チェーンソーでの木こり体験から親子で学ぶ子ども樹木博士まで!~丹波篠山市が取り組む、里山とつながる実践プログラム~
現代では森に入る機会が大きく減り、人里に近い森(里山)の手入れが行き届かなくなったことで、さまざまな課題が表面化しています。
森が元気で豊かであることは、私たちの暮らしの安全や環境を守るうえで欠かせません。兵庫県丹波篠山市では、里山を再び身近に感じ、楽しみながら森とつながるきっかけをつくるため、多彩な体験プログラムを展開しています。
里山が抱える、知られざる危機と私たちの暮らし

市の約7割が山や森で覆われている丹波篠山市。かつての人々の暮らしには木材が不可欠であり、日常的に里山に入って手入れを行うことで、自然の豊かな循環が保たれていました。
しかし、ライフスタイルの変化や木材需要の減少に伴い、人々は森から離れていきました。その結果、里山は放置されて荒廃が進んでいます。
里山の荒廃は、土砂崩れなどの災害リスクを高めるだけでなく、野生動物の人里への出没や農作物被害を増やすなど、私たちの安心・安全な生活にも深刻な影響を及ぼしています。
多様なアプローチで森のファンを増やす
こうした現状を打破し、里山がもたらす恵みや美しいふるさとの風景を次世代へつないでいくため、丹波篠山市では「人と森が共生する持続可能なまちづくり」に力を入れています。その一環として実施しているのが、世代や目的に合わせた参加型の体験プログラムです。
(1)木と友だちになる大冒険!親子で挑む「子ども樹木博士」認定プログラム

子ども樹木博士とは
「まっすぐ伸びる木だから、スギ」など、木の名前の由来や樹木の葉や枝に「触る」、「見る」、「嗅ぐ」など特徴を知りながら、森林インストラクターの案内で森を巡る体験型プログラム。名前を覚えることで木々が「友達」へと変わり、子どもたちのなかに自然への愛着が芽生えます。プログラムの最後には、覚えた木の名前を試す「テスト」を実施し、習熟度に応じて「子ども樹木博士」に認定! ワクワクしながら木の名前と自然の仕組みをマスターできる大人気の取り組みです。(春・秋の年2回実施)。
○木工クラフト作成
森のどんぐりや木の枝を使って世界に一つだけの木工クラフトを作成します


○丸太切り体験
手鋸を使い、丸太を伐ります。木を伐る難しさや木のにおいを実感します。


<参加者募集>


子ども樹木博士(秋)
森を探索して木と友達になろう!~親子で森を感じながら森を探索しませんか~
・対象 幼稚園児、小学生、その保護者(同伴必須)
・活動の様子は下記URLからご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=J4ifpy2XLaM(丹波篠山市視聴覚ライブラリー)
詳しくはこちらから
(2)大人が夢中になる本格派「麒麟の森づくり事業」~里山づくりについて学びませんか~

麒麟の森づくり事業とは
子どもたちが自然と親しむ一方で、大人たちが森林への関心を深め、実践的な担い手となるための取り組みとして展開しているのが「麒麟の森づくり事業」です。
本事業は、単なる座学ではなく「大人が森の現在地を知り、自分で手を入れる技術を学ぶ」ための体験型プログラムです。
〇森林インストラクターと巡る里山の現状:
まずはプロの案内のもとで里山林を歩き、人工林、自然林、竹林がそれぞれ抱える現状や課題を生で学びます。

〇プロに学ぶ、チェーンソー&ノコギリの安全確実な技:
一番の目玉は、市内の林業者の手ほどきによる実践的な木こり体験です。道具の安全で確実な使い方を基礎から学びながら、実際に間伐などの整備作業を行います。

〇森の恵みを暮らしに活かす「再発見」:
ただ木を切るだけではなく、切り出した木を「薪」として活用する方法を学んだり、手入れが行き届いた竹林では「タケノコの収穫」を楽しんだりと、森がもたらす豊かな恵みを参加者同士で分かち合います。


【目指すのは「森に関わる人づくり」】
この研修で得た知識や技術は、参加者それぞれの身近にある里山へと持ち帰られ、自主的な手入れや実践に活かされます。
市内の里山が再び美しく魅力ある空間として見直され、森に関わる仲間や「担い手」がどんどん増えていく――。丹波篠山市は、そんな持続可能な森づくりの輪を大人たちとともに広げています。
<参加者募集>


麒麟の森づくり事業~里山づくりについて学びませんか~
・対象:里山をお持ちの方、里山づくりに興味がある方
・活動の内容を一部、「森機応変」というサイトに載せています。以下のURLからご確認ください。
https://tanba-satoyama.jp/
詳しくはこちらから
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