カタール航空、第54回パリ航空ショーで「ガルフストリームG700」を初披露

2023年6月26日 月曜日 11:47 AM

「ワールド・ベスト・エアライン」受賞歴のあるカタール航空が、最新鋭のビジネスジェット機を初公開



 2023年パリ航空ショー初日の朝、カタール航空グループCEOアクバ・アル・バクルは、新型の「ガルフストリーム G700」を初公開しました。今回の発表には、カタールの運輸大臣ジャーシム・ビン・サイフ・アル・スレイティー、カタールの駐仏大使 シェイク・アリ・ビン・ジャセム・アル・サーニ、ハマド国際空港のCOO バドル・モハメド・アルメール、ガルフストリーム・エアロスペース社長 マーク・バーンズが同席しました。

 このG700型機は、カタール航空グループの高級プライベートジェットチャーター部門であるカタール・エグゼクティブに導入される予定です。カタール・エグゼクティブは2019年10月に、G700型機のグローバルローンチカスタマーとなり、今後数年間で10機を採用予定です。なお G700のサバンナ(米国ジョージア州南東部)からパリ(フランス)へのフライトでは、マッハ0.90、飛行時間7時間19分という都市間新記録を樹立しました。

 ガルフストリームG700は、持続可能な航空燃料 (SAF) を使用した飛行試験プログラムで、サバンナ-東京間の飛行速度記録(マッハ0.89)を達成し、その性能と持続可能性の両面で信頼性を証明しました。G700型機は、スピード、航続距離、豪華な客室設備、アビオニクス機器、信頼性、安全性において、同クラスの他機を圧倒しています。ロールス・ロイス社が開発した Pearl 700 エンジンを2基搭載し、航続距離はマッハ0.85で7,500海里 (13,890km)、マッハ0.90で6,400海里 (11,853km) です。

 G700型機の特注キャビンは、カタール・エグゼクティブの眼識あるお客様が求める最高基準を満たしており、極上の乗客体験を保証するために、細心の注意を払って設計されています。同機の広く革新的なキャビンは、特大の調理室、乗務員室、最大5つのリビングまたはオフィスエリアを備えており、究極のフレキシビリティをお約束します。また、画期的な照明システム、より低い気圧高度、より幅の広い窓、より低い機内騒音レベルによって、お客様に快適な機内体験を提供します。同最新鋭機は、ほぼすべての都市間を結ぶ超長距離フライトを実現し、ドーハ-ニューヨーク間を13時間半、ドーハ-ソウル間を8時間未満でノンストップ運航することが可能です。

 カタール航空グループCEOアクバ・アル・バクルは、次のように述べています。
「G700はビジネスジェット渡航の最高峰であり、カタール・エグゼクティブのお客様に比類なき体験をお約束します。技術的な進歩、革新性、飛行機器、客室仕様、環境性能などを鑑みて、G700は真の変革をもたらす存在であり、2023年にカタール・エグゼクティブが誇る機体群に最初のG700を迎えることを楽しみにしています」。

ガルフストリーム・エアロスペース社長 マーク・バーンズは、次のように述べています。
「ガルフストリームはカタール・エグゼクティブと長年のパートナーシップを築いており、G700の発表にあたり、同社を国際的なパートナーとして迎えられたことを光栄に思います。同航空機は、業界で最も広く、革新的で柔軟なキャビンを備えており、カタール・エグゼクティブの華々しい航空機群に加わることを心待ちにしています」。

■カタール・エグゼクティブについて
 カタール・エグゼクティブは、カタール航空グループのプライベートジェットチャーター部門で、同社が100%所有するビジネスジェット機を使用し、世界各地に向けてラグジュアリーなジェット機チャーターサービスを提供しています。最新鋭の所有機材には、15機のガルフストリームG650ER、2機のボンバルディアGlobal 5000、2機のエアバスACJが含まれ、カタールのドーハに位置する常設オペレーターサービスが運航する、2つの医療ステーションを完備したVIP向け救急医療機も待機しています。
 
 カタール・エグゼクティブは、年中無休体制の高度な専門チームによって運営されており、熟練した技術と情熱をもって、お客様の旅の細部に至るまで目を配ります。

 またカタール・エグゼクティブのサービス一覧には、航空機の管理、メンテナンス・サービスも含まれています。

■ガルフストリームについて
 ガルフストリーム・エアロスペース社は、「航空がビジネスの成長を促進する」という信念に基づき、初のビジネス専用機であるガルフストリーム I を開発、1958年に初飛行を行いました。そして現在では、同社が開発した3,000機以上の航空機が、世界中で運航されています。ガルフストリーム社は、親会社であるジェネラル・ダイナミクス社と共に、未来に向けて投資を続け、革新的な航空機、技術、サービスの研究開発にリソースを投入しています。同社は、超中型機ガルフストリームG280、高性能機ガルフストリームG650とガルフストリームG650ER、新型機ガルフストリームG400、受賞歴のあるガルフストリームG500とG600、フラッグシップのガルフストリームG700、超長距離機ガルフストリームG800 を含む次世代航空機群を開発しており、あらゆるミッションにふさわしい航空機材を提供しています。さらにそのすべてが、ガルフストリームのカスタマーサポート・ネットワークと、世界に股がる専門チームにより支えられています。より詳しい情報に関しては、同社のウェブサイト gulfstream.com をご覧ください。

■カタール航空について
 数々の受賞歴を誇るカタール航空は、国際的な航空輸送評価機関であるスカイトラックス社より「エアライン・オブ・ザ・イヤー2022」に選出されました。また、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス・ラウンジ・ダイニング」、「中東ベスト・エアライン」も合わせて獲得。最も栄えある「エアライン・オブ・ザ・イヤー」受賞は7度目となり(2011年、2012年、2015年、2017年、2019年、2021年、2022年)、業界で比類なき地位を確立しています。
 
 現在カタール航空は、世界160都市以上に就航しており、2021年と2022年に連続してスカイトラックス社から「世界最高の空港」に選ばれたドーハのハブ空港、ハマド国際空港を経由して接続しています。今年、ハマド国際空港はスカイトラックス社から世界第2位の空港に選ばれ、また、9年連続で「中東ベストエアポート」の栄誉に輝いたほか、「世界のベストエアポートショッピング」にも選ばれました。

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