サイト利用者449万UU、掲載施設456施設/データから市場状況と最新トレンドを読み解く
株式会社ダイブ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:庄子 潔)は、2019年~2023年のグランピング市場状況を発表しました。本調査は、グランピング施設専門のWEBメディア『GLAMPICKS』(https://glampicks.jp/)のサイトデータを集計したものです。
【はじめに】グランピング専門のWEBメディア:GLAMPICKSとは?
「GLAMPICKS」は、グランピング施設専門の情報サイトとして、2019年7月30日に運営開始いたしました。その後、新型コロナウイルス渦において三密回避の旅行先としてグランピングが人気急上昇したことに伴い、GLAMPICKSの利用UU数も増加。2020年には50万人、2021年には343万人と、順調に利用者を伸ばし、2022年には年間利用者数449万人、2023年8月1日現在は施設掲載数456施設と、グランピング情報が国内トップクラス(※)で充実しているWEBメディアへと成長しました。 (2023年8月1日 自社調査)
また、SEOにも強みがあり、約300のキーワードにおいて上位表示されています。(2023年8月1日時点)今後は、さらなる情報の充実はもちろん、トップページやグランピング施設検索ページのUIUX改修による利便性の向上、インバウンド旅行者向けの多言語対応などを進めていく予定です。
【2019年~2023年】サイト全体PV数推移
※ 集計期間:2019年7月30日~2023年7月31日・集計数:35,207,957PV
GLAMPICKSのPV数の推移から、グランピング市場のトレンドを振り返ってみます。
まず、2020年2月のコロナ蔓延により、旅行先の候補として「非接触」×「非日常」を体験できるグランピングが旅行先の候補として台頭。人気上昇にあいまって、グランピング施設専門のWEBメディアであるGLAMPICKSのサイトPV数も、2020年に128万PV、2021年に964万PV、2022年に1,476万PVで成長。2020年~2022年のコロナ禍において、一気に成長していることが読み取れます。
しかし、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行の前後には、沖縄などの遠方の観光地への国内旅行や、海外旅行が旅行先の選択肢として復活。それに伴って、GLAMPICKSの2023年1~7月 サイトPV数は942万PV(昨対比95.9%)と停滞しております。コロナ禍で急激な成長を遂げたグランピング市場ですが、現在の市場状況としては一時的な停滞トレンドに移行したことがうかがえます。
【2023年上半期】男女別PV数・年齢別PV数
※ 集計期間:2023年1月1日~2023年6月30日・集計数:7,144,529PV
2023年上半期サイト利用者のうち、「男性利用者(50.3%)」「女性利用者(49.7%)」となりました。
サイトが開設された2019年から、男女大差なく5 : 5の割合でサイトを閲覧されています。グランピングが、男女共に人気がある宿泊先であることがうかがえます。
2023年上半期年齢別PV数1位は「35-44歳(30.9%)」。次いで「25-34歳(30.6%)」と一般的に想定されているターゲット層が、上位2項目を占めています。3位の「18-24歳(15.8%)」4位の「45-54歳(14.1%)」が僅差と、幅広い年齢層への需要の高まりが見受けられます。
【2023年上半期】人気エリアPV数ランキング
※ 集計期間:2023年1月1日~2023年6月30日・集計数:633,863PV
2023年上半期人気エリアランキング1位は「長野県」、次いで「沖縄県」、「北海道」と続きました。緊急事態宣言の解除ともあいまって、沖縄県や北海道などの遠方観光地への旅行も可能に。全国的な地域へのグランピング需要の広がりが読み取れます。
【2023年上半期】人気施設タイプランキング
※ 集計期間:2023年1月1日~2023年6月30日・集計数は、25,636PV
GLAMPICKSに掲載されている「ベルテント」「ヴィラ・貸別荘」「一棟貸し」「ドームテント」「コンテナハウス」「古民家」などの17施設タイプのページPV数と施設掲載数の割合を集計しました。
2023年上半期人気施設タイプ・PV数割合1位は「ドームテント(41.6%)」。掲載施設数に対し約2倍のPV数と、かなりの人気を占めていました。
次いで「コンテナハウス(24.4%)」「一棟貸し(9.1%)」が続き、グランピング利用者がある程度のととのった設備環境を宿泊先に求めていることがうかがえます。
【2023年上半期】人気自然タイプランキング
※ 集計期間は、2023年1月1日~2023年6月30日、集計数は、7,711PV
人気自然タイプのPV数は、「海タイプ(39.9%)」が施設掲載数の2倍以上と最も多く、次いで「森林タイプ(20.0%)」が続きました。また、「川タイプ(16.8%)」は施設掲載数に対して、PV数が比較的多い結果となりました。
自然タイプでは、海や川が掲載施設数(供給)の割合に比べてPV数(需要)が多いことから、グランピング施設の開発余地があると推測できます。
【まとめ】グランピング市場は一時的な停滞も、2024年度以降は安定成長と推測
冒頭の通り、グランピング専門のWEBメディアであるGLAMPICKSにおいて、2023年1~7月のサイトPV数は942万PV(昨対比95.9%)と停滞していることから、一時的にグランピング市場の成長は停滞していると考えられます。
一方で、最新データから、性別・年代問わずに幅広く利用が継続されていることがわかります。また、アウターコロナだからこその全国的な地域でのグランピング需要の高まり、グランピング利用者が求める施設タイプや自然タイプの需要変化もみえてきました。これらのデータから、グランピング施設は旅行先の選択肢のひとつとして一定の市民権を得たと考えられます。
アフターコロナ初年度の2023年度においては、グランピング市場は外的要因を受けて一時的な停滞トレンドではあるものの、2024年以降は昨対比105~110%ほどで再び安定成長していくと推測しております。ただし、すでに三密回避による旅行先としての競争優位性は薄れているため、2020年~2022年のような急激な成長は見込めないのではないでしょうか。
「グランピング」というラベルさえあれば宿泊予約で埋まる、という時代が終わり、これからは、利用者がグランピングに求めるニーズをしっかりと市場調査・データ分析し、需要に合わせたマーケティングプラン、施設開発や運営オペレーションへと落とし込みができるグランピング施設が中長期的に生き残っていくと考えられます。
※本調査の詳細に関するご質問・データ提供をご希望のメディアのご担当者様は、当社までご一報いただけますと幸いです。
GLAMPICKSを運営する株式会社ダイブは、カジュアルな価格帯のグランピング施設「ザランタン」を展開。「グランピング施設って高すぎる……」を解決します。
ザランタン(The Lantown)は、株式会社ダイブが全国に展開しているグランピングブランドです。あかりを指すランタンには、まち(TOWN)の魅力をつなぐ(LAN)ことで地方創生の火をともすという意味を込め、観光地化されていない地域を中心に展開を行っています。『おもてなしアウトドア』というコンセプトのもと、アウトドア初心者の女性やお子様でも、心置きなくお楽しみいただけるような「ちょっとずつのこだわり」を、施設の随所にちりばめた企画・運営をおこなっています。2021年5月~岡山県津山市阿波村にて「ザランタンあば村|阿波森林公園」、同年7月~佐賀県佐賀市三瀬村にて「ザランタン三瀬高原|やまびこの湯」、北海道芦別市にて「ザランタン芦別」、2022年6月~栃木県鹿沼市にて「ザランタン鹿沼」を開業。2023年7月~は全国5施設目となる茨城県常陸大宮市にて「ザランタンひたち大宮|パークアルカディア」を開業いたしました。
【 株式会社ダイブ・概要 】
会社名 :株式会社ダイブ
創業 :2002年3月
代表取締役 :庄子 潔
本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区 新宿2-8-1 新宿セブンビル10F
サイト :https://dive.design/
株式会社ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間10,000人の観光従事者を創出。日本人人
材と外国人人材あわせて、全国47都道府県、4,600施設以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。
また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性都市を含む)において、D2Cの観光事業を展開。収益の創出、外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでのサステナブルな地域づくりに貢献しております。その他にも、グランピング施設に特化したWEBメディア GLAMPICKS(グランピックス)の運営をはじめとした宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。
【報道関係者様からのお問い合わせ先】
株式会社ダイブ
広報:福山・原
TEL :03-6311-9833
MAIL :pr@dive.design
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