海外へも届けていきたいと思っています。
宿泊予約について
予約受付方法ご予約を下記サイトにて受付しております。
https://matoi.booking.chillnn.com
(公式サイトは7月25日以降公開予定:http://matoi-hotel.jp/ )
ご予約に関するお問い合わせは下記メールアドレスまでお送りください。
担当:飯田 初実
e-mail:[email protected]
施設概要
名称:纏(matoi)
住所:京都府舞鶴市浜767−8
開業:2025年8月1日
延べ床面積:90.93m²
アクセス
東舞鶴駅より徒歩7分
宿泊料金(税込)
¥35,000~
※時期によって変動いたします
宿泊定員
4名(クイーンベッド×2台)
お食事
ご予約時に朝食付きプランをお選びいただけます
※夕食につきましては近隣の店舗様をご紹介させていただいております
食堂・甘味処
どの時間帯でも、カフェや定食をお楽しみいただけます。舞鶴近海で水揚げされた魚や京都北部の野菜を使った主菜に、お好みで選べる小鉢を組み合わせた定食をご用意しています。また、舞鶴産のお茶を使ったドリンクや、季節の果物を使った甘味もお楽しみいただけます。
Instagram:@matoi_maizuru
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