創業1575年の「二軒茶屋餅」、伊勢神宮内宮前「おはらい町」に出店
有限会社二軒茶屋餅角屋本店(本社:三重県伊勢市、代表取締役社長:鈴木成宗)は、2026年8月6日(木)、伊勢神宮内宮の門前町「おはらい町」(伊勢市宇治浦田一丁目132)に、伊勢名物「二軒茶屋餅」を販売する「二軒茶屋餅 内宮前店」を開業します。天正年間(1575年)の創業と伝わる当店が、内宮の門前に自社で常設の店舗を構えるのは約450年の歴史で初めてです。
■参宮とともに育った「餅街道」の食文化
江戸時代、お伊勢参りの旅人は餅を好みました。手早く食べられて、腹持ちが良い。桑名から伊勢に至る参宮街道が「餅街道」とも呼ばれるゆえんです(※1、※2)。二軒茶屋餅は、伊勢中心部を流れる勢田川の船着き場「二軒茶屋」で、伊勢湾を船で渡る「舟参宮」の旅人を迎えた茶屋を起源とし、餅街道の名物餅の一つに数えられてきました(※2)。その餅街道の食文化は、当たり前に続くものではなくなりつつあります。農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」は、後継者問題により継承が危ぶまれる、あるいはすでに消滅した街道餅があることを指摘しています(※1)。名物餅が参拝客の目に触れ、その場で味わえる場所が増えること。それが伊勢の餅文化の継承と発信につながると、当店は考えています。

伊勢湾を渡ってきた船は「どんどこさん」と呼ばれた

船参宮の旅人を迎えた勢田川の船着き場「二軒茶屋」
■参拝客が増えるなか、内宮前に売り場がなかった
内宮の門前町おはらい町は、参宮街道を歩いてきた旅人を迎え続けてきた町です。神宮司庁の資料によると、2025年(令和7年)の内宮・外宮の年間参拝者数は計772万5,414人。前年から2.4%増えました(※3)。そのにぎわいの中に、「二軒茶屋餅」の売り場はありませんでした。現在、常時購入できるのは本店(伊勢市神久)など市内5カ所(本店、イオン伊勢店、伊勢ララパーク店、近鉄宇治山田駅ファミリーマート、ISEKADO外宮前店) にとどまります。
新店舗の開業により、当店は旅人を餅で迎えるという創業以来の商いを、参宮のにぎわいの中心でも続けていきます。
■時間とともに硬くなる「生餅」だからこそ、参拝の道すがら
二軒茶屋餅は、こし餡を薄い餅皮で包み、きな粉をまぶした素朴な餅です。もち米を水にひたし、蒸し、臼で充分についた昔ながらの生餅は、なめらかで柔らかな歯ごたえが特長です。ただし、生餅は時間を置くと硬くなります。遠方への持ち帰りには向きません。だからこそ、参拝の行き帰りに立ち寄り、その日のうちに味わっていただきたい餅です。新店舗では、お土産用(10個箱入り1,100円、5個パック580円、3個パック330円)の他、イートイン(一盆お茶付き 400円)をご用意します。
毎月25日には、黒砂糖を使った「黒あん二軒茶屋餅」を数量限定で販売する本店の恒例企画「黒あんの日」を、内宮前店でも実施します。(10個箱入り1,100円、3個パック330円)

お土産用5個パック

イートイン(一盆お茶付き)
■ 代表コメント
「二軒茶屋」は、かつて舟参宮で栄えた歴史ある土地です。伊勢参りに訪れる人々が船で川を渡り、茶屋で一息ついてから神宮へと向かった、参宮文化の玄関口でした。しかし時代と共に交通手段も変わり、現在まで暖簾を守り続けているのは当店のみとなりました。名物「二軒茶屋餅」も、伊勢の地では長く愛されながらも、県外では知る人ぞ知る存在となっておりました。昨年、創業450年という大きな節目を迎え、次の時代に向けた新たな一歩を考えていた折、ご縁をいただき、伊勢神宮内宮のほど近くに店を構えることとなりました。内宮の近くで多くのお客様に二軒茶屋餅をお届けしたいという想いは、これまで長らく抱いておりましたが、なかなか実現には至りませんでした。今回、その想いをようやく形にできますことを、大変嬉しく思っております。
新店舗でも、本店と変わらぬ温かい接客でお客様をお迎えしたいと思っております。一人ひとりのお客様との出会いを大切に、二軒茶屋餅とともに旅の疲れを癒していただければ幸いです。」
(有限会社二軒茶屋餅角屋本店 専務 鈴木千賀)
■ 今後の展望
おはらい町は多くの飲食店・土産物店が立ち並び、お酒・おつまみ・デザートなど、食べ歩きを楽しめる観光地です。そこで、当店も内宮前店の限定商品として、食べ歩きで召し上がっていただけるよう、1個単位でのお餅の販売を予定しております。【店舗概要】
- 店舗名:二軒茶屋餅 内宮前店- 開業日:2026年8月6日(木)
- 所在地:〒516-0026 伊勢市宇治浦田一丁目132
- 営業時間:9時半~17時(売り切れ次第終了)
- 取扱商品:お土産(10個箱入り1,100円、5個パック580円、3個パック330円)、イートイン(一盆お茶付き400円)、黒あんの日(毎月25日):お土産(10個箱入り1,100円、3個パック330円)
【会社概要】
- 会社名:有限会社二軒茶屋餅角屋本店- 代表者:代表取締役社長 鈴木成宗
- 所在地:三重県伊勢市神久6丁目8番25号
- 創業:1575年(天正3年)
- 事業:餅菓子「二軒茶屋餅」(1575年~)、味噌・醤油醸造(1923年~)、クラフトビール「ISEKADO(伊勢角屋麦酒)」(1997年~)の3部門
- URL
▼二軒茶屋餅:https://nikenjayamochi.jp
▼ISEKADO:https://www.isekado.jp
【出典】
※1農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」三重県・街道餅※2公益社団法人三重県観光連盟「観光三重」特集「三重県は伊勢神宮参拝者が食した名物餅がたくさん!『餅街道』のおすすめの名物餅をご紹介」(2025年10月24日掲載)
※3伊勢市「月例参拝者数」令和7年(資料提供:神宮司庁)。内宮5,057,302人・外宮2,668,112人、合計7,725,414人(前年比102.4%)
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