株式会社大凧、夜の外空間を光と緑で育てる新サービス「よるみどり」を開始

社会の生活様式が変化する中、ニュータウン開発の時期から更新時期を迎える住宅地の団地や公園緑地の夜の環境を、照明家・木藤歩氏とともに見つめ直す

 株式会社大凧(本社:福岡県宗像市、代表取締役:吉田啓助)は、団地・マンション・公園・緑地の夜の外空間を、利用者目線で見つめ直し、試しながら育てる新サービス「よるみどり」を開始します。
 「よるみどり」は、夜の道、植栽、広場、通路、公園などを、光と緑の視点から見立て、必要に応じて仮設ライトアップを行いながら、住民・地域・管理者とともに夜の風景を育てていくサービスです。
 サービス開始にあわせて、大凧のスタッフとしても活動する照明家・木藤歩氏を迎え、夜の外空間における光のあり方や、団地・マンション・公園・緑地のこれからの可能性を考えるトークセッションを開催します。



なぜ今、「よるみどり」なのか

 株式会社大凧はこれまで、団地、マンション、公園、緑地など、暮らしに近い外空間をフィールドに、植栽管理、場づくり、地域との関係形成に取り組んできました。その現場で見えてきたテーマのひとつが、夜の外空間です。
 高度経済成長期のニュータウン開発時期からの更新時期を迎える住宅地や、それに紐づいてつくられた公園・緑地では、整備当時の暮らし方や管理の考え方に合わせた照明環境が今も多く残されています。高い位置から広い範囲を照らす灯りが中心となり、通路、広場、植栽まわり、建物の足元などでは、夜になると暗さや不安を感じる場所もあります。
 社会や暮らし方は大きく変化して、共働き世帯の増加、子どもの塾や習い事、夜の帰宅、散歩や見守り、防災への関心など、女性や子ども、高齢者を含め、夜の外空間を通る・使う場面は広がっています。夜の道が安心して歩けること。緑の表情が見え、まちの印象が少し明るくなること。人が立ち止まり、話し、寄りたくなる場所が生まれること。こうした夜の環境は、暮らしの安心感や地域の印象に関わる大切な要素になっています。
 一方で、照明の更新や電気工事、電源・配線の整備には大きな費用がかかります。管理組合、自治体、事業者にとっても、効果が見えにくい段階で本整備に踏み切ることは簡単ではありません。住民や地域の合意形成も、夜の見え方を共有しないまま進めることには難しさがあります。だからこそ大凧は、夜の外空間をまず現地で見立て、仮設ライトアップで試し、利用者や地域と一緒に確かめながら育てていく「よるみどり」を始めます。

よるみどりが目指すこと

夜の道が、少し明るくなる。
緑の表情が、少し見えてくる。
そこに、人が少し寄りたくなる。

 「よるみどり」は、団地・マンション・公園・緑地の夜の外空間を、利用者目線で見つめ直し、試しながら育てるサービスです。どこが暗く、どこが不安で、どこに光があると心地よいのか。光と緑の専門的な視点で処方箋を描き、仮設ライトアップで実際に試しながら、住民や地域と一緒に夜の風景を育てていきます。
 夜の安心と彩りを、光と緑で育てる。それが「よるみどり」の目指す姿です。



よるみどりのユニークなポイント

1. 大凧が活動する現場から生まれた、夜の外空間づくり
 「よるみどり」は、団地・マンション・公園・緑地の現場で、植栽管理や場づくり、住民・地域との関係形成に取り組んできた大凧の暮らしに寄り添う目線から生まれました。夜の課題を、緑の見え方、足元の安心感、建物や舗装との関係、人の動き、日常の管理運営まで含めて見つめていきます。

2. 光と緑を一緒に見立てる
 夜の外空間では、照らす場所、照らす向き、光の強さに加えて、緑の影、樹木の表情、舗装や壁面の反射、歩く人の目線が、安心感や心地よさに影響します。照明の専門性と、植栽・外構・場づくりの視点を合わせながら、夜の風景を見立てていきます。

3. 本整備の前に、小さく試して確かめる
 夜の印象は、図面や写真だけでは共有しにくいものです。仮設ライトアップを通じて、実際の夜の見え方や過ごし方を現地で確かめ、次の整備や運営に向けた判断材料をつくります。

4. 住民や地域と、同じ夜の風景を見ながら話し合う
 夜の外空間は、使う人によって感じ方が異なります。帰宅する人、子ども、高齢者、近隣に暮らす人、管理する人、それぞれの視点があります。仮設ライトアップをきっかけに、同じ夜の風景を見ながら話し合える場をつくります。

5. 診断・実証・整備・運営をつなげる
 夜間現地診断、処方箋づくり、仮設ライトアップ、対話・ふりかえり、本整備・運営改善までを段階的につなげます。管理組合による外構改善、自治体による公園再整備や団地再生、民間デベロッパーによるエリアマネジメント活動など、場の目的や予算に応じて展開できます。

照明家・木藤歩氏との協働

「よるみどり」の企画には、照明家・木藤歩氏が参画します。
 木藤氏は、舞台照明の分野で活動しながら、劇場の内外を問わず、空間、人の身体、時間、影、場の気配と向き合ってきた照明の専門家です。現在は日本大学で舞台照明に関する講座も担当しています。
舞台照明は、空間の見え方だけでなく、人がどのように感じ、どこに意識を向け、どのように場を受け取るかを繊細に扱う仕事です。
 木藤氏が培ってきた光の見立てやワークショップの経験と、大凧が取り組んできた緑・外空間管理、地域との関係づくりを組み合わせることで、団地・マンション・公園・緑地の夜の外空間を新しい視点から育てていきます。
      ※木藤氏の肩書き・講座名・プロフィール詳細は、配信前に正式表記をご確認ください。

サービス開始記念トークセッション

「よるみどり|なぜ、今夜の外空間なのか」
 サービス開始にあわせて、照明家・木藤歩氏と株式会社大凧代表・吉田啓助によるトークセッションを開催します。
 今回のトークセッションでは、木藤氏のこれまでの活動や、光に対する考え方を伺いながら、団地・マンション・公園・緑地の夜の外空間を、これからどのように育てていけるのかを考えます。
 テーマは、50年前後を迎える住宅地や公園・緑地の夜の環境、変化する暮らし方に合わせた光のあり方、本整備の前に試すことの意味、住民や地域との対話、そして日常の中に小さな楽しさを生み出す光の可能性です。
開催概要
トークセッション名:よるみどり なぜ、今夜の外空間なのか
日時       :2026年11月7日(土)17時~19時
会場       :ミンナノ吉日(横浜市港北区箕輪町2-7-40プラウドシティ日吉レジデンスII1F
登壇者      :照明家 木藤歩・株式会社大凧 代表取締役 吉田啓助
参加費      :無料
定員       :20名程度
申し込み方法   :QRコードを読み込んでgoogleフォームよりお申し込み
対象       :管理組合、自治体、公園・緑地管理運営関係者、エリアマネジメント事業者
          デベロッパー、夜の外空間づくりに関心のある方
主催       :株式会社大凧




「よるみどり」の活用場面管理組合のみなさま
 夜の共用部や外構に暗さや不安を感じているマンション・団地において、夜間の現地診断と仮設ライトアップを通じて、通路、広場、エントランス、植栽まわりなどの見え方を確認します。住民の方々と実際の夜の風景を見ながら話し合うことで、修繕や外構改善に向けた合意形成を支援します。

自治体のみなさま
 公園や緑地の夜の安全性、古い団地の夜間景観などを、暮らしや地域の印象とあわせて考える取り組みとして活用できます。仮設ライトアップによる検証を通じて、公園再整備、団地再生、補助・助成、地域活性化などにつなげていきます。

エリアマネジメント事業者のみなさま
 地域価値や居住満足度を高める夜の風景づくりとして、住民参加型のライトアップ実証や、緑と光を活かした夜の場づくりを行います。エリアマネジメント活動や地域貢献活動とも連携して展開できます。





登壇者プロフィール

木藤 歩 氏|照明家
愛知県出身。日本大学芸術学部演劇学科照明コース卒業。
 在学中より小劇場で舞台照明の活動を始め、照明デザイン会社勤務を経て、ドイツ・ベルリンのアートハウスにて研修。舞台照明を中心に、空間と人の関係を光で捉える活動を続けている。
 現在は日本大学で舞台照明に関する講座を担当し、株式会社大凧のメンバーとしても活動。団地・マンション・公園・緑地の夜の外空間を光と緑の視点で育てる「よるみどり」の企画に参画している。

吉田 啓助|株式会社大凧 代表取締役
株式会社大凧 代表取締役。
 団地、マンション、公園、緑地などの外空間を、植栽管理、場づくり、地域との関係形成を通じて育てる事業を展開。
 「暮らしと営みをはぐくむ緑づくり」を掲げ、管理組合、自治体、民間事業者とともに、暮らしに近い緑の価値を高める取り組みを進めている。

株式会社大凧について

 株式会社大凧は、団地・マンション・公園・緑地などの外空間を対象に、植栽管理、場づくり、地域連携、運営支援を行う会社です。暮らしと営みをはぐくむ緑づくりを通じて、日常の中にある緑の価値を高め、地域に根ざした外空間づくりに取り組んでいます。
 会社名:株式会社大凧
 創業年:2022年12月
 代表者:吉田啓助
 HP  :https://www.ohdako.com/
 代表M:[email protected]

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