まもなく開幕!第19回日本スカウトジャンボリー「見どころ19選」

第19回日本スカウトジャンボリー
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟は、2026年8月4日(火)から10日(月)まで、広島県神石高原町で「第19回日本スカウトジャンボリー」を開催します。
全国47都道府県と海外7か国・地域から、参加者・スタッフ約8,000人が集まり、6泊7日にわたるキャンプ生活を送ります。大会のテーマは、「挑戦 ~神石から未来への一歩~」。豊かな自然に囲まれた神石高原で、仲間と協力しながら生活し、さまざまな活動や交流に挑戦します。
国内外の参加者が一つの会場に集う日本スカウトジャンボリーは、2018年以来8年ぶりです。第19回大会の開幕を前に、プログラム、日々のキャンプ生活、開催地域とのつながり、全国・海外の仲間との交流を含めた「見どころ19選」をご紹介します。
全国・海外から神石高原町へ
1.8年ぶりに、国内外の参加者が一堂に
2022年の前回大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、全国各地での分散開催となりました。全国規模の会場に国内外の参加者が集まる日本スカウトジャンボリーは、2018年以来8年ぶりです。
今回は、北海道から沖縄までの47都道府県に加え、オーストラリア、カナダ、台湾、イタリア、韓国、イギリス、アメリカから参加者が集まります。地域や言葉、文化の違いを越え、同じ会場でキャンプ生活を送ること自体が、参加者にとって大きな学びと挑戦になります。
2.人口約7,500人の町に、約8,000人が滞在
開催地・神石高原町の人口を上回る規模の参加者・スタッフが、町内に6泊7日にわたって滞在します。国内最大級の青少年キャンプ大会であると同時に、開催地域にとっても大規模な受け入れとなります。
会場運営やプログラムだけでなく、食材、薪、交通、施設、地域交流など、大会は多くの地域住民、団体、学校、事業者、行政機関の協力によって支えられます。約8,000人のキャンプ大会と地域社会がどのようにつながり、ともに大会をつくるのかも、今回の重要な見どころです。
3.何もない芝生から、約160のキャンプサイトをつくる
大会初日、参加者は指定された区画にテントを張り、炊事、食事、荷物の保管などに必要な場所を整えます。あらかじめ完成した宿泊施設を利用するのではなく、テントやロープ、炊事用具などを使い、これから6泊7日を過ごす生活拠点を仲間と一からつくり上げます。
会場には約160のキャンプサイトが設けられます。何もない芝生の上にテントが並び、参加者の手によって、約8,000人が生活する一つの大きなキャンプの「町」が生まれていく様子は、開幕初日ならではの見どころです。
自分たちの力で暮らす6泊7日
4.地域の間伐材で火を起こし、毎日の食事を自分たちでつくる
参加者は、班の仲間と役割を分担し、大会期間中の食事を自分たちで調理します。献立や食材を確認し、薪に火をつけ、ご飯を炊き、おかずを調理し、食後の片付けまでを行います。
炊事用の燃料には、開催地域の間伐材を活用した薪を使用します。天候や薪の状態によって火のつき方も変わるなか、仲間と声を掛け合い、火加減や調理の進み具合を確認しながら食事を完成させます。プログラムの時間だけでなく、日々の炊事や生活そのものが、ジャンボリーにおける大切な活動です。
5.芝生、水、排水、通信に配慮する「ローインパクト」なキャンプ
会場の一部は、普段ゴルフ場として使われている芝生です。炊事では地面に直接火を起こさず、焚き火台、耐火シート、ベニヤ板などを組み合わせ、火や熱が芝生へ伝わらないようにします。燃え残りや灰も回収し、会場に負担を残さないよう管理します。
食器の汚れをあらかじめ拭き取ってから洗うなど、限りある水を大切に使い、生活排水もキャンプサイトごとに貯めて汚水槽まで運びます。スマートフォンの利用集中による地域の通信環境への負荷にも配慮し、自然や仲間と向き合う時間を大切にします。約8,000人が生活するからこそ、一人ひとりが地域と環境への影響を考える「ローインパクト」な大会運営に取り組みます。
6.ワッペンやネッカチーフの交換から始まる友情
参加者は、他県や海外の仲間との交流を楽しみに、自分の都道府県、所属団、大会などのワッペンやネッカチーフ、地域にちなんだ交換品を持参します。
交換は、単に品物を受け渡すだけではありません。「どこから来たのか」「普段はどのような活動をしているのか」と会話を交わし、互いの地域や文化を知るきっかけになります。プログラムの待ち時間や食事の前後など、会場の各所で自然に交流が始まり、交換したワッペンが増えるほど、新たに出会った仲間との思い出も積み重なります。全国・海外の仲間と友情を結ぶ、ジャンボリーならではの醍醐味です。
会場内で広がる「挑戦」
7.6つのエリアで、多彩なプログラムを同時展開
8月5日・6日・8日・9日の4日間は、会場内の6つのエリアで、午前・午後それぞれ多彩なプログラムを実施します。競技、チャレンジ、知的・体験、人権・平和、環境・防災など、身体を動かす活動から社会課題を考える活動まで、幅広い体験を展開します。
丸太とロープを使って大型のブランコやメリーゴーラウンド、一本橋などを組み上げる活動では、日頃身につけてきた結索や工作の技能を実践します。完成品だけでなく、班の仲間と相談し、役割を分担し、試行錯誤しながら形にしていく過程も見どころです。
8.火おこし・班旗立て・手旗で「日本一」に挑戦
大会では、ボーイスカウトらしい技能を競う「ジャンボリー日本一プログラム」を実施します。種目は、薪に火をつけて麻ひもを焼き切る「火おこし」、竹や木材とロープを使って班旗をできる限り高く掲げる「班旗立て」、手旗信号で文章を正確に伝える「手旗」の3競技です。
単純な速さや高さだけでなく、正確な技能、役割分担、安全への配慮、仲間とのチームワークが求められます。4日間を通じた記録を集計し、小学校6年生から中学生年代、高校生年代の各部門で上位チームを決定。閉会式では、全国の仲間からボーイスカウト特有の祝いの言葉「弥栄(いやさか)」でエールが送られます。
9.災害救助、医療、人権、平和を「体験」から学ぶ
会場内では、陸上自衛隊の災害派遣装備を使ったレスキュー体験、傷病者の処置の優先順位を考えるトリアージ、被災地に設置する仮設診療所の体験などを行います。
さらに、難民、子どもの権利、戦争と平和、多様性、環境問題などを扱うワークショップも実施します。知識を一方的に教わるのではなく、ゲーム、疑似体験、対話や共同作業を通して、社会で起きている問題を自分と結びつけ、「自分たちに何ができるのか」を考えるプログラムです。
10.日本のアマチュア無線100周年、100局との交信に挑戦
2026年は、日本でアマチュア無線が始まって100周年にあたります。大会会場には、第19回日本スカウトジャンボリーのためのアマチュア無線体験局・特設局を設け、参加者が実際に無線機を使った通信を体験します。
8月5日には、無線通信機器メーカーのアイコム株式会社と共同で、無線局100局と「平和のメッセージ」を交信する企画に挑戦します。スマートフォンやインターネットとは異なる無線通信を通して、遠く離れた相手と声をつなぐ面白さ、通信技術の歴史、災害時にも役立つ無線の可能性を学びます。
11.植樹を通して、開催地に未来の森林を残す
大会期間中、参加者は神石高原町から提供された植樹プログラムに参加します。日頃の生活では経験する機会が少ない植樹に、自分たちの手で取り組み、森林が地域や地球環境の中で果たす役割について考えます。
大会では、地域の間伐材を炊事用の薪として利用する一方、新たな木を植え、次の世代へ森林をつないでいきます。開催地の自然を利用して活動するだけでなく、地域に未来へ続くものを残す、環境保全と地域貢献の取り組みです。
地域そのものを学びの舞台に
12.中国・瀬戸内地域へ飛び出す「地域プログラム」
参加者は大会会場を離れ、神石高原町、しまなみ海道、帝釈峡、江の川、奥出雲、尾道、福山、笠岡など、中国・瀬戸内地域の各地を訪れます。
ハイキング、カヌー、サイクリング、自然観察、ものづくり、地域産業の見学などを通して、自然、歴史、文化、産業、防災や地域課題について学びます。単なる観光や施設見学ではなく、地域の方から直接話を聞き、現地で見て、聞いて、体験したことを仲間と振り返り、自分たちの暮らす地域や未来へ学びをつなげます。
13.高校生年代は、訪問先や行程も自分たちで計画
高校生年代のベンチャースカウトは、用意されたコースをたどるだけではありません。大会本部から示されたテーマや条件をもとに、班ごとに目的、訪問先、移動方法、行程、安全対策などを検討し、事前にプロジェクト計画書を作成します。
中国地方最高峰の大山登山、しまなみ海道のサイクリング、尾道での地域調査など、自ら立てた計画を現地で実行します。天候や体調、交通状況などによって予定どおりに進まない場面でも、班の仲間と相談し、自分たちで状況を判断して行動することが、高校生年代の「挑戦」です。
14.地域の子どもから大人まで、町ぐるみで大会に参加
開会前日には、油木高校で育てられた540株の苗を植えた180鉢のプランターが、町内の小・中学生が間伐材で製作した木製ケースとともに会場へ運び込まれます。商工会女性部、女性会、神石郡森林組合、小・中学生、高校生など、多世代が協力して花で参加者を迎える「華エール from 神石高原町」です。
大会期間中には、町内の高校1年生も大会運営ボランティアとして、会場内プログラムの受付や参加者の誘導に加わります。大会を外から応援するだけでなく、地域の若者自身が、全国・海外から集まる約8,000人の大会を支える一員となります。
平和・信仰・交流を未来へつなぐ
15.全国・海外から託された折り鶴を、代表スカウトが広島へ
各都道府県と海外派遣隊のスカウトが平和への祈りを込めて作った折り鶴を、代表スカウトが広島市へ届けます。8月5日には、原爆ドームや平和記念公園を訪れ、「原爆の子の像」に折り鶴を奉納します。
代表者個人の祈りだけではなく、それぞれの地域で待つ仲間の思いを託されて広島へ向かう取り組みです。翌6日には平和記念式典へ参列。広島で見て、感じ、考えたことを大会会場の仲間へ伝え、帰郷後も所属する地域や隊で学びを共有します。
16.16教宗派が参加する「信仰奨励の日」
ボーイスカウトでは、教育の一環として、一人ひとりがいずれかの宗教への信仰を持つことを奨励しています。8月7日を「信仰奨励の日」とし、神道、仏教、キリスト教、金光教、世界救世教、天理教の計16教宗派が、会場内の各所で集いや宗教儀礼を行います。
大会期間中には各教宗派のパビリオンも設け、自らの信仰に向き合うだけでなく、普段触れる機会の少ない宗教について話を聞くことができます。異なる信仰の共通点や違いを知り、互いの信仰や価値観を尊重することを学ぶ、ジャンボリーならではの取り組みです。
17.参加者自身が、大会のステージに立つ
開会式、ジャンボリー大集会、閉会式では、参加者が用意された演目を見るだけでなく、全国から集まったスカウト自身がステージに立ちます。歌、ダンス、楽器演奏、けん玉、バトントワリング、スピーチ、地域の踊りなど、それぞれの技能や地域文化を生かしたパフォーマンスを披露します。
出演者も、大会期間中はほかの参加者と同じようにテントで生活し、会場内・地域プログラムへ参加するスカウトです。仲間と練習してきた成果や、自分の得意なことを全国・海外の参加者の前で発表し、参加者自身の手で大会をつくり、盛り上げる姿が見どころです。
18.神石高原町・ティアガルテン・日本連盟が連携、大会後も続く地域づくりへ
広島県神石高原町、株式会社神石高原ティアガルテン、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟は、第19回日本スカウトジャンボリーを基軸として、地域活性化等に取り組む三者連携協定を結んでいます。協定では、地域資源の活用、国際交流と海外への情報発信、地域交流、観光振興、次世代を担う青少年の育成、持続可能な地域づくりを連携分野としています。
本大会では、神石高原町や中国・瀬戸内地域を舞台とする地域プログラム、開催地域の間伐材を使った炊事、植樹体験、町内の子どもたちや高校生、地域団体による大会への参加など、地域と結びついた取り組みを展開します。全国・海外から約8,000人が集まる機会を一過性のイベントで終わらせず、大会を通して生まれた交流や学びを、今後の青少年育成と持続可能な地域づくりへつなげていきます。
19.悠仁親王殿下が大会へ御臨席
悠仁親王殿下におかれましては、第19回日本スカウトジャンボリーに御臨席、併せて地方事情御視察のため、2026年8月7日(金)から8日(土)まで広島県へお成りになる予定です。
全国・海外の青少年が自然の中でキャンプ生活を送り、仲間と協力してさまざまな活動に挑戦する姿をご覧いただく、今大会を象徴する機会となります。
この事業は、2026年度 日本万国博覧会記念基金の助成を受けて実施いたします。

2026年度日本万国博覧会記念基金
<この件に関するお問い合わせ>
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 事務局 広報担当
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