【静岡県最大級の古墳があったまち・磐田】堂山古墳発掘から70年の節目に、巨大古墳の歴史をたどる夏の企画展を開催

磐田市では、堂山古墳や兜塚(かぶとづか)古墳などから出土した埴輪や鉄製品、馬具などを展示する企画展を開催中です。併せて、甑塚(こしきづか)古墳の出土須恵器126点を期間限定で特別公開しています。

【静岡県最大級の古墳があったまち・磐田】堂山古墳発掘から70年の節目に、巨大古墳の歴史をたどる夏の企画展を開催


今年は、静岡県最大級の前方後円墳「堂山古墳」の発掘から70年の節目にあたります。約1,600年前、現在の磐田市には遠江(とおとうみ)地域を代表する有力者が存在し、その権威を象徴する巨大古墳が築かれていました。

磐田市立中央図書館では、堂山古墳や兜塚古墳、二子塚古墳などから出土した埴輪や鉄製品、馬具などを展示する企画展「イワタの巨大古墳~兜塚から堂山へ~」を開催中。
また関連企画として、図書館すぐ東側の埋蔵文化財センターで、文化財課が整理を進めている甑塚古墳の出土須恵器126点を期間限定で特別公開しています。

見どころ1. 約1,600年前の「遠江の王」の姿に迫る。県指定文化財100点を一堂に展示



貴人に差しかける傘「蓋(きぬがさ)」を模した埴輪

身を守る防具を表現した短甲形埴輪

鶏を模した埴輪

堂山古墳は、古墳時代中期に築かれた静岡県最大級の前方後円墳です。
今回の企画展では、県指定文化財である堂山古墳出土遺物の中から選りすぐりの約100点を展示します。短甲(よろい)や盾、貴人に差しかける傘をかたどった大型形象埴輪、県内でも最多級の種類と数量を誇る鉄製武器や農工具など、多彩な資料が並びます。

見どころ2. 堂山古墳出現前後の磐田を紐解く出土品


右が兜塚古墳出土品、左が複製の銅鏡。出土品は錆に覆われ青緑だが、鋳造直後は光沢で光り輝いていた

馬をひく人物埴輪と馬形埴輪(二子塚古墳出土)

近年の調査により東海地方最大級の円墳であることが判明した兜塚古墳からは、大型銅鏡が出土しています。この銅鏡は現在の近畿地方を中心とするヤマト政権より手に入れたものと考えられ、当時の磐田の豪族とヤマト王権とのつながりを示しています。

また、二子塚古墳からは飾り馬と馬曳きの埴輪、犬や人物の埴輪などの形象埴輪が多数出土しています。様々な形象埴輪を組み合わせて並べることで被葬者の生前の生活を表現するようになったと考えられています。

見どころ3. 東海地方屈指の出土量。甑塚古墳の須恵器126点を期間限定で特別公開


須恵器は5つの時期に分けられる。1人目の埋葬から約100年で最低4人の追葬が行われたことが分かる。一つの古墳でこれほど長期間にわたって追葬が続いた様子がわかる事例は極めて珍しい

企画展にあわせ、甑塚古墳の横穴式石室から出土した須恵器126点を特別公開しています。
甑塚古墳は、6世紀初め頃に築かれた円墳で、静岡県内で初めて横穴式石室が採用された古墳です。石室内には市内唯一の石棺が設けられ、鏡や甲冑、金銅装馬具、埴輪など数多くの副葬品が見つかっており、当時の静岡県西部を代表する首長の墓と考えられています。

この夏、"遠江の王"が眠るまちを知る

約1,600年前、巨大古墳が築かれるほどの政治・文化の中心地だった磐田。
この夏の企画展では、最新の研究成果とともに、古墳時代の磐田の姿を身近に感じることができます。古墳時代に思いを馳せてみませんか?
企画展「イワタの巨大古墳 ~兜塚から堂山へ~」

特別公開「甑塚古墳の須恵器」

スタンプラリーも開催中!
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※「静岡県最大級の前方後円墳(堂山古墳)」・「東海地方最大級の円墳(兜塚古墳)」「東海地方屈指の出土量(甑塚古墳)」については磐田市調べ(令和8年7月30日時点)

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