東京都大田区で「親子手話タグラグビー教室」を開講。5月25日(土)に無料体験会を雪谷小学校にて実施!

2024年5月14日 火曜日 12:46 PM

「東京2025デフリンピック」へ向けて、スポーツしながら手話を学ぼう!

元デフラグビー日本代表で、日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟理事兼ヘッドコーチを務める柴谷晋氏が、2022年に立ち上げた大田東京ラグビーアカデミーでは、昨年に引き続き2024年度も、スポーツをしながら手話を学び、誰もが気軽に交流できる場所をつくる「親子手話タグラグビー教室」(主催:NPO法人ピボットフット、協力:大田区ラグビーフットボール協会、大田東京ラグビーアカデミー)を6月より開講します。開講に先立つ5月25日(土)には、大田区立雪谷小学校体育館にて無料体験会を実施します。対象は小学生から中学生までの子どもと保護者(同伴のみでも可能)で、サイト(https://red207075.studio.site/)で申し込みを受け付けます。


「東京2025デフリンピック」に向けて取り組む、誰もが楽しめる「インクルーシブ」(包括的)なスポーツの場づくり


本プログラムは、体を動かす機会が減っている地域の子どもたちを対象に、運動の機会を提供するとともに、2025年に日本で初開催される「東京2025デフリンピック」へ向けて、障がいの有無や性別、年齢、人種などを問わず、誰もが楽しめる「インクルーシブ」(包括的)なスポーツの場をつくりたいという想いを込めて柴谷氏が発案したプログラムです。2023年度から「スミセイ コミュニティスポーツ推進助成プログラム」の採択事業としても認定されています。(正式事業名:「インクルーシブスポーツ教室。手話とタグラグビーを楽しみながら交流しよう!」)

これまでも様々な形でラグビーの普及・発展ならびに地域活動に取り組んできた柴谷氏は、本プログラムの展開を通じて、耳が聞こえないアスリートの国際大会「東京2025デフリンピック」へ向けて手話とスポーツをともに学び、世界中から来日する様々な人たちとの交流を楽しめる子どもたちの育成を目指していきます。
東京都大田区で「親子手話タグラグビー教室」を開講。5月25日(土)に無料体験会を雪谷小学校にて実施!

「親子手話タグラグビー」無料体験会 実施概要


日時:2024年5月25日(土) 18:15~19:30(18:00集合)
場所:大田区立雪谷小学校 体育館
対象:小学1年生~中学3年生までの親子(中学生のみご参加、幼児の参加は応相談)
申込:サイト内、もしくはQRコードより、申し込みフォームにアクセスの上、お申込みください
申し込みフォーム
サイトURL:https://red207075.studio.site/
お問い合わせ:rugbyacademy2022@gmail.com
(主催:NPO法人ピボットフット事務局 電話: 03-3776-5113)



「親子手話タグラグビー」 レッスン概要


「親子手話タグラグビー」レッスンは、無料体験会を経て、6月に開始。毎月1回、土曜日の夕方に実施します。レッスンは、単語やフレーズを学ぶ「手話パート」と、学んだ手話を使って体を動かす「ゲームパート」で構成されています。

手話講師は、国内外で通訳や講師として活躍する袖山由美さんらが担当。毎回、新しい単語やフレーズを学んだり、「手話歌」を織り交ぜたりしながら、段階的に語彙やフレーズを増やしていきます。様々なゲスト講師も登場予定です。

レッスン後半の「ゲームパート」では、柴谷氏がコーチを務めます。習ったばかりの手話を使った運動やゲームを行い、最後はタグラグビーのミニゲームを実施します。スポーツや遊びを通じて、体を動かしながら実践的に手話を使うことで、手を動かして会話をすることへのためらいや恥ずかしさといった初級者のハードルを下げるとともに、覚えた手話の定着を図ります。

手話講師:袖山 由美(そでやま ゆみ)

略歴
国内外にて講師、通訳として活躍。ろう者・ろう児・聴者問わず幅広い層にファンを持ち、メディア出演歴も多い。著作・講演も数多い。

発案者:柴谷 晋(しばたに すすむ)

略歴
元デフラグビー日本代表。世界大会で準優勝。現在、日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟理事兼ヘッドコーチ。NPO法人ピボットフットラグビー教室ヘッドコーチ。著書「エディー・ジョーンズの言葉」ほか

体を動かしながら楽しく「手話」を学ぶ! 教室の中では学べない実践的な手話体験を提供
柴谷氏が、“運動を通して手話を学ぶ”というコンセプトに着目したのは、大学時代に難聴になり、26歳でデフラグビー(聴覚障がい者ラグビー)に参加して、初めて「手話」を習ったときにさかのぼります。一般的な手話学習は、外国語学習のように教室のなかで教科書を使って行う講義形式が主流です。しかし、教室内でどれだけ講義を受けても、手話の習得は容易ではありません。そこで、手や表情を大きく頻繁に動かし、体全体を使ってコミュニケーションを行う「手話」ならではの特徴に着目し、柴谷氏が考案したのが、「スポーツ×手話」というオリジナルメソッドです。「親子手話タグラグビー教室」は、「ラグビー」というスポーツを通して、英語やフランス語を習得してきた柴谷氏ならではのユニークな体験学習です。

参考情報:デフリンピック(Deaflympics)とは?


耳の聞こえないアスリートのための国際的なスポーツ大会です。デフ(Deaf)とは、英語で「きこえない」という意味。オリンピックと同じように4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催されます。競技ルールはオリンピックとほぼ同じですが、耳の聞こえない人のために様々な工夫がされています。
夏季デフリンピックは1924年にフランスで始まり、日本は1965年のアメリカ・ワシントン大会から参加しています。冬季デフリンピックは1949年にオーストリアで始まり、日本は1967年のドイツ・ベルヒテスガーデン大会から参加しています。日本から出場している選手は100人を超すようになっています。
100年の歴史を持つデフリンピックが、来年2025年に日本で開催されます。デフリンピック100周年の記念大会である「東京2025デフリンピック」は、2025年11月15日~26日までの期間、東京、福島、静岡の各会場で行われます。

(参考)一般財団法人全日本ろうあ連盟 スポーツ委員会 デフリンピック特設サイト
  https://www.jfd.or.jp/sc/deaflympics/about/ 

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