日本の美術工芸を世界へ展覧会「相客香(あいきゃくこう)」京都・東山慈照寺(銀閣寺)で開催
日本の美術工芸の国際的価値を高め、世界を惹き付ける文化資源コンテンツとして成長させることで市場拡大を目指す、「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」(共催:一般社団法人関西イノベーションセンター 後援:京都府/寺田倉庫株式会社/株式会社ランドリーム/TOUCH GROUP株式会社 協賛:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 協力:東山慈照寺/一般財団法人京都仏教会)は、2026年11月8日(日)~11月10日(火)の期間(11月7日(土)はVIP招待者限定)、足利義政ゆかりの京都・東山慈照寺(銀閣寺)の書院・集芳軒にて、展覧会「相客香(あいきゃくこう)」を開催いたします。

本展は、日本文化における「香を聞く」鑑賞の作法を手がかりに、作品と鑑賞者の新たな出会いを提示するものです。キュレーターに前回に続き黒澤浩美氏を迎え、土、漆、木、金属、ガラス、天然繊維などを用いて制作する16名のアーティストの作品をご紹介します。展覧会名の「相客」とは、たまたま同じ席に居合わせた客のこと。組香において試香に出されない香を指す「客」と重ね合わせ、新たに組んだ香の名です。身体の姿勢と時間があらかじめ定められ、良し悪しではなく記憶との照合によって味わう香の作法は、景色・見所・手取り・肌といった茶の湯の鑑賞語彙や、見立て、銘といった日本の「愛でる」文化と深く重なります。素材も世代も出自も異なる作品が、限られた日数だけ一つの座に同席する、一度きりの席をご堪能ください。
会場となる東山慈照寺は、室町幕府八代将軍・足利義政が東山に営んだ山荘を、その没後に寺としたもので、「銀閣寺」の名で広く親しまれています。同朋衆による唐物の格付け、『君台観左右帳記』による飾りの規範、付書院と違棚を備えた初期の書院造りである東求堂同仁斎など、日本の鑑賞文化が制度として形を得た場所です。本展では、富岡鉄斎による「書院」の襖絵もまた「一炷(いっちゅう)」として位置づけ、出品作品とともにお楽しみいただきます。会期中は、通常非公開の「書院」にて、富岡鉄斎の襖絵「大江捕魚図」を特別公開いたします。

「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」は、伝統と現代アートを融合したアーティストを世界市場と繋ぐことで新たな価値創造と文化観光の促進を図り、経済効果の創出を目指します。
●日本の美術工芸を世界へ 展覧会「相客香(あいきゃくこう)」
英 題:Aikyakuko - Listening in Company
会 期:2026年11月8日(日)~11月10日(火)(事前申込制)
時 間:9:30~16:30
※11月7日(土)はVIP招待者限定(12:00~16:30)
会 場:東山慈照寺(銀閣寺)書院・集芳軒(〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2)
チケット販売ページ:https://artsticker.app/events/164971
入 場 料:3,000円(銀閣寺拝観料込み)
※銀閣寺総門(山門)手前左手にある展覧会受付にお立ち寄りください。
※会場保全の為、靴下着用にてご入場ください。足先の濡れがある場合、新しい靴下への履き替えをお願いいたします。
※館内は撮影禁止となっています。
※駐車場はございません。公共交通機関をご利用いただくか、近隣の一般駐車場をご利用ください。
公式サイト:https://artkogei.com/
主 催:日本の美術工芸を世界へ実行委員会
共 催:一般社団法人関西イノベーションセンター
後 援:京都府/寺田倉庫株式会社/株式会社ランドリーム/TOUCH GROUP株式会社
協 賛:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
協 力:東山慈照寺/一般財団法人京都仏教会
補 助:令和8年度日本博事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)
監修・キュレーター:黒澤 浩美

●ご予約・お申し込み
ご予約は、右のQRコードよりお申し込みください。
https://artsticker.app/events/164971

●アクセス・駐車場
会場周辺は混雑が予想されるため、公共交通機関でのご来場をお願いいたします。
市バス「銀閣寺道」下車 徒歩約10分/市バス「銀閣寺前」下車 徒歩約5分
やむを得ずお車でお越しの場合は、京都市銀閣寺観光駐車場(利用時間8:40~17:10、バス12台・普通車40台、TEL:075-771-0783)またはコインパーキングをご利用ください。
※市営駐車場はバス・タクシー優先のため、繁忙期および混雑が予想される時期は、マイカーの入庫をお断りする場合があります。詳しくは駐車場へお問い合わせください。
●キュレーター 黒澤 浩美 Kurosawa Hiromi
前 金沢21世紀美術館チーフ・ キュレーター
ボストン大学(マサチューセッツ州、アメリカ合衆国)卒業後、水戸芸術館(茨城)、草月美術館(東京)を経て2003年金沢21世紀美術館建設準備室に参加。建築、コミッションワークの企画設置に関わる。2004年の開館記念展以降、金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターとして、「オラファー・エリアソン」「ス・ドホ」「フィオナ・タン」「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」「マーク・マンダース」「ミヒャエル・ボレマンス」など、国内外で活躍する作家と作品を紹介。ミュージアム・コレクションの選定や学校連携や幅広い年齢の来館者に向けた教育普及プログラムも企画実施。2011年City Net Asia(ソウル、韓国)、2017年OpenArt(エレブロ、スウェーデン)に参加。2018年東アジア文化都市(金沢)総合キュレーター。2022年より株式会社ヘラルボニー アドヴァイザー、2025年3月に金沢21世紀美術館を離れ、同4月より株式会社ヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)に就任。岡山にある公益財団法人石川文化振興財団ラビットホールのディレクター、株式会社anemos共同代表。2025年、京都・泉涌寺における展覧会「センソリウム」をキュレーション。

Photo Yuna Yagi
●展示コンセプト
相客とは、たまたま同じ席に居合わせた客をいう。組香では、試香に出されず既知との照合を拒む一炷を「客」と呼ぶ。本展の名は、その二つを重ねて新たに組んだ香の名である。
香をきくとき、対象は鑑賞のあいだに失われていく。所有できず、再現もできない。それでも香は長く鑑賞の一形式として扱われてきた。その作法は、身体の姿勢と時間があらかじめ定められ、判断は良し悪しではなく、記憶との差異の照合としてなされ、連衆で受け取り書いて残す、という手続きでできている。
この構造は、美術工芸などの作品鑑賞とそのまま重なる。茶においても、触覚の語であることや、銘を与えることが、感覚を記憶と典拠に接続する手続きであること、そして器が、使われることで変わっていくことなどは、すべて日本文化における愛でる行為と姿勢に現れている。
作り手も同じ姿勢の内側にいる。土に聞き、火に聞くという言い方は比喩ではなく、素材の抵抗に判断を委ねる工程の実態を指す。素材は、作家の意図を受け止め、自ら作品との間を聞き、受け止める、見る者の存在によって完成するのだ。
足利義政が東山に山荘を営み、その没後に寺となったこの場所は、鑑賞という行為が制度として形を得た場である。唐物を格付けした同朋衆の知見は『君台観左右帳記』に規範として結実し、足利義政が建てた東求堂同仁斎でも体現された。外から来たものを受け入れ、分類し、座敷飾とした、鑑賞の体系の初期の姿がここにある。「観る」とは何かという問いが、ここでは建築と共に残っている。本展が香の作法を借りるのも、歴史の反復にほかならない。
書院の襖絵を作した富岡鉄斎は、自らを儒者と称し、画家と呼ばれることを拒んだ。万巻の書を読み万里の路を行くという言に従って各地を歩き、その画には賛が伴う。本展では、この襖絵もまた、一炷とする。
「観る」「聞く」は対象を掌握する手立てである。素材も世代も出自も異なる作品が、限られた日数だけ一つの座に同席する。庭も建物も、作品も、人も、互いに相客である。
●アーティスト

浅野 絵莉/関 美怜 Asano Eri/Seki Misato
《出品作品》「Layer - Cube」

江里 朋子 Eri Tomoko
《出品作品》「截金飾筥『月出づる』」

後藤 秀樹 Goto Hideki
《参考作品》「海神」

佐川 和暉 Sagawa Kazuki
《出品作品》「硫」

芹野 直子 Serino Naoko
《出品作品》「Generating-4」

谷 穹 TaniQ
《出品作品》「信楽 蹲」

戸矢 万葉 Toya Maha
《出品作品》「変容する遺物」

新里 明士 Niisato Akio
《参考作品》「光器水指」

野津 果音 Notsu Kanon
《出品作品》「Oasis III」

十六世 松林 豊斎 Matsubayashi Hosai XVI
《出品作品》「茶盌 月白釉流シ金彩」

松本 三千子 Matsumoto Michiko
《出品作品》「省胎七宝鉢『宙II』」

水谷 奈央 Mizutani Nao
《出品作品》「Intangible-ここにあるもの-筥」

ミノワタカハル Minowa Takaharu
《出品作品》「晶灰青楽釉壺」

山近 泰 Yamachika Yasushi
《出品作品》「花器 霊獣犀の絵」

若林 和恵 Wakabayashi Kazue
《出品作品》「色絵銀漆彩鉢『漣を聞く』」photo Noda Kohichi

渡邊 明 Watanabe Akira
《出品作品》「積層プラチナ彩切子器『琳風』」
●日本博事業について
本展は、日本博による地域固有文化コンテンツ創出補助事業に採択された「日本の美術工芸と源流を辿る地方誘客連作五か年計画~京都五名刹から地方広域インバウンド動線構築事業~」の一環として開催するものです。本事業は、地域に根ざした文化資源を核として、インバウンド(訪日外国人観光客)向けの文化コンテンツを創出し、海外から日本文化を求めて訪れる方々を京都にとどまらず各地へと誘うとともに、日本文化の体験そのものをより深く、より付加価値の高いものへと高め、地域における消費の拡大につなげることを目的としています。会期中は、地方を巡る上質な旅行商品のご案内やご相談も承り、展覧会を起点に、その先の旅へと歩を進めていただける導線をご用意します。本展を入口として、香木の文化を伝える奈良、香の文化を現代の産業として支える淡路島、復興への歩みを続ける石川県・能登半島へと物語をつなぎます。鑑賞・体験・購買を一体とした高付加価値な文化体験と、地域へと連なる旅の流れを、五か年の連作として育んでまいります。
●日本の美術工芸を世界へ実行委員会
「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」は、アフターコロナで各国からの訪日が活性化し、さらなる成長が見込まれる日本の文化資源を体験する様々な文化観光プロジェクトを推進しています。一連の取り組みは国内外で高く評価され、2022年度から4年連続で観光庁事業に採択、2026年度は日本博による地域固有文化コンテンツ創出補助事業に採択されています。
これまでの採択事業
・2022年「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」採択
展示会「大本山天龍寺塔頭宝厳院における美術工芸展」
・2023年「観光再始動事業」採択
「日本の美術工芸を世界へ、展覧会『ひかりの底』」
・2024年「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」採択
「日本の美術工芸を世界へ、展覧会『工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾』」
・2025年「地方創生プレミアムインバウンドツアー集中展開事業」採択
「日本の美術工芸を世界へ、展覧会『センソリウム』」
●公式SNS
Instagram:https://www.instagram.com/japan_art_kogei/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCDZrRViWDdwhf2hy5kROi1g
RED:https://www.xiaohongshu.com/user/profile/6172e75800000000020215e4
Bilibili:https://space.bilibili.com/1616473698
【メディア向けプレビューおよび取材関係のお問合せ先】
本開催に先駆け、メディア関係者の皆様にもご覧いただける機会を設けております。ご来場を希望される方は、2026年11月7日(土)12:00~16:00の間にお越しください。ご来場にあたっては、QRコードまたはお申込フォームより事前にエントリーをお願いいたします。
お 申 込 期 日:2026年11月3日(火)17:00
お申込フォーム:https://x.gd/ZKLdm
会場内での撮影は禁止となっておりますのであらかじめご理解ください。会期中のご取材、その他に関するお問い合わせは、下記担当者までご連絡をお願いします。
担当者:椎野有希子
E-mail:[email protected]

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