米・国際アートフェア「SCOPE MIAMI BEACH 2024」にて茶会を通じて分断を調和に変える作品「“Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment」を発表

2024年11月19日 火曜日 6:17 PM

アート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND」の展示に、TeaRoomがアートコレクティブとして参加

米・国際アートフェア「SCOPE MIAMI BEACH 2024」にて茶会を通じて分断を調和に変える作品「“Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment」を発表


株式会社TeaRoom(本社:東京都渋谷区 / 代表取締役:岩本 涼 / 以下 TeaRoom)は、商業施設・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区 / 代表取締役社長:小林統 / 以下 丹青社)がサービスを提供するアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」と共同で、アメリカ・マイアミで2024年12月3日(火)より開催される世界屈指の国際アートフェア「SCOPE MIAMI BEACH 2024」 にて、茶会を通じて世界に祈りを捧げる作品「"Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment」を発表いたします。


両社は、海外市場の開拓など新たな展開の余地が多く残るアートとしての工芸、日本文化のマーケットに対して、丹青社が運営するアート・工芸のプラットフォーム「B-OWND」のもつ工芸アーティストとのネットワークと、TeaRoomが培ってきた文化体験提供のノウハウを掛け合わせた価値創出を目的に、2023年5月に業務提携を締結しました。
“モジュール型の茶室”の共同監修をはじめ、これまで様々な茶会を企画するとともに、昨年の「SCOPE MIAMI BEACH 2023」にて『NEO WABI-SABI』をコンセプトとした”アート茶会”の実施など、世界に対して日本の工芸の価値を届けて参りました。今年はその取り組みを加速すべく、茶会をインスタレーション作品として捉え、空間全体を作品として展示・販売いたします。

昨年度「SCOPE MIAMI BEACH 2023」のリリース ▼
アメリカの国際アートフェア「SCOPE MIAMI BEACH 2023」 にてB-OWND(丹青社)× TeaRoom による “アート茶会” を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000038444.html


過去開催の「SCOPE MIAMI BEACH 2023」の様子


■ 「SCOPE MIAMI BEACH 2024」概要
会期 2024年12月3日(火)~2024年12月8日(日)
会場 SCOPE MIAMI BEACH pavilion(801 Ocean drive Miami beach, FL33139,USA)
主催 SCOPE
公式ウェブサイト https://scope-art.com/

■ B-OWNDブース 概要
会場 G019・H021
内容 2つのブースの内一つは、B-OWNDに参加するアーティスト3名による日本の伝統的な美意識や工芸に現代性が掛け算された新作約150点とマンガ・アニメなどの著名作家とコラボレーションした作品を展示いたします。もう一つのブースでは、TeaRoomと共同で茶の湯を基盤としたインスタレーション作品を発表します。本作品では、茶の湯が建築、庭園、茶器、いけばな、掛け軸、食といった多様な要素を統合し、450年以上にわたって確立されてきた総合芸術であることをアート作品として提示いたします。現代アートでは個々の作品が独立した形を強調するために、ホワイトキューブ内で展示される傾向がありますが、本展示では、その傾向に反し、すべての要素が調和されたインスタレーション作品として空間及び体験ごと作品化します。

■ 茶会「“Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment」概要
作品名:"Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment
アーティスト名:TeaRoom
制作年:2024年
コンセプト: 
一盌(いちわん)を通じた祈り――それは、日常という平凡の中に秘められた崇高さを見出す行為である。万物は朽ち、生命はやがて塵へと帰る。それでもなお、私たちは茶の儀式を通じて、刹那の調和と静謐な美を見いだす。茶とは、単なる飲み物ではなく、分断を調和へと変える一念の象徴である。
Pray through a cup of tea. It is a tender attempt to accomplish something possible in this impossible thing we know as life. All things shall decay, and all living beings shall return to dust. A sacred moment of prayers through the humble, everyday ritual of tea.
作品構成内容:
茶室、茶会にて使用される全ての茶器、掛け軸/花器などの設え、茶会を開催する権利など全てが含まれる作品として展示販売いたします。


■ TeaRoom社のアートコレクティブとしての活動について
今回、TeaRoom社は、アートコレクティブ「TeaRoom」として、作品「“Ichinen” ーーThe Life Force at Every Moment」を発表します。「TeaRoom」は、日本の茶の湯の精神を軸として、分断を調和に変える運動や作品を生み出し続ける活動をしていきます。
日本ではどの時代においても、茶の湯の場で一盌を通してごく日常にある「あたりまえ」と向き合い、その大切さを共有してきました。その価値を伝えるために、Tea ServiceではなくTea Ceremonyという儀式として、世界の分断を調和に変えるための祈りを、一盌を通して捧げます。
また、現代のアートシーンでは独立自存のアート形式が一般的な中で、茶の湯のように主客があってこその関係性によって成り立つ、問題提起をする作品として、本アートフェアよりインスタレーション作品を発表します。
TeaRoom アーティストページ:https://art.tearoom.co.jp


■ TeaRoom 代表 岩本涼 コメント



「対立のない優しい社会を目指して」を企業理念に、産業と文化、都市と地域、日本と世界といったあらゆる隔たりを超えた取り組みを事業としてきた私たちTeaRoom。この度、「企業」という隔たりすらもこえ、今回アートコレクティブとして参加をさせていただくことになりました。戦争が意図的に起こされる時代。多くの方々が分断に心を痛める中、私たちは「一盌の茶を通じて、何を提供できるのか」を創業より考え続けてまいりました。千利休が行った、場作り。場の価値を高めてこそ、その工芸の価値も上がっていく。この度のアートフェアにて、場を創造してきた私たちにとって、世界に大切な問いを投げかける素晴らしい機会をいただきました。改めて自国の文化と向き合い、この国が問うてきた価値を、世界へ価値としてお届けしたいです。


■ 丹青社 企画開発センター 事業開発統括部B-OWND プロデューサー 石上 賢 コメント



今年も世界最大級のマイアミ/アートフェアに参加し、B-OWND所属の3名の作家による作品展示に加え、TeaRoomと共同で茶の湯を基盤としたインスタレーション作品を発表します。作品を通して茶の湯が持つ多次元的・多層的な文脈の魅力を新たな形で表現していくと共に、作品単体で消費されてしまう西洋式の『点』の評価方法を踏襲するのではなく、さまざまな文化的要素を統合できる様式を含んだ『面』で評価される土壌をつくり、日本の工芸品や文化が持つ歴史性と付加価値をアートの文脈との接続により創出する試みを開始いたします。



■ 過去のB-OWNDとのお取り組み実績
- 茶会「HANEDA ART EVENT ーアート×茶会の新しい形ー」実施(2021年)
- 茶会「工芸3.0 -アート×テクノロジー×日本文化- produced by B-OWND」実施(2022年)
- 茶室「Tesera Room in Room model.B-OWND」監修(2023年)
- 茶会「NEO WABI-SABI ‐Takahiro Koga exhibition‐」実施(2023年)
- 茶会「B-OWND×四代 田辺竹雲斎企画 岩本涼アート茶会(テーマ:かぐや姫)」実施(2023年)
- アートフェア「SCOPE MIAMI BEACH 2023」でのアート茶会実施(2023年)
- 展示会「Beautility: The Betweenness of Kogei」にて茶会実施(2024年)
- 展示会「TOOL or ART展 Vol.1」にて茶会実施(2024年)
- ギャラリー「Blackbird Gallery」にて茶会実施(2024年)





■ B-OWND について



2019年5月よりサービスを開始した、日本の美を表現する最高峰のアートとしての工芸作品を取り扱うオンラインマーケットです。アーティストと作品を丁寧に紹介することで、作家と購入者を繋ぐ場としてのプラットフォームを目指しています。また、B-OWNDでは、ブロックチェーンによるデジタル作品証明書付きの作品を購入することができます。作品を購入した事実が半永久的に記録され、個々人の美意識がアート工芸の歴史に刻まれていきます。

■ 株式会社丹青社について



「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間 等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。

代表取締役社長:小林統
所在地:東京都港区港南1丁目2番70号 品川シーズンテラス19F
創業:1946年10月
事業:総合ディスプレイ業〔商業空間・ホスピタリティ空間・パブリック空間・イベント空間・ビジネス空間・文化空間の調査・企画、デザイン・設計、制作・施工、運営〕
コーポレートサイト:https://www.tanseisha.co.jp/

■ 株式会社TeaRoomについて



2018年の創業より静岡県本山地域に日本茶工場を承継。サステイナブルな生産体制や茶業界の構造的課題に対して向き合うべく、2020年には農地所有適格法人の株式会社THE CRAFT FARMを設立。サプライチェーンの上流から販売までを一貫して担うことで、循環経済を意識した生産・日本茶の製法をもとにした嗜好品の開発及び販売・茶の湯関連の事業プロデュースなど、東京を中心に新しいお茶の需要創造を展開している。
1997年生まれの代表 岩本は、幼少期より裏千家で茶道経験を積み、21歳で株式会社TeaRoomを創業。裏千家より茶名を拝命し、岩本宗涼として "茶の湯の思想 × 日本茶産業"に対する独自の視点で活動。「UC Davis Global Tea Initiative」最年少登壇や、グローバルビジネス誌「フォーブス ジャパン」が世界に影響を与える30歳未満の30人を選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」に選出、ダボス会議グローバルシェイパーズのメンバーなどの実績を持つ。

代表取締役:岩本涼
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目38番14号 STANTION kitasando 5F
創業:2018年
事業:日本茶の生産/販売/事業プロデュース、茶の湯関連文化事業
コーポレートサイト:http://tearoom.co.jp
採用サイト:https://career.tearoom.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tearoom_japan/
X:https://twitter.com/TeaRoom_Japan
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社TeaRoom:高木
Tel:050-1432-8320 E-mail:pr@tearoom.co.jp
コーポレートサイト:https://tearoom.co.jp/

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