東京藝大 映像リサーチセンターDoCK人材育成プログラム「新しい時代のプロデューサーのためのプロデュース概論」10月4日開講!




東京藝術大学大学院映像研究科の実践研究拠点「映像リサーチセンター DoCK(ドック)」は、次世代のクリエイターやプロデューサー育成の一環として、新たなプログラム「プロデュース概論」を2026年10月4日より開講いたします。その第1回講座を以下の通り開催いたします。

プロデューサー育成講座「プロデュース概論」開講の背景と目的

近年、日本のアニメやゲーム等のコンテンツ市場は爆発的な拡大を見せており、政府も2033年に向けて海外売上高20兆円の規模拡大を目標に掲げています。また、業界全体で「IP(知的財産)」の概念が広く普及し、単一の作品にとどまらずメディアミックス展開するマルチプラットフォーム化が主流となる中、AI等の先端技術の台頭により制作ワークフロー自体にもダイナミックな変化が生じています。

こうした状況下において、求められているのは、業界慣習にとらわれず、ジャンルや国境を越え、多様な才能と技術を融合させながら新たな価値を創出する「新しいプロデューサー」です。ただ作品を完成させることに留まらず、世界マーケットを見据え、クリエイターの研ぎ澄まされた感性をグローバルなビジネス価値へと昇華させる戦略性と、テクノロジーを駆使して創造のための環境を論理的に構築する手腕が問われています。

本講座「プロデュース概論」は、まさにそのような次世代のプロデューサーを育成するための実践的なシリーズです。
DoCKでは以下の3つのポリシーを掲げ、体系的に概況を把握するための講座を展開します。

【本講座の3つのポリシー】
- 分野横断 (Cross-Media): 映画、アニメ、ゲーム、漫画などを横断的に捉える視点
- グローバル (International Strategy): 企画段階から世界マーケットを視野に入れた戦略
- ロジカルデザイン (Logical Design): テクノロジーやデータを活用した論理的な構築

カリキュラム




詳細は映像リサーチセンター DoCKのウェブサイトをご覧ください。
https://dock.geidai.ac.jp/

第1回講座 開催概要

本講座のキックオフとなる第1回は、第一線で活躍するプロデューサーをお招きし「プロデューサーとは何か」について、制作ワークフローやスキルをもとに考えていきます。また、基調講演として、アメリカの南カリフォルニア大学のプロデューサー育成カリキュラムの責任者であるエドワード・サクソン教授を迎え、プロデューサー教育について語っていただきます。

日時:2026年10月4日 (日)14:00~18:00 (ネットワーキング 18:00~19:00)
   13:30開場・受付開始
会場:東京・東京藝術大学 美術学部中央棟1階 第1講義室
   キャンパスマップ https://www.geidai.ac.jp/access/ueno
対象:映画・アニメーション作品等のプロデューサーを目指す方
   (高校生、専門学校生、大学生・大学院生、社会人などどなたでも参加可能です)
参加費:無料(要事前申込)
定員:対面 100名程度 / オンライン100名程度(先着順 定員になり次第締め切り)
申込方法:映像リサーチセンターDoCKウェブサイトの専用フォームより
     https://dock.geidai.ac.jp/news/introduction-to-producing-2026/
主催:東京藝術大学映像リサーチセンターDoCK
助成:文化芸術活動基盤強化基金(通称:クリエイター支援基金)



第2回講座以降のお申し込みおよび最新情報は、映像リサーチセンターDoCKウェブサイトにてご確認ください。
https://dock.geidai.ac.jp

第1回講座 タイムテーブルおよびプログラム内容


登壇者プロフィール



エドワード・サクソンプロデューサー、南カリフォルニア大学教授

プロデュースを手掛けた『羊たちの沈黙』での主要5部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞)および『フィラデルフィア』での2部門を含む、計8つのアカデミー賞を受賞、20以上のノミネート実績を持つ。1991年より映画芸術科学アカデミー会員。現在も第一線で活躍する傍ら、母校である南カリフォルニア大学映画芸術学部「ピーター・スターク・プロデューシング・プログラム」の専攻長として後進の育成にも尽力している。その他のプロデュース作品には、『アダプテーション』『すべてをあなたに』『ファーストフード・ネイション』、TVシリーズ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』などがあり、長編映画、ドキュメンタリー、ドラマ作品まで多岐にわたる。






平澤 直アーチ株式会社代表取締役
株式会社グラフィニカ代表取締役社長

バンダイビジュアル株式会社(現:株式会社バンダイナムコアーツ)、株式会社プロダクション・アイジー、株式会社ウルトラスーパーピクチャーズを経て独立創業。
法務担当からプロデューサーという異色の経歴。そのため国内版権管理はもとより、IPの海外展開における契約等にも知見がある。
過去プロデュース作品は『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』『プロメア』『猫がくれたまぁるいしあわせ』『ID-0』『ブブキ・ブランキ』『モンストアニメ』『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』『ウルトラスーパーアニメタイム』『翠星のガルガンティア』『輪廻のラグランジェ』など。
2019年12月7日より株式会社YAMATOWORKSの取締役に、2020年4月1日より株式会社グラフィニカの代表取締役に就任。






岡本 美津子東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻 教授

1987~2008年、日本放送協会(NHK)にて、編成、番組開発、番組制作、イベント制作、およびデジタルTV、インターネット関連業務に従事。 2008年より、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授。2017年~2025年、同大学副学長を務める。大学での教育・研究活動の傍ら、プロデューサーとして、NHK Eテレ(教育テレビ)で放送中の『Eテレ0655』『Eテレ2355』や『テクネ 映像の教室』などを制作。2020年からは日本アニメーション教育ネットワーク(Japan Educational Network of Animation:JENA)代表理事。中間生成物保存活用委託事業においては、2024年度、2025年度のアニメ収蔵検討部会の座長を務める。






市山 尚三東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻 教授

1963年山口県生まれ。東京大学経済学部を卒業後、松竹に入社。オフィス北野在籍中に国内外の様々な作品をプロデュースする。主なプロデュース作品に竹中直人監督作品『無能の人』(91)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)、サミラ・マフマルバフ監督作品『ブラックボード/背負う人』(00)、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督作品『罪の手ざわり』(13)、オダギリジョー監督作品『ある船頭の話』(19)、等がある。また、2000年から2020 年まで映画祭「東京フィルメックス」のプログラム・ディレクターを務め、2021年4月より、東京国際映画祭のプログラミング・ディレクターに就任。



DoCKとは

DoCK = Development of Co-Creative Knowledge/<共創知>の開発
DoCKとは、東京藝術大学が大学院映像研究科に2026年3月に新たに設立した実践研究拠点です。国際的に活躍するクリエイターやプロデューサーの育成を核としながら、リサーチャーやエデュケーターの育成までを視野に入れた実践研究拠点です。アニメーションや映画をはじめとする映像分野の深い専門性を土台に、既存の学問領域や産学官の垣根を超えた協働を推進し、多様な主体の新たな結びつきから生まれる<共創知>の開発に取り組んでいます。
本学が培ってきた芸術教育と国際的なネットワークを活かしながら、次世代のコンテンツクリエイションを担う人材を育成するとともに、映像表現や文化の未来を構想し、その知を教育界、産業界、行政へと広く共有していく機関です。





【本件・取材に関するお問い合わせ先】
東京藝術大学映像リサーチセンターDoCK (担当:面高)
E-mail: [email protected]
映像リサーチセンターDoCKウェブサイト: https://dock.geidai.ac.jp



文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(通称:クリエイター支援基金)」では、学生や社会人を対象としたグローバルに活躍できる人材を育成する「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」を展開しています。DoCKは、この「クリエイター支援基金」の助成を受け、実践的な育成プログラム・カリキュラムの構築に取り組んでいます。



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