北陸初開催! 金津創作の森美術館 企画展『原田治 展「かわいい」の発見』 7月15日(土)開幕

2023年7月12日 水曜日 2:17 PM

時代を超えて愛されるイラストレーター・原田治の回顧展

福井県あわら市の金津創作の森美術館では、7月15日(土)から9月24日(日)まで、企画展『原田治 展「かわいい」の発見』を開催いたします。



本展は、ミスタードーナツやカルビー・ポテトチップスなど数々のキャラクターを手掛けたイラストレーターの原田治の展覧会を取り上げます。簡素な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の”かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展であり、北陸初開催となる本展では、イラストレーターとして活動するきっかけとなった「an・an」の仕事をはじめ、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料やエッセイ集「ぼくの美術帖」関連資料も交えて展示し、時代を超えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
展示のほか、多彩なOSAMU GOODSを取り扱う特設ミュージアムショップの開設、工房でのスペシャル創作体験などの関連企画も展開します。
今年の夏は、「かわいい」があふれる金津創作の森へぜひお越しください!



<開催概要>
会期:2023年7月15日(土)~9月24日(日)

休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日休館) ※8月14日(月)は開館

会場:金津創作の森美術館アートコア

時間:10:00~17:00(最終入場は16:30)

観覧料:一般800円(600円)、中学・高校生600円(400円)、65歳以上・障がい者各半額、小学生以下・障がい者の介護者(当該障がい者1人につき1人)無料 ※()は20人以上の団体料金

主催:(公財)金津創作の森財団

共催:あわら市、あわら市教育委員会、福井新聞社

協力:コージー本舗、トムズボックス、パレットクラブ

企画協力:世田谷文学館

企画制作:コスモマーチャンダイズィング

会場設計:五十嵐瑠衣

アートディレクション:服部一成

後援:福井県、(公財)福井県文化振興事業団、北國新聞社、富山新聞社、FBC、福井テレビ、FM福井、福井ケーブルテレビ・さかいケーブルテレビ、(一社)あわら市観光協会、月刊URARA編集室



<展覧会トピック>
「an・an」第47号 1972年 平凡出版 アートディレクション:堀内誠一 表紙イラストレーション:原田治

初公開資料多数。幼少期から辿る、回顧展。
圧倒的な存在感を放つキャラクターたち。たとえ原田治の名を知らずとも、一度は目にしたことがあるはずです。
今回の展覧会では、お馴染みのスタイルが確立する以前の初期の仕事を、幼少期から辿って展示します。
ものごころつくと絵ばかり描いていたという小学校時代のスケッチブックや、イラストレーターとしてデビューするきっかけになったニューヨーク滞在時の作品など、初公開資料も多数展示します。




原田治のスタイル=「かわいい」を確立したOSAMU GOODS
スクールバッグ(OSAMU GOODS(R)) 1992年 (C)Osamu Harada/Koji Honpo
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の誕生は、その後の日本の“かわいい”文化のブームに大きな影響を与えました。
当時、原田治は雑誌の取材に対して次のように語っています。

イラストレーションが愛されるためには、どこか普遍的な要素、だれでもがわかり、共有することができうる感情を主体にすることです。そういった要素のひとつであると思われる「かわいらしさ」を、ぼくはこの商品デザインの仕事のなかで発見したような気がします。(「別冊美術手帖」1983年秋号より )

「かわいい」には、時代性や趣味性を超える普遍性があるという発見。今回の展覧会の副題は、この記事が元になりました。

ミスタードーナツ キャンペーン用キャラクター 1986年

カルビー「ポテトチップス」などマスコットキャラクター 1976年 作:原田治

幅広い分野における多彩な仕事を紹介。
原田治は雑誌のカットや書籍の装幀、企業の広告や各種のグッズ、絵本やエッセイなど、幅広い分野において多彩な仕事を残しました。
今回の展覧会は、その全貌を見渡す試みでもあります。




人気の展覧会が福井へ!北陸初開催!

全国11都市を巡回してきた本展は、延べ約20万人を超える観覧動員数を記録しています。
北陸地域では初の開催となる本展。全国のみなさんを魅了した展覧会が福井の地でご覧いただけます。


<作家紹介>

原田 治 (はらだ おさむ)

東京都中央区築地生まれ。多摩美術大学デザイン科卒業。1970年、当時創刊された「an・an」でイラストレーターとしてデビュー。1976年、「マザーグース」を題材にしたオリジナルのキャラクターグッズ「OSAMU GOODS」の制作を開始、女子中高生の間で大人気となる。1984年、ミスタードーナツのプレミアム(景品)にイラストを提供。以降シリーズ化され一世を風靡する。1997年、イラストレーターを養成する「パレットクラブスクール」を、生まれ育った築地に開設。


<関連企画>
総数約400点!特設ミュージアムショップOPEN!


会期中、特設ミュージアムショップを設け、総数約400点ものOSAMU GOODSを販売します。会場限定の商品をはじめ、昔懐かしい復刻商品まで、豊富なラインナップを用意しています。

スペシャル創作体験


OSAMU GOODSのJILL(ジル)かJACK(ジャック)のキャラクターをモチーフにしたお皿絵付け、ガラス絵付け、ガラススタンプづくりが楽しめます。(創作工房・ガラス工房にて開催)


「フォレスタ・ピノリ」コラボメニュー登場



美術館レストラン&ショップ「フォレスタ・ピノリ」では、全てのデザートプレートにJILLとJACKが登場します。
定休日:月・木曜日(臨時休業の場合あり)
「かわいい」あふれる森をめぐるスタンプラリー


金津創作の森内に設置したスタンプラリースポットをめぐり、版画のように押し重ねていきます。全て集めた方には特典を進呈します。

3種の観覧券


思わずコンプリートしたくなる、ファン心をくすぐるかわいいデザインの観覧券が全3種類登場します。
※ランダムにお渡しするため、選ぶことはできません。


<広報用画像について>
掲載のイラストや資料、チラシを広報用画像としてご提供します。ご希望の方は、お問合せ先までご連絡ください。
※画像は展覧会紹介の目的のみご使用ください。 
※クレジット・キャプションは記載のとおりです。ご掲載の場合は必ずご記載ください。 
※トリミングはご遠慮ください。画像が切れたりキャプション等の文字が画像に被らないよう、レイアウトにご配慮ください。

■本件に関するお問合せ先
金津創作の森美術館((公財)金津創作の森財団) 担当:千葉(学芸課)
TEL.0776-73-7800

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