水族館同士の連携から生まれたコンペイトウ

2023年8月10日 木曜日 8:17 PM

日本水族館協会初 !



日本水族館協会初 !
水族館同士の連携から生まれたコンペイトウ



いつも当協会の情報をご紹介いただき、誠にありがとうございます。
この度、「一般社団法人日本水族館協会」(所在地:東京都千代田区/会長:石橋敏章)魚類繁殖委員会(以下、当委員会)において繁殖対象種であるコンペイトウが繁殖しました。
当委員会では2022年より水族館の展示種の中で大変人気のあるダンゴウオ科魚類の代表種としてコンペイトウの繁殖に取り組み、2008年に本種の繁殖に初めて成功した越前松島水族館を中心に研究を進めて参りました。その結果2023年1月に新江ノ島水族館、続いて2月に越前松島水族館で孵化に至り、その稚魚・幼魚を両館併せて700尾以上育成しております(2023年8月現在)。




当委員会では展示魚類の持続的な繁殖を目指しており、本種が当委員会での繁殖例第一号となります。今後、展示を希望する協会加盟水族館に分譲し、可能であれば繁殖に取り組んでもらう予定です。
つきましては内容をご紹介させていただきますので、御社媒体にてご紹介いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
【一般社団法人日本水族館協会】 (https://www.j-aqua.org/
科学的根拠に基づく水生生物資源の持続的利用の立場から、水族館等が持つ多様な機能や役割、魅力を維持・向上するための事業を展開し、各水族館および水族館業界の発展を目指し2019年に設立。水生生物の飼育展示・教育研究・保護保全活動を行う水族館等の独自性を尊重し各種情報共有と連携をもって、共通する課題の解決に向けた取り組みや情報発信を積極的に行っております。
【魚類繁殖委員会】(委員長:池谷幸樹)
水族館同士が連携し再現性のある繁殖技術の開発および共有化を行い、水族館における魚類繁殖に関する取り組みを促進しています。現在コンペイトウ、アマノガワテンジクダイ、クマノミを繁殖対象種として加盟館(新江ノ島水族館、横浜・八景島シーパラダイス、伊豆・三津シーパラダイス、越前松島水族館、しものせき水族館、名古屋港水族館、世界淡水魚園水族館)で安定した繁殖を目指し取り組んでいます。
コンペイトウ
学名:Eumicrotremus asperrimus
分類:ダンゴウオ科イボダンゴ属
全長:オス10cm、メス15cm
分布:山口県以北の日本海沿岸、北海道沿岸
写真提供:越前松島水族館(左)、新江ノ島水族館(右)
体には三角形のこぶ状突起が多数あり、お菓子の金平糖に似ていることから、この名前がつけられました。左右の腹ビレは一体化して吸盤状になり、壁に付着することができます。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

メールマガジンを受け取る

以下の情報をお届けします
  • 選りすぐりのデイリーニュース
  • メルマガ限定クーポン
  • 激安セール開催の案内