
木津本麗《ひらめき》2025
N projectでは、KOTARO NUKAGA Three(東京都)にて2025年12月6日(土)から2026年1月24日(土)まで木津本麗個展「そこにあること」を開催いたします。
木津本麗は1998年滋賀県生まれ。2023年、京都芸術大学大学院芸術研究科美術工芸領域油画専攻を修了し、現在は関西を拠点に制作を続けています。作品は滋賀県立美術館、アーツ前橋に収蔵されており、国内での注目も高まりつつあります。
開催概要
木津本麗「そこにあること」会期: 2025年12月6日(土)- 2026年1月24日(土)
開廊時間: 11:30 - 18:00(火 - 土)
※日月祝休廊
※年末年始休廊: 2025年12月27日(土)- 2026年1月5日(月)
会場: KOTARO NUKAGA Three
〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex I 3F
オープニングレセプション: 2025年12月6日(土)16:00 - 18:00
※木津本麗が在廊いたします。
展覧会の見どころ

会場風景
フェルトが紡ぐ、まだ名前を持たない色とかたちの詩学
木津本がモチーフとするフェルトは、かつて彼女の母親が幼い彼女のために作ってくれたおもちゃの素材であり、何にでもなれる魔法の切れ端でした。木津本は、そのフェルトをランダムに切り出し、彩色を施し、それを床に放り投げ、そこに生まれたかたちの重なり、色の交わりを、キャンバスへと拾い上げていきます。

会場風景

会場風景
意味を手放し、感性と出会う--木津本麗が描く「ただそこにあること」の美学
鑑賞者は、画面に散らばる色やかたちを認知し、次に何かの風景やものを当てはめようとしますが、木津本の作品はそうした性急な「理解」をふわりとかわし、ただそこにあるものを受け取るよう促します。

木津本麗《Floating Memories》2025
東京のギャラリーでは初の大規模個展
N projectでは2024年大阪にて開催した個展以来2度目かつ、東京のギャラリーでは初の大規模個展として作品をご紹介する機会となります。
ぜひこの機会にご高覧ください。
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木津本麗 プロフィール

1998年 滋賀県生まれ。
2021年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業、2023年 京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻卒業。
カラーフェルトに絵の具を重ね、それをランダムに切ったものをモチーフとして描いている。たくさんのフェルトのパーツを床に放り投げるように置いていく。フェルトのパーツは光を吸収したり反射したり、絵具とは異なる色の危うさを持っている。色とパーツの重なりとが複雑な空間を演出する。木津本にとってフェルトという素材は、幼少期に母親が作ってくれたままごとのおもちゃの経験と結びついており、身体に沈んでいる“手触りの記憶”を呼び起こす存在である。キャンバスやフェルトに色を乗せる行為は、時間や空間を押し込む作業でもあり、素材、色、自分自身と対話しながら作品を制作している。
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