【京都岡崎 蔦屋書店】品川美香 個展「せかいのはじまり」を9月30日(土)より開催。自身や他者から見える世界のわからなさを、絵画表現を通じて探る壮大な試み。

2023年9月13日 水曜日 2:17 PM

京都岡崎 蔦屋書店(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)ギャラリーENでは、品川美香 個展「せかいのはじまり」を2023年9月30日(土)~10月24日(火)の期間、開催します。関西で初の展示となる5mの大作《昼》と、新作2点を展示します。


《昼》(部分)パネル、キャンバスに油彩、アクリル W501cm×H160cm(2022)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/35827-1211320911.html
概要


品川美香は、大阪と京都を拠点に絵画を制作しているアーティストです。これまで子ども、植物、虫などのモチーフを繰り返し描き、西洋絵画的なリアルさと、平面的な日本絵画的表現を合わせた独自の世界を表現してきました。オディロン・ルドンによる一対の璧画《昼》と《夜》 の《昼》(1911年頃)を参照にしたという5mの大作《昼》は、背景の山が品川の生まれ育った熊本から見える雲仙普賢岳に置き換わっており、正面には自身の子どもを主想とした存在が描かれています。
不安定な日々が続いたコロナ禍での妊娠・出産を経て描かれた本作は、無垢で、小さい存在を描きながらも、子どもの目に、蝶の羽ばたきに、背景の連なる山とも繋がる歴史や宇宙といった壮大な存在を想起させます。
「日常で直面するわからないことや解決が難しい物事について考えるために絵を描いている」という品川。子どもの目を覗き込んだときに何を感じるのか。ぜひ、ギャラリーENにてご確認ください。
《昼》(部分)パネル、キャンバスに油彩、アクリル W501cm×H160cm(2022)
アーティストステートメント


子どものころから漠然と、私が見ている世界と他の人が見ている世界は同じではないのではないかと思っていました。英サセックス大学の認知・計算神経科教授のAnil K. Sethによると、私たちが経験する現実は、そこに実際にあるものの直接的な反映ではなく、脳のために脳が作り上げた巧みな構造物なのだそうです。絵を描くことは私にとって、目の前のくらしと現実に向き合いながら自分の世界の限界を飛び越える試みです。そしてそれは、異なる脳によって作り上げられる現実の多様性を受容し、わかりあえないことを前提にしながら、わかろうとする試みでもあります。

品川美香

作品販売について


2023年9月30日(土)10:00より店頭販売いたします。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、9月30日(土)11:00より販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022

アーティストプロフィール


品川美香(しながわ・みか)

1988年熊本県生まれ。2016年京都造形芸術大学大学院修士課程修了。現在は大阪(SUPER STUDIO KITAKAGAYA)、京都を拠点に活動。「私とは何か、人間とは何か」というテーマを軸に絵画を制作。

主な展覧会
2023年 mtk+ vol.14 品川 美香/Cafe Dot.S(京都)
2022年 「昼と夜」OIL by 美術手帖ギャラリー(東京)
2022年 「GOLDMEMBER 2022」下鴨茶寮(京都)
2022年 「千島土地コレクション『TIDE ‒ 潮流が形になるとき ‒ 』」千鳥文化(大阪)
2021年 「わたしが魚だったころ」ARTISTS' FAIR KYOTOサテライトイベント/庵町家ステイ(京都)
2021年 「 Contemporary Art Fair at HANKYU LUX」阪急うめだ本店  
2021年 「Up_01」銀座蔦屋書店GINZA ATRIUM(東京)
2020年 「ANTEROOM NAHA_Phase 2020」ホテルアンテルーム那覇 (沖縄) 
他、多数

展覧会情報


品川美香 個展「せかいのはじまり」

期間|2023年9月30日(土)~10月24日(火)
時間|8:00~20:00 ※初日のみ10:00~20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※終了日は変更になる場合があります。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/35827-1211320911.html

GALLERY EN



書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、お客様にお伝えする空間です。アートや伝統工芸品を通して、「こころを動かすものとの出あい」を体感していただき、京都岡崎の地で、人と人、人とアートがつながってたくさんの縁が生まれる場所になるようにという思いを込めています。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していきます。

京都岡崎 蔦屋書店



文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーをお楽しみ頂けます。

住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
電話番号|075-754-0008
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
X(Twitter)|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/

CCCアートラボ


CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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