DICT発の音楽コミュニティが世界初演楽曲を中心とした演奏会「DICT Music DAO Classics Concert 002──庭は、いつか庭師を忘れる」を開催

演奏会の様子(Photo: Tatsuya Ito)
国際共創イノベーションのための社会実験コミュニティである「DICT」(運営会社:株式会社Link & Innovation)から派生した、作曲家と演奏家による音楽コミュニティである「DICT Music DAO Classics」(運営会社:株式会社Virgo)は、4月12日から7月11日にかけて実施したクラウドファンディング・プロジェクトの集大成として、2026年8月22日(土)株式会社サンフォニックス1Fショールーム「Harmonia」(神奈川県川崎市)にて、「DICT Music DAO Classics Concert 002──庭は、いつか庭師を忘れる」を開催致しました。
■クラウドファンディングにて10タイトル32曲を創出しリリース
音楽コミュニティ「DICT Music DAO Classics」(ディクト・ミュージック・ダオ・クラシックス)は、独自の著作権管理体制と作品利活用の為の仕組みで、好奇心を諦めない音楽家達の自走を支援し、新しいクラシック音楽文化の醸成を目指す取り組みとして4月12日から7月11日までの期間にクラウドファンディングを実施。山下康介、石塚玲依、東大路憲太、薮田翔一、佐原洸ら、アニメやドラマ、映画のための音楽を主に作曲する劇伴作曲家から、前衛的な現代作曲家が垣根なく参加し、「リスナーが直感的に楽しめて且つ演奏者がその演奏を楽しめる音楽」を基本コンセプトに、それぞれの内発的動機に基づく多様な楽曲が創出されました。
これらの楽曲は小林有沙、榎本玲奈、宮庄紗絵子、菊池広輔、宇都宮三花、高木桜子ら、多様なバックボーンを持つ6人の演奏者達によってレコーディングされ、それぞれの楽曲のインスピレーションは更に5人の画家、イラストレーター、デザイナーに伝播し、素晴らしいアートワーク(ジャケット画像)として昇華されました。各タイトルの詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。
準宇宙的練習曲集
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000142960.html
Trace
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000142960.html
気まぐれなエチュード
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000142960.html
Scintilla/Piano Sonata No.2 "GALAXY EXPRESS"
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000142960.html
Prelude et Fugue
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000142960.html
Retention/Time Moves/静謐なレリーフ/組曲《連なる帆船、率いられた風景》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000142960.html
■世界初演楽曲を中心に4人の演奏者によるジョイントコンサートを開催
上記楽曲のうち世界初演曲を中心に、4人の演奏家によるジョイントコンサートが、2026年8月22日(土)株式会社サンフォニックス1Fショールーム「Harmonia」にて開催されました。プログラムは以下の通りです。
本公演には作品の創出に関わった作曲家やイラストレーターが立ち合い、この活動をクラウドファンディングによって支援した方々が聴衆として参加しました。
トップバッターの宮庄紗絵子は、このコミュニティの最初の実験的な取り組みとして2024年に、石塚玲依によって作曲された『組曲《連なる帆船、率いられた風景》』と、今回のプロジェクトのために山下康介が新たに書き下ろした『気まぐれなエチュード』を演奏。柔らかくも芯のある音色で会場の空気を作りました。

宮庄紗絵子(Photo: Tatsuya Ito)
菊池広輔は、気鋭の音響デザイナーである佐原洸の新曲『Prelude et Fugue』と石塚玲依による『準宇宙的練習曲集』を世界初演。息を呑む超絶技巧に魅了されました。

菊池広輔(Photo: Tatsuya Ito)
休憩を挟み、当プロジェクトのエグゼクティブプロデューサーで社会起業家の山本晋也が、参加者の皆様へ謝意を述べるとともに、この取り組みの趣旨やその背景にある思想についてお話ししました。

山本晋也(Photo: Tatsuya Ito)
山下康介作曲の『ピアノ独奏のための”ハルモヨウ”(ピアノのための組曲「四季」より)』と、東大路憲太が書き下ろした『Trace』を演奏した榎本玲奈は、その高い精神性を感じさせる演奏で聴衆を惹きつけました。

榎本玲奈(Photo: Tatsuya Ito)
コンサートのトリを飾った小林有沙は、石塚玲依による『Piano Sonata No.2 "GALAXY EXPRESS"』を幅広い表現力で見事に演奏。薮田翔一作曲の『Scintilla』で力強く演奏会を締めくくりました。

小林有沙(Photo: Tatsuya Ito)
最後は全ての作曲家と当日の演奏者およびエグゼクティブプロデューサー、プロジェクトオーナーが登壇して記念撮影が行われました。

出演者集合写真(Photo: Tatsuya Ito)
また、終演後には作曲家、演奏者、イラストレーター、聴衆の皆さんの交流の場を設けさせていただきました。各人にとって刺激となる意見の交換、ディスカッションがそこかしこで行われ、新たな共創の芽が多数生まれていました。
■クラウドファンディングをご支援いただいた皆様への御礼
今回創出された作品群は、「本来生まれるはずのなかった」ものたちです。アーティスト達の好奇心を支え信じ、クラウドファンディングにご支援をいただきました皆様には心より御礼申し上げます。この想いを文章化したプログラム挨拶文を一部修正してここに掲載させていただきます。御礼
このプロジェクトは、この会場でこのプログラムを手に取ったあなた方、そして残念ながら会場にはお越しいただけなかったご支援者皆様のお力で成り立っています。この日を無事に迎えることができたことを心より感謝
申し上げます。本当にありがとうございました。
私たち「DICT Music DAO Classics」は、好奇心に満ちた音楽それ自体が自走でき、新しい文化が醸成していく土壌(庭)を作ろうとしています。
作曲家には基本的に納期を設定しませんし、楽曲の方向性も指示しません。好奇心の赴くままに、自身の強みを活かして、作品を創出できます。
ただし、一つだけルールを設けています。「演奏家がその演奏を楽しみ、聴衆が直感的に楽しめる音楽であること」
これはさもすると商業主義への回帰のように捉えられるかもしれませんが、私たちはこれを「ギバー精神」に基づいて設定しています。
私たちの音楽は、常に「誰かのための」音楽なのです。
人が一人では生きられないように、音楽も作曲家だけでは完結しません。これが演奏され聴衆に聴かれ、それぞれを楽しませてこそ、その価値、貢献が自らに報酬という形で還元されます。
私たちはこの「庭」での循環が促進するように、「演奏権」のコミュニティ会員への解放やハイブリッド型の著作支分権管理体制、演奏を奨励するコミュニティドリブンな組織運営等いくつかの試みを行なっています。
今現在の私たちの役割は「庭師」です。
しかし、成長した庭、文化として定着した音楽は、庭師がいたことすらも忘れてしますでしょう。いや、そうであるべきなのです。
今日の音楽が数十年後、数百年後の未来の誰かに弾かれ、聴かれることを夢見て。
■音楽コミュニティ「DICT Music DAO Classics」とは
今回クラウドファンディングを実施した音楽コミュニティ「DICT Music DAO Classics」(ディクト・ミュージック・ダオ・クラシックス)は、作曲家と演奏者のより良い活動環境の循環醸成と、新しいクラシック音楽文化の樹立を共創によって成すこと目指し、2025年11月に創設されました。この枠組みではこれまでに、大島ミチル、山下康介、石塚玲依、東大路憲太ら人気劇伴作曲家や、薮田翔一、佐原洸といった気鋭の現代作曲家が中心となり、約70曲の新曲を書き下ろし、演奏家のレパートリー拡充に尽力しています。現在はピアノソロ曲を中心に発表されていますが、その他の楽器のための作品の制作も進めており、今後編成を拡大していく想定です。

2025年11月に東京音楽大学TCMホールで開催された創設記念演奏会(ピアニスト:小林有沙)
■独自の著作権管理体制と作品利活用の為の仕組みで好奇心を諦めない音楽家達の自走を支援
DICT Music DAO Classicsでは音楽家達の好奇心=内発的動機こそが、イノベーティブな作品を生み出す原動力であると考え、作曲家に対し納期設定も方向性の指示も行わない自由創作体制を基本としています(ただし「リスナーと演奏者が直感的に楽しめる楽曲」であることを基本ポリシーとしています)。また、これらの楽曲が演奏家の好奇心を刺激し、未来に弾き継がれる作品となるよう、「演奏権」(演奏会やイベント等で演奏するための権利)等一部の著作支分権をコミュニティ会員に解放するとともに、貢献に応じた報酬が得られるコミュニティドリブンな仕組みによって、楽曲の制作と演奏(利用)が正しく循環する、新しいクラシック音楽文化醸成の為の土壌を作りたいと考えています。また、この取り組みによって演奏家のためのレパートリーの幅を広げるとともに、レコーディング~リリースの機会や演奏の機会を創出することにより、演奏家の自走支援を行っています。当コミュニティ(母体である音楽出版社)では演奏権等一部の著作支分権を自己管理とし、それ以外の多くの著作支分権を一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)に信託するハイブリッド型の著作権管理体制をとっており、作品の利活用促進によって作曲家への印税収入が最大化することを目指しています。詳しくは「DICT Music DAO Classics」Webページやクラウドファンディングページをご覧ください。
[DICT Music DAO Classics Webページ: https://www.virgo-all-creation.com/dict-music-dao-classics ]
[クラウドファンディングページ: https://for-good.net/project/1003303 ]

■コミュニティメンバーは随時募集中
DICT Music DAO Classicsでは随時メンバーを募集しており、月額500円で様々な権利が付与されます。以下2種類のサブスクリプション・プランをご用意しております。[DICT Music DAO Classicsプラン](演奏家や作曲家、音楽愛好家向け)
本プランは主に演奏者の方向けのプランです。会員期間中は当コミュニティの全ての管理楽曲の「演奏権」が付与され、演奏会やイベント等で自由に演奏することができます。また、これら楽曲の楽譜を特価(110円~)にて購入できる、会員限定ページへのアクセス権や、会員限定イベントへの参加資格が付与されます。
[支援 & BGM利用プラン](音楽活動の支援者として関わってくれる方、店舗やオフィスで音楽を利用する方向け)
本プランは当コミュニティの趣旨に賛同し、その活動を支えるとともに、その音源を活用いただけるプランです。会員期間中は「上映/BGM権」が付与され、ご自身が運営または関連される店舗やオフィス等において、当コミュニティ管理楽曲のリリース音源を、BGMとして再生いただくことができます。また、会員限定ページのアクセス権や、会員限定イベントの参加資格も付与されます。
[サブスクリプションの会員登録はこちらから→ https://www.virgo-all-creation.com/pricing-plans/list ]
■社会実験コミュニティ「DICT」
DICT (Design, Innovation, Co-Creation, Technology)は、2022年に社会起業家であり社会物理学者の山本晋也によって創設されたコミュニティです。Web 3.0とDAOを基盤に、デザイン、イノベーション、共創、テクノロジーを融合させた社会実験を通じて、新しい価値創造の形を模索しています。DICTは国内外の多様な拠点で活動を展開し、創設以来19社の法人を生み出してきました。起業家や研究者、プロデューサー、アーティスト、クリエイターが集い、国際的な共創を推進する共鳴場として注目を集めています。
[山本晋也プロフィール: https://www.virgo-all-creation.com/shinya-yamamoto ]

DICTロゴ
[株式会社Virgoについて]
株式会社Virgo(ヴァルゴ)は、2023年にDICTから誕生した企業の一つで、音楽出版事業、音楽レーベル(DICT Records)運営の他、書籍レーベルの運営(DICT Publishing)、イベント企画・運営、タレントマネジメント(DICT Agency)、音声番組制作(DICT Podcast)、映像制作等を行なっています。
代表取締役: 山本晋也
本店所在地: 神奈川県三浦市南下浦町上宮田3494-8-504
[コーポレートサイト: https://www.virgo-all-creation.com/]
※本プレスリリースに関するお問い合わせは株式会社Virgoまでお願い致します。
Email: [email protected]
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