東京藝大×JR東日本 上野駅ギャラリー「CREATIVE HUB UENO “es”」2026年度後半 展覧会スケジュールのお知らせ

JR上野駅構内の「CREATIVE HUB UENO “es”」(2024年4月開設)では、東京藝術大学の各科から推薦を受けたアーティストによる展示を開催しています。このたび、2026年度後半の展覧会スケジュールをお知らせいたします。
美術学部先端芸術表現科西尾美也教授キュレーションの「GEIDAI FASHION: 異なる入口から、ファッションへ」では、異なる専門領域から「装い」に向かう5名の実践を紹介。「着る」「装う」行為を通して身体や他者、社会との関係を問い直すとともに、作家・教員へのインタビューから、藝大に潜在するファッションの系譜を探ります。
続いて、既存のイメージやオブジェクト、個人の小さな出来事を起点にした作品を手掛ける高橋凜の個展「Bird of passage(仮)」など、順次開催いたします。
2026年度後半も、“es”は多様な表現を通して、創造と出会いの場をひらいていきます。
<ギャラリー概要>
□住所:CREATIVE HUB UENO “es” 東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)
□時間:11:00~19:00(最終入場18:45)
□休場:月曜定休(祝日の場合は翌日に振替)
□入場:無料
□ウェブサイト:https://ueno-es.jp/
■展示スケジュール(2026年10月~2027年4月)

※展示会期、展示内容は変更になる可能性がございます
■次回展示
西尾美也キュレーション「GEIDAI FASHION: 異なる入口から、ファッションへ」
会期:2026年10月20日(火)~ 11月22日(日)
東京藝術大学にはファッション学科はありません。
しかし、藝大からはこれまで、石岡瑛子やひびのこづえをはじめ、コスチュームや衣装デザインを通して新たな表現を切り拓いてきた作家たちが生まれてきました。また、工芸・染織を基盤に独自のテキスタイル表現を展開する高橋理子や、伝統工芸と現代ファッションを接続する舘鼻則孝、デザインとアートを横断する岡崎龍之祐など、それぞれの専門領域を起点に「装い」を探究する実践も数多く生まれています。本展は、こうした藝大における表現の系譜を踏まえながら、現在進行形で活動する若手作家たちの実践を、「ファッション」という視点から横断的に紹介する試みです。ここでいうファッションとは、衣服を作品の素材として用いることではなく、「着る」「装う」という行為を通して、身体や他者、社会との関係を問い直す表現を指します。
本展では、石岡紅緒、海田通孝、キタガワ サナ、キム・ソヒ、YURIAJURIAを紹介します。石岡はニットと家族とのユニット enamel. を通して、キタガワは建築から、キムは衣服と空間を媒介とする行為から、YURIAJURIAは陶芸と「Geidai Snap」を通した身体と日常の記録から、
海田は芸術学を背景に絵画・衣服・言葉を往還する批評的実践から、それぞれ「装い」を探究しています。この5名は「藝大ファッション」を代表する作家ではありません。それぞれ異なる専門領域を起点としながら、ファッションへと向かう実践への5つの入口です。
本展は展覧会であると同時に、「藝大ファッション」を記録するリサーチ・プロジェクトでもあります。出品作家へのインタビューに加え、藝大で教育・研究に携わる教員へのインタビューを実施し、それぞれの専門領域から「藝大とファッション」について考えてきました。会期中には津村耕佑、山縣良和を迎えた公開インタビューも開催し、「GEIDAI FASHION」という、まだ名前のない表現の系譜を、作品と対話の両面から描き出します。
■参加作家
石岡紅緒(大学院美術研究科修士課程デザイン専攻)
海田通孝(美術学部芸術学科)
キタガワ サナ(美術学部建築科卒業)
キム・ソヒ(大学院美術研究科博士後期課程美術専攻先端芸術表現研究領域)
YURIAJURIA(大学院美術研究科修士課程工芸専攻)
教員インタビュー協力:中山英之/日比野克彦/松下計/宮本武典/山田菜々子
■関連イベント(各回定員:10名)※https://ueno-es.jp/より申し込み
公開インタビュー1.:
津村耕佑(ファッションデザイナー/武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授)
2026年10月28日(水)17:00~18:00
公開インタビュー2.:
山縣良和(ファッションデザイナー/教育者/「writtenafterwards」「coconogacco」主宰)
2026年11月20日(金)17:00~18:00
■参加作家作品

『キタガワ服店』キタガワ サナ

『血肉の痕跡』海田通孝

『ユニット/Uknit』石岡紅緒

『飾り、守る。』YURIAJURIA

『Wear Wore Worn』キム・ソヒ
■キュレータープロフィール

西尾美也(にしお よしなり)
1982年奈良県生まれ。美術家、ファッションデザイナー。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したアートプロジェクトやワークショップを国内外で展開。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。主著に『装いは内破する』(左右社)、『美術は教育』(現代企画室)がある。
■今後の展示
高橋凜個展「Bird of passage(仮)」
会期:2026年12月1日(火)~2027年1月10日(日)

撮影:Kenryou Gu
高橋は東京を拠点に、既存のイメージやオブジェクト、個人の小さな出来事を起点にした作品を手掛ける。本展では、移動を測定・管理・方向づける指標や装置と、そこからこぼれ落ちる存在について考察するシリーズ「Bird of passage(2025-)」を発表する
高橋凜
東京生まれ、愛知育ち。2023年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程グローバルアートプラクティス専攻修了。ドローイングや、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多層的な表現を展開している。主な展示に「日常のコレオ」(東京都現代美術館、東京、2025)「KYOTOEXPERIMENT Echoes Now」(京都芸術センター、京都、2024)「恵比寿映像祭2024 "月へ行く30の方法" 」(東京都写真美術館、東京、2024)などがある。
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