物流倉庫の閑散期をアートスペースに。京都・山科倉庫ギャラリー「余白 -YOHAKU-」2026年9月5日開館

京都府教科図書販売株式会社(京都市中京区、代表:新井慎平)は、物流倉庫の閑散期を活用した
アートプロジェクト「山科倉庫ギャラリー『余白 -YOHAKU-』」を、2026年9月5日(土)に京都市山科区で開館いたします。開館を飾るオープニングエキシビションとして、アーティスト・ヒロ杉山氏のキュレーションによる5名のグループ展「In the Margin」(会期:9月5日~10月18日)を開催いたします。
●公式サイトはこちら:https://kyoto-yohaku.com/
●公式Instagramはこちら:https://www.instagram.com/kyoto.yohaku/
山科倉庫ギャラリー「余白」について

山科は、京都駅から電車でわずか5分とアクセスの良さを持ちながら、一歩足を踏み入れれば
豊かな自然と静かな住宅街が広がる、等身大の「暮らし」が紡がれている街です。
この街に佇む築60年のビンテージビルを、京都の学校へ教科書を届ける物流拠点へと改装しました。
山科倉庫ギャラリー「余白」は、その拠点の一角を舞台としたプロジェクトです。
この倉庫では、冬から春の入学シーズンに向けて教科書の検品や出荷作業がピークを迎えます。
そして、その役割がひと息つく6月から11月までの約半年間、倉庫は静かな閑散期となります。
私たちは、この場所に毎年訪れる閑散期を、教育や地域へ貢献し、新たな創造を育むための「余白」と捉えました。教科書の物流が休まるこの期間、倉庫は期間限定のアートスペースへと姿を変え、感性を刺激する表現や、思いがけない出会いの場として開かれます。
知の物流と、感性の実験。
日常と非日常のふたつを行き来しながら、この「余白」から新しい視点を発信していきます。
空間デザインについて


連続したシャッターで囲われていた既存の1階外壁を撤去し、倉庫とギャラリーのための新たな外壁と開口部を設けました。倉庫として使いやすいワンルームに、白壁を加えることでギャラリーとしても
機能する空間としています。
展示風景を見通せる大きな窓は、街に新たな表情を与えると同時に、中からは、隣接する公園で遊ぶ子どもたちや、行き交う車など山科の日常をそのまま切り取ります。そうした内外の気配が感じられる場とすることで、ギャラリーと街、作品と暮らしのゆるやかなつながりを意図しています。
代表コメント
1950年の創業から76年、私たちは京都府の学校へ教科書を届けてまいりました。
知識を運び、学びを支えることが、私たちの仕事です。
私たちの日常である物流倉庫が、アートを介して実験的な表現の場へと変わります。その変化を通して、山科から新たな文化と学びの発展につながることを願っています。
京都府教科図書販売株式会社
代表取締役 新井慎平
「In the Margin」について

展覧会概要(山科倉庫ギャラリー「余白」オープニングエキシビション)
展覧会名 :In the Margin
会期 :2026年9月5日(土)~10月18日(日)
開館時間 :11:00~18:00
開館日 :木曜~日曜 ※月・火・水は休館日
入場料 :無料
会場 :山科倉庫ギャラリー「余白 -YOHAKU-」
キュレーション :ヒロ杉山
ディレクション :SUNNYES
参加作家 :ヒロ杉山、伊藤桂司、張霆、抜水摩耶、山崎由紀子(計5名)
オープニングレセプション :2026年9月4日(金)17:00~19:30
※参加作家4名来場予定
ステートメント
一枚の絵は、描かれた線や色だけで成り立っているのではなく、
その周囲に残された余白や、見る人それぞれの記憶や想像によって、初めて豊かな表情を持ち始める。
私たち5人は、京都芸術大学という同じ場所で出会った。
教授と卒業生という立場は異なるが、今はそれぞれが独自の表現を探求する一人の画家として、この場に集まっている。
教育と制作、過去と現在、抽象と具象、教えることと学ぶこと。
そのどちらか一方ではなく、その「あいだ」に広がる領域にこそ、新しい表現は生まれる。
展覧会タイトルである In the Margin は、「余白の中で」という意味を持つ。
ここでいう余白とは、単なる空白ではない。
異なる視点が交わり、新しい対話が始まり、まだ名前のないイメージが静かに立ち現れる場所である。
― ヒロ杉山
出展作家プロフィール
ヒロ 杉山/Hiro Sugiyama

80年代、90年代とアナログでの絵画制作を行ってきたヒロ杉山は、1997年アーティストユニット「エンライトメント」結成を機にデジタル作品の制作も開始する。
2000年に開催した個展「2-Delight」ではデジタルペインティングと称した作品を発表し世界的な注目を集める。2001年村上隆が企画・キュレーションした「スーパーフラット」展(LA, MOCA)に参加。F1レーサーのアイルトン・セナ、カレン・カーペンターの巨大なポートレイト作品を発表。
その後、ロンドン、ブロンクス、上海などのミュージアムでの展覧会等に数多く参加。2010年代に入り、ヒロ杉山は、アナログのペインティングの制作に再び精力的に取り組むようになる。2020年には、作品1600点を収録した作品集『Drawing leads to another dimension』を出版。
2021年に発表した有名絵画の色彩を排除しモチーフをシルエット化して描く「ブラックペイントシリーズ」が話題となり、2022年・2024年と「LurfMuseum」で大きな個展「Monochrome Colors」を開催。
Instagram:https://www.instagram.com/hiro_sugiyama_enlightenment
Web:http://elm-art.com/
伊藤 桂司/Keiji Ito

1958年、東京生まれ。主に広告、出版、音楽関係などの分野でグラフィックを手掛ける。
「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)、個展「TRANQUILO」(山梨 Gallery Trax)、「VERDE CÓSMICO」(馬喰町PARCEL)、“楽しくなってきた It’s Getting Fun!”(原宿 HARUKAITO by island)をはじめ数々の国内外展示に参加。
作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『NEW WORLD』(UFB)他。京都芸術大学・大学院教授。UFG代表。
Instagram:https://www.instagram.com/keijiitokeijiito/
Web:https://site-ufg.com/
張 霆(チョウ テイ)/Zhang Ting

中国生まれ。京都芸術大学大学院イラストレーション領域修了。
現在は東京を拠点に活動する。家族の病をきっかけに、微生物や抗生物質の乱用と身体への影響に関心を持ち、身体と精神の関係をテーマに制作を始める。微生物、遺伝物質、脳腸軸、感情や記憶の相互作用に着目し、医学イラストや解剖学図版を参照しながら独自の解釈で再構成し、身体、精神、記憶、経験のあいだにある不可視の関係性を描き出している。
主な受賞/掲載に、2023年「東京CAF賞」最終審査入選、2023年『美術の窓』5月号「新人大図鑑」掲載、2022年「東京装画賞」学生部門金賞。
Instagram:https://www.instagram.com/cyou.tei/
抜水 摩耶/Maya Nukumizu

アーティスト・画家。京都府生まれ。京都芸術大学大学院芸術表現専攻修了。
大学時代より田名網敬一に師事。2012年より東京に活動の拠点を移す。幼少期より多大な影響を受けた漫画カルチャーをバックボーンに、漫画の記号を介して世界に存在するあらゆる存在を主人公として捉え、情報の海で生まれるエラーや歪みを肯定的に描く。国内外で作品発表を重ねる傍ら、マカロニえんぴつ、私立恵比寿中学のCDジャケットアートワークを手がけるなど幅広く活動中。
近年の主な展覧会に、「STRANGE STRANGERS」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)2025、「AATM2026 サテライト展」(三菱一号館美術館 Espace 1894、東京)などがある。
Instagram:https://www.instagram.com/maya_nukumizu/
X:https://x.com/mayanukumizu
Web:http://www.mayanukumizu.com/
山崎 由紀子/Yukiko Yamasaki

1988年京都府出身。東京都在住。
デジタルネイティブとアナログ世代の間に生まれ、ガラケー、スマートフォン、ロースペックなPC、そしてMacBookとあらゆるデジタルガジェットの進化、それに伴う情報収集におけるスピードの変化を体感した世代の作家。
SNSやネット上で気になった画像を日々集め、デジタル上でコラージュし、それをペインティングに再編集するという手法で作品を発表している。ギャラリーでの展示の他、CDジャケット、アパレルコラボ、広告ビジュアルなどの作成も手がける。
Instagram:https://www.instagram.com/yukiko_yamasaki_yy/?hl=ja
施設概要
- 名称 :山科倉庫ギャラリー「余白 -YOHAKU-」
- 所在地 :〒607-8351 京都市山科区西野八幡田町9-1
- アクセス :JR・京都市営地下鉄・京阪「山科駅」より徒歩約17~19分 京都市営地下鉄東西線・京阪京津線「御陵駅」より徒歩約12分
- 開館期間 :毎年6月~11月の約半年間(初年度2026年は9月開業)
- 1F展示スペース:122.6平方メートル (37坪)
- 天井高さ :3,475mm
プロジェクトメンバー
- プロジェクトオーナー :京都府教科図書販売株式会社
- 企画・ディレクション :com Inc.
- インテリアデザイン :天水義敬建築事務所
- エキシビジョンディレクター:株式会社SUNNYES
- VIデザイン :we+
会社概要
京都府教科図書販売株式会社
- 所在地 :〒604-0902 京都市中京区土手町通夷川上ル鉾田町306
- 電話番号 :075-211-1381
- 設立 :1950年2月26日
- 資本金 :10,800,000円
- 事業内容 :教科書・教材・副読本・学習参考書・辞典・児童書・パソコンソフト等を卸販売
- WEBサイト:https://www.kyotokyohan.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
「余白 -YOHAKU-」事務局
担当者名 :岩田
電話番号 :080-3805-0487
メールアドレス:[email protected]
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