高円寺阿波おどりがオーストラリア・ケアンズへ

「天翔連」の高張提灯を先頭に、ケアンズの観客の間を進む高円寺阿波おどり
日蓮宗 長善寺(東京都杉並区高円寺、住職:大澤宏明)は、オーストラリア・ケアンズに建立した「長善寺ケアンズ別院」が2026年に創立30周年を迎えたことを記念し、2026年8月、日本文化交流事業を実施しました。
本事業では、東京・高円寺を拠点に活動する高円寺阿波おどり「天翔連」約40名がケアンズを訪問。現地の学校での文化交流や、8月15日にケアンズ市内で開催された盆踊り大会への出演を通じて、本場・高円寺の阿波おどりを披露しました。
現地の生徒や市民に阿波おどりを「見る」だけでなく、実際に一緒に踊ってもらう参加型の交流を行い、言葉や国境を越えて、日本文化の魅力を伝える機会となりました。
1996年の別院建立から30年。これまで長善寺ケアンズ別院を支えてくださった現地の皆さまへの感謝を込めるとともに、次の世代へとつながる日本とオーストラリアの新たな文化交流の一歩となりました。
30年間の感謝を「文化交流」という形に
長善寺ケアンズ別院は1996年、長善寺第22世住職・大澤寛堂と妻・龍子によって建立されました。以来30年間、現地の多くの方々とのご縁と支えによって歩みを重ね、2026年に創立30周年という節目を迎えました。
1996年に建立され、2026年に創立30周年を迎えた長善寺ケアンズ別院
ケアンズの生徒たちと「見る」から「一緒に踊る」交流へ
今回の事業で大切にしたのが、次世代を担う若者との交流です。現地のTrinity Bay State High Schoolでは、高円寺阿波おどり「天翔連」による日本文化交流プログラムを実施しました。

Trinity Bay State High Schoolで高円寺阿波おどりを披露する「天翔連」
まず天翔連が阿波おどりを披露し、その後、阿波おどりの歴史や文化、踊りを支える鳴り物について紹介。さらに、生徒たちに実際の踊り方を伝え、最後には天翔連と生徒たちが一緒になって阿波おどりを踊りました。

阿波おどりを通じて交流する現地の生徒たちと「天翔連」のメンバー
当初は踊りを見ていた生徒たちも、次第に体を動かし、踊りの輪へ。
日本文化を一方的に「見せる」のではなく、同じ場所で、同じ音を聞き、一緒に体を動かすことで交流する――。言葉の違いを越えて笑顔が広がる時間となりました。
ケアンズの中心で、本場・高円寺の阿波おどりを披露
8月15日には、ケアンズ市内のFogarty Parkで開催された盆踊り大会に、高円寺阿波おどり「天翔連」が出演しました。日本文化に親しむ多くのケアンズ市民が集まる会場で、踊り手と鳴り物による迫力ある阿波おどりを披露しました。

ケアンズの盆踊り大会で披露された本場・高円寺の阿波おどり
「天翔連」の高張提灯を先頭に踊り手たちが観客の間を進むと、会場には鳴り物の音が響き、多くの観客が間近で高円寺阿波おどりを楽しみました。
さらに、観客も参加できる阿波おどりの時間を設け、天翔連のメンバーとケアンズ市民が一緒に踊りました。

高円寺阿波おどり「天翔連」とともに阿波おどりを楽しむケアンズ市民
30周年を支えてくださった皆さまへ感謝
今回の記念事業は、長善寺だけで実現できたものではありません。高円寺から参加した天翔連をはじめ、ケアンズの日本人コミュニティ、学校関係者、現地で長善寺ケアンズ別院を支えてくださっている皆さまなど、多くの方々の協力によって実現しました。
記念事業の締めくくりには、長善寺から高円寺阿波おどり「天翔連」へ、今回の日本文化交流事業への協力と、日豪友好親善への貢献に対する感謝を込め、創立30周年記念の楯を贈呈しました。

創立30周年記念楯を『天翔連』荻野連長へ贈呈(左:大澤住職、右:荻野連長)
長善寺住職・大澤宏明 コメント
「今回の事業は、約2年前から少しずつ準備を重ねてきたものでした。30周年を迎えるにあたり、単に記念式典を行うのではなく、これまで歩みを築いてきた両親の思いを受け継ぎ、それを未来や次世代へとつなげていくために、日本文化を通じて何かできないかという考えを形にしたい。そして、長善寺のある高円寺とケアンズをつなぐ交流を実現したいという思いから、この企画が始まりました。
実際にケアンズの生徒たちや市民の皆さんが、天翔連の皆さんと笑顔で一緒に踊っている姿を見たとき、長い時間をかけて準備してきて本当に良かったと感じました。
言葉や文化が違っても、音楽や踊りを通じて人と人は自然につながることができます。今回の交流で生まれたご縁が、30周年のその先へと続いていくことを願っています。
この事業を支えてくださった日本、そしてケアンズのすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。」

創立30周年記念事業を支えた「天翔連」(中央左・荻野連長、右・大澤住職)
30周年を新たなスタートに
長善寺にとって、創立30周年は一つの到達点であると同時に、新たなスタートでもあります。今回の日本文化交流事業を一過性の記念イベントで終わらせることなく、長善寺ケアンズ別院がこれからも日本とオーストラリアの人々をつなぐ場所の一つとなることを目指していきます。
今後は、茶道や着物・浴衣の体験といった日本文化のより深い紹介に加え、歌舞伎や太神楽などの伝統芸能にも、できるところから触れていただける機会を広げていきたいと考えています。
寺院という枠を越え、文化や世代、国籍の違いを越えて人と人が出会い、新しいご縁が生まれる場所へ。
長善寺は、今回ケアンズで生まれた交流を大切に育みながら、次の10年、20年へと歩みを進めてまいります。
長善寺について
日蓮宗 長善寺は、東京都杉並区高円寺にある寺院です。オーストラリア・ケアンズには1996年に別院を建立し、2026年に創立30周年を迎えました。
高円寺の本院では、寺院としての法務・供養に加え、芸能の神さま「お江戸の伎芸天」を奉り、地域文化との連携など、寺院をより身近に感じてもらうための活動にも取り組んでいます。
今回のケアンズ別院創立30周年記念事業では、高円寺阿波おどり「天翔連」とともに、日本文化を通じた国際交流を実施しました。
報道関係者からのお問い合わせ・取材について
本事業に関する取材、住職へのインタビュー、掲載用写真・資料のご提供などにつきましては、下記までお問い合わせください。日蓮宗 長善寺 住職 大澤宏明
TEL:03-3311-2922 FAX:03-3317-5688
E-mail:[email protected]
URL:https://www.chozenji.com
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