クリスマスシーズンに咲く!“クリスマスカクタス”の愛称で親しまれている森林性のサボテン
伊豆シャボテン動物公園内の第3温室「森林性シャボテン館」において25株の「シャコバサボテン」が開花し、赤・白・ピンクなどの華麗な花が見頃を迎えました。
「シャコバサボテン」は、日本では明治時代から育てられている人気のある植物で、クリスマスの頃に花を咲かせることから「クリスマスカクタス」の愛称で親しまれています。また、昭和50年頃にシャコバサボテンを多く育種していたデンマークから多く輸入されてきたため、「デンマークカクタス」の名前で呼ばれることもあります。
当園では、今年は流木や岩を用いて自生地をイメージした植栽を試みており、森林性シャボテン館に調和した、華やかな雰囲気となっております。
今後は、特徴的なギザギザの葉の先にある蕾(つぼみ)が次々と開花し、1月頃まで楽しめる予定です。
《シャコバサボテンとは》
【分類】サボテン科シュルンベルゲラ属
【学名】Schlumbergera hybrid
【原産地】ブラジル
【英名】Holiday Cactus
【別名】シャコバサボテン、カニバサボテン、クリスマスカクタス、デンマークカクタス
蘭の宝庫とも呼ばれるブラジル、リオデジャネイロ州のオルガン山脈が原産地です。標高800~1,800m前後の霧が多く湿度が高い雲霧林(うんむりん)といわれる場所の樹上や岩に着生するため、本来は大変見つかりにくい希少なサボテンです。葉は多肉質で、縁に鋭い突起のある小判型の茎節がいくつも連なり、その先端に直径7cmほどの花をつけます。現在は園芸交配種が主で、秋から冬(10月~1月頃)にかけての開花期に赤やピンク、オレンジ、白などの美しい花を咲かせます。日本名の「シャコバサボテン」は、平らな茎の節と突起が甲殻類のシャコの形に似ていることから名付けられました。
伊豆シャボテン動物公園
https://izushaboten.com/
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