映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』試写会・ティーチインを明治大学中野キャンパスで開催
明治大学国際日本学部は9月28日(月)、中野キャンパスにおいて、映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の試写会およびティーチインを開催しました。
当日は、国際日本学部の学生約100人を対象に、同作品の試写会を実施しました。上映後のティーチインには、同作品の企画プロデューサーを務める松竹株式会社の向井紘一郎氏と、アニメーションプロデューサーを務める株式会社トムス・エンタテインメントの川邉大輔氏が登壇しました。両氏はいずれも明治大学の卒業生で、映画の企画が形になるまでの過程やアニメーション制作の工程、映像業界における仕事とキャリアについて解説しました。

関係者をつなぎ、企画を形にする仕事
ティーチインでは、両氏の経歴と仕事内容が紹介されました。
向井氏は、2009年に明治大学政治経済学部経済学科を卒業後、松竹株式会社に入社。調整・宣伝業務を経て、現在は企画プロデューサーを務めています。
原作権の取得や制作依頼、製作委員会の組成などを例に、立場の異なる関係者の協力を得て作品を形にする企画プロデューサーの仕事を説明しました。
劇場上映、海外展開、動画配信、関連商品などの展開にも触れ、学生は作品制作を企画・事業の面から学びました。
映像を支える工程と専門職
続いて川邉氏が、アニメーションプロデューサーの役割と制作工程を解説しました。
絵コンテ、原画、色彩設計、仕上げなど、各カットが多くの専門職の連携で生まれる過程を、映像や資料とともに紹介しました。
1秒間に24コマの構成や各担当者の役割も示され、学生は完成作品を支える技術と協働への理解を深めました。
質疑応答で制作現場を学ぶ
質疑応答では、制作スタジオの選定理由や映画化の経緯、ピアノ演奏場面の制作方法など、実務に関する質問が寄せられました。
川邉氏は、ピアノ演奏場面ではモーションキャプチャーとプロの演奏を参考にし、指の動きは手描きで仕上げたと説明し、専門スタッフの連携によって映像が制作される過程を紹介しました。
学生は、映画・アニメーション制作の仕事や技術、チームで作品を完成させる過程を学びました。
卒業生から学生へ、進路を考えるメッセージ
イベントの最後には、両氏から、これから進路やキャリアを考える学生に向けてメッセージが送られました。
向井氏は、学部にかかわらず、自分が取り組みたいことを見つけて挑戦してほしいと学生を激励しました。川邉氏は、今回の説明が学生の心に残り、今後の学びや進路を考えるきっかけになればうれしいと語りました。
今回の試写会とティーチインは、映画鑑賞にとどまらず、作品の企画、制作、流通を支える多様な仕事について、現場で活躍する卒業生から直接学ぶ機会となりました。明治大学では今後も、社会の第一線で活躍する卒業生や実務家との交流を通じて、学生が学問と社会とのつながりを考え、将来のキャリアへの視野を広げる機会を提供していきます。
開催概要
名称
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』ティーチイン付き試写会
開催日
2026年9月28日(月)
会場
明治大学中野キャンパス
対象
明治大学国際日本学部の学生約100人
登壇者
松竹株式会社
向井紘一郎氏
企画プロデューサー、2009年明治大学政治経済学部経済学科卒業
株式会社トムス・エンタテインメント
川邉大輔氏
アニメーションプロデューサー、2003年明治大学商学部商学科卒業
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』について
阿部暁子氏による同名小説を原作としたアニメーション映画。2026年10月9日(金)から全国公開予定。アニメーション制作は株式会社トムス・エンタテインメント、配給は松竹株式会社が担当。
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