累計DL数8万突破の歩き旅アプリ「膝栗毛」を活用した、自治体や企業の「観光DX」取り組み事例4選

2023年6月30日 金曜日 6:47 PM

デジタルでまちと人を繋ぎ、賑わいと関係人口創出へ取り組む

株式会社膝栗毛(代表取締役社長:米田 大典)が運営する、スマートフォン向け歩き旅アプリ『膝栗毛 | HIZAKURIGE』(以下本サービス)は、地域活性化を目指し、まちの賑わい創出に挑戦しています。 ローンチ以降、2023年6月には累計アプリダウンロード数8万件を突破いたしました。 それに際し、これまで取り組んできた本サービスを活用した地域や企業による観光DXの取り組み事例をご紹介いたします。


事例1)ガイドによる歩き旅ツアーをコロナ禍でデジタル化。一人でも気軽に楽しめる観光ツアーを提供<NPO法人大丸有エリアマネジメント協会>
事例2)歴史と伝統を残しながら新しい力と建築デザインとアートを活かしたまちづくりと、アプリで現地の人との交流を促し「また来たいまち」づくりに取り組む <株式会社創造舎>
事例3)観光交流人口を増やすため、10代・20代の女子学生の視点で地域の魅力を切りとりコンテンツ化<藤枝市>
事例4)20万人以上訪れる「酒まつり」をデジタル化し、シーズン以外も楽しめる仕組みづくりへ<公益社団法人東広島市観光協会>

■歩き旅アプリ『膝栗毛 | HIZAKURIGE』とは
「身近なまちの、何気ない道を、エンターテイメントに」をコンセプトに、固有の歴史や郷土文化などを紹介する「オリジナルマガジン」、歩きながら地域の物語を知ることができるGPS連動型「音声ガイド」、アプリ内のポイント「文」が貯まる「チェックイン」機能など、歩き旅を楽しんで頂けるコンテンツを提供しています。「文」は、オリジナルグッズやご当地ドリンク、スイーツなどと交換できます。
本サービスでは、旧東海道沿いやその他地域において、地元で愛され続ける料理や、有名な銘菓、歴史的な出来事の舞台などを紹介したり、地域の企業や自治体と連携したイベントを開催することで、そのまちの魅力を引き出し、ハードの開発を伴わないまちの賑わい創出に取り組んでいます。

2023年6月時点でのアプリダウンロード数は、約8万件。
SNSではInstagramフォロワー数は約5300名、Facebookフォロワー数は約9200名を突破しました。

■導入事例
事例1) NPO法人大丸有エリアマネジメント協会
ガイドによる歩き旅ツアーをコロナ禍でデジタル化。一人でも気軽に楽しめる観光ツアーを提供
大手町・丸の内・有楽町地区を中心に、公的空間の活用やコミュニティの形成に関する事業を行う「NPO法人大丸有エリアマネジメント協会」様と連携し、アプリ「膝栗毛」上に、丸の内・皇居エリアの主要な建築や歴史、カルチャースポットを巡ることで、ガイドさんに案内してもらっているように、まちの変遷を知ることができる新ルートを作成しました。MARUNOUCHI STREET PARKイベントや日本医学会総会のイベントでも本サービスを活用いただき、まちを巡り、賑わいを創出する仕組みづくりに取り組んでいます。

・導入の背景
東京の中心地でありながら、緑豊かなまち並みがある丸の内・皇居エリアには、江戸時代から現代にいたるまで、象徴的な歴史と建築、アートなどがあります。そんなまちを詳しく巡る観光ガイドが案内するツアーは人気コンテンツの一つです。
ただし、事前予約が必要であり、シーズンによっては予約が取りづらい有人の観光ガイドを、多くの人々にもっと手軽に楽しんで欲しいという思いに加え、コロナ禍では、好きな時に少数で過密にならずに外を歩きたいという要望が増えたことで、「膝栗毛」アプリを導入いただき、観光ガイドによるツアーをデジタル化しました。

・NPO法人大丸有エリアマネジメント協会 大谷様より導入した感想
大手町・丸の内・有楽町に訪れた人や、そこで活動する人の幸福度を上げるのが私たちのミッションです。膝栗毛アプリを、まち歩きをより深く楽しんでいただくためのプラットフォームとして観光活用しています。プラスして、イベントがある際には、膝栗毛上にある店舗やスポットを廻ってもらうなど、周遊してもらう仕組みづくりに取り組んでいます。
アプリには、QRコードを読み込んで場所にチェックインする機能があるので、お店の中に入ってもらう誘導にもなり、お店の方にとってもメリットになるのではないでしょうか。アプリには可変性と拡張性があり、写真とテキストがあれば、開発時間を要さず簡単にコースを新設できるのが魅力です。現在、丸の内・皇居という2つのコースを提供していますが、まちの変化や要望に合わせて、新コースも検討できればと考えています。

事例2) 静岡を拠点に建築設計・施工をするデザインオフィス「株式会社創造舎」
歴史と伝統を残しながら新しい力と建築デザインとアートを活かしたまちづくりと、アプリで現地の人との交流を促し「また来たいまち」づくりに取り組む 
旧東海道ルート内の江尻コース・府中コースにて、 OMACHI創造計画に取り組む創造舎様プレゼンツのコンテンツを提供しました。OMACHI創造計画とは、70年前は一番の繁華街と言われた歴史のある人宿町界隈を、その歴史を大切にしながら現代的なデザインで蘇らせるプロジェクトの総称です。人宿町のリノベーションや地域交流イベントなど、これまで創造舎様が取り組んできた、人宿町人情通りの開発の歴史と今を感じられるコースです。

・導入の背景
ハードのみでなくソフト面が人を呼ぶ仕掛けとして、東海道を軸に地域を盛り上げようとしている膝栗毛の活動と、以前賑わいのあった人宿町を、継続してまちの賑わいを創り出すために立ち上げた創造舎様のプロジェクトがマッチングし、双方が互いの理念に共感し導入いただきました。

・株式会社創造舎 堀内様より導入した感想
「また来たいまち」になるために、人との繋がりは欠かせません。「人情通り」は言葉のとおり、そこでゆきかう人とふれあい、お店に入れば店主との会話を楽しめる空間になっています。次来たときは別のお店の店主と話してみよう、と思っていただけるようなまちづくりを大切にしています。アプリで紹介しているお店も、まさに現地で商いをしている人との交流が楽しめるお店ばかりです。また、膝栗毛は東海道をルートで巡る仕組みになっているため、訪れた人と商いをする人や現地の人との交流やコミュニケーションが活性化することで、人が人をつなぎ、まちへ再訪問してくれることを目指しています。さらに、ほかのまちで活躍している人たちを呼び一緒にイベントをやったり、繰り返し人がまちに訪れるようになるといいなと思っています。

事例3)藤枝市
観光交流人口を増やすため、10代・20代の女子学生の視点で地域の魅力を切りとりコンテンツ化
藤枝市に在住、在学している10代・20代の女子学生で組織する「ふじえだガールズ・ミーティング」が、若い女性の目線で地域の魅力を切りとりコンテンツを企画・制作しました。

・導入の背景
藤枝市様はICTを活用したまちづくりを進めている自治体であり、認知を広めるために、日本全国、また世界から観光交流を拡大していけるデジタルツールを探されていました。市内には日本遺産の旧東海道、及びこの構成文化財があり、これを広く発信する方法を模索されるなかで、「ふじえだガールズ・ミーティングの新しい視点」を通したコンテンツづくりとして、膝栗毛を通して日本全国から観光交流を拡大したい想いと、ふじえだガールズ・ミーティングの活動が、アプリとしてカタチに残ることで、一過性のものにならないことがまちの認知拡大にも有効的として導入いただきました。

・藤枝市 河島様より導入した感想
ふじえだガールズ・ミーティングでは、活動の成果を継続して使い続けられるものとして残していきたいという想いがありました。膝栗毛との協業では、ふじえだガールズ・ミーティングの学生が地域の好きなところ・魅力を観光コースとして開発し、アプリのコンテンツ制作にも携われることもとても良く、完成したコンテンツはカタチとして残り続け、利用され続けるのが良い点です。今後も観光交流人口をどう増やして行けるかが課題なので、膝栗毛のユーザーがもっと増えて、海外までユーザーが増えた場合に、膝栗毛を使ってる人たちが、膝栗毛をつたって藤枝市にも来てくださり、観光交流が増えたらいいなと思っています。

事例4)公益社団法人東広島市観光協会
20万人以上訪れる「酒まつり」をデジタル化で、シーズン以外も楽しめる仕組みづくりへ
公益社団法人東広島市観光協会様と連携企画。兵庫の灘、京都の伏見と並ぶ日本三大銘醸地、広島県東広島市「西条」の酒蔵巡りが愉しめるルートを制作。22年11︎月~23年2︎月までの期間限定で膝栗毛とコラボした「ほろよい散歩クーポン」を提供しました。

・導入の背景
毎年10月に開催される大盛況の酒まつりや観光シーズン以外でも、観光客を呼び、まちを楽しんでいただける方法がないか検討されており、膝栗毛アプリのコンテンツがマッチし導入いただきました。

・公益社団法人東広島市観光協会 市川様より導入した感想
東広島へ来ていただいた方により、年間を通して地域を深く楽しんでもらいたいという想いで、膝栗毛アプリを紹介しています。最初はアプリの登録に苦戦される方もいますが、登録すると「やってみたら楽しかった」と帰りに声をかけてくださる方や、中には膝栗毛アプリをして旅をしている方もいらっしゃったり。まちからまちへと人が繋がっていくことで、東広島へもっと多くの方が来るといいなと思っています。


■歩き旅アプリ「膝栗毛 | HIZAKURIGE」4つの機能

1. 歩き旅の寄り道探し「膝栗毛マガジン」
歩き旅ルート上にあるスポットの歴史やグルメ・観光情報をまとめたオリジナルマガジンをご用意しました。歩き旅に出かける前に情報を収集して、まだ見ぬ新しい町の魅力に出逢うことができます。

2. 何気ない場所がエンターテイメントに「音声ガイド」
マッピングされた場所に行くと聞くことができる音声ナレーション。寺や城・石碑やお店など、各地域ならではの様々な場所に隠された物語を楽しみながら歩き旅ができます。

3. 歩き旅の思い出を残す「チェックイン機能」
歩き旅ルート上にある寺や城、石碑やお店、絶景ポイントなどの様々な場所に、アプリ上でチェックインができます。チェックインスポットに近づき、撮影した写真を登録するとチェックインが完了し、膝栗毛ポイントが貯まります。貯めたポイント「文」は、オリジナルアイテムやドリンクなどと交換できます。

4. 地域の人・コミュニティと繋がる「膝栗毛茶屋」
各エリアには、品川宿「KAIDO Books & Cafe」や、京都「小川珈琲」など、膝栗毛と連携する"膝栗毛茶屋"をご用意しています。アプリで貯めた「文」を景品と交換できたり、その地域ならではの文化や特産物、人に会うことができます。

*「膝栗毛 | HIZAKURIGE」ダウンロードURL
(iPhone)https://apps.apple.com/us/app/id1560771886
(Android)https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hizakurige
*「膝栗毛 | HIZAKURIGE」動画URL
公式YouTubeチャンネル
 https://www.youtube.com/channel/UC7AUp0xJCpulJyRQeqP-LFQ/featured
最新プロモーション動画
 https://youtu.be/nJ1anRRYPIA
公式Facebook:https://www.facebook.com/hizakurige
公式Instagram:https://www.instagram.com/hizakurige_official/

■「膝栗毛」起業の経緯
三菱地所でハード(建物)の開発によってまちに人を呼ぶきっかけや、まちと人が繋がる仕掛け作りに携わってきました。しかし、ハードが軸となる仕掛け作りの課題は、場所が限られ、完成まで時間がかかることです。元々ある地域の観光資源や魅力を可視化し、時間をかけずにより多くの方にまちに訪れてもらえる仕掛けづくりへと、ハードの開発を伴わないソフトでまちの賑わい創出に挑戦すべく、三菱地所の社内制度である「新事業提案制度」に2019年に応募しました。審査通過後は、ベータ版で実証実験やテストマーケティングを繰り返し、2021年に創業いたしました。


■会社概要
会社名     :株式会社膝栗毛(Hizakurige Ltd.)
所在地     :東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
設立日     :2021年11月12日 
株主      :三菱地所株式会社、株式会社JTBコミュニケーションデザイン
代表取締役社長 :米田 大典
事業内容    :歩き旅エンターテイメントコンテンツサービス提供、
        地方・地域活性化事業ほか
URL     :https://hizakurige.com/

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