1920（大正9）年、飛騨のどこにも椅子とテーブルの暮らしなどなかった時代、一脚の洋椅子づくりから始まった飛騨の家具産業。木を知りつくした匠の技と、たゆまぬ努力を続けた研究者たちによって、全国有数の曲木椅子産地が誕生しました。 日本人の生活様式が変わり、家具は人と人を結ぶ大切な役割を果たすようになりました。協同組合飛騨木工連合会は、新しい時代に向かってインタラクティブなモノづくりを提案します。
飛騨の家具(R)フェスティバルとは、優れた技・デザインの「飛騨の新作家具」を一堂に展示し、飛騨の家具のブランド力を披露するイベントで、今年で73回を迎えます。全国の小売店をはじめ家具メーカー、商社、インテリアコーディネーター等々多岐にわたる事業者はもちろん、一般の方どなたでもご来場いただけます。また、土日はテーマブースにおいて「飛騨つくり手市」と題したクラフト作品や小物等の展示即売会のほか、新作家具展示はじめ、飛騨木工連合会のゆかりのゲストを迎えてのトークショー、関連団体によるワークショップなど、内容は盛だくさん！飛騨木工連合会所属の各メーカーが提供する家具や小物が当たる「スタンプラリー」も開催しますので、メイン会場や各社ショールームを巡ってたくさんスタンプを集めてください。
日時：令和5年10月21日（土）～25日（水）の5日間 9：30～17：00（最終日は16：00）
会場：メイン会場 飛騨・世界生活文化センター（岐阜県高山市千島町900-1）
サブ会場 高山市・飛騨市内の各企業のショールーム
１.飛騨・高山新作家具展示（コンベンションホール・各企業ショールーム)
飛騨木工連合会が誇る、伝統に培われた確かな技術を持つ各企業が、それぞれの持ち味や得意分野を生かし、生みだされる洗練されたデザインと匠の技を紹介します。
コンベンションホールでは、メインテーマである飛騨デザイン憲章第2条「人がつくる～人がつくり、人をつくり、人とある～」をコンセプトに建築家の「tamari architects」と「飛騨の森でクマは踊る」とのコラボレーションによるテーマブースを設けます。ここでは、地域や木工連合会が持つ「自治性」や「互いに助け合う」の精神に着目し、白川郷の「ゆい（結）」をイメージしながら、テーマである「人がつくる」を表現します。
テーマブース設計 ： tamari architects 共同代表 寺田英史 氏
ディレクション ： 飛騨の森でクマは躍る（ヒダクマ）
また、10月21日（土）・22日（日）は、サブ会場である各企業ショールームにおいて、この期間でしか購入できないアウトレット家具の販売やワークショップが開催されます。
２.飛騨つくり手市（コンベンションホール・テーマブース内）
10月21日（土）・22日（日）の2日間限定イベントです。
飛騨で活躍するすぐれた作り手を紹介したいという思いのもと、13組が出店します。
出店者が扱う素材は木のみならず、陶・ガラス・革などと幅広く、飛騨のものづくりの豊かさを改めて感じる空間となり、作品の購入を楽しむことができます。
３.トークイベント（コンベンションホール・トークイベントブース内）
飛騨木工連合会のゆかりのゲストを迎えて、一般の方・家具関連業者様向けの様々なトークショーや団体・企業のＰＲ等が開催されます。（一部要予約）
トークショーリストより…
10月21日（土）13：30～14：30
「匠DNAの継承」～飛騨の匠・明日の匠 認定者トーク～
飛騨の家具について、つくり手の方から聞くことができるまたとないトークショーです。
４.飛騨の家具(R)勉強会（コンベンションホール・トークイベントブース内）
例年好評の飛騨の家具の勉強会を、家具お取り扱い事業者様向けに開催します。飛騨の家具ブランドの特長や歴史について詳しくお伝えします。
10月24日（火）13：30～14：15 ※飛騨の家具テスト14：30～15：00（別会場）
５.第8回飛騨の家具絵画コンクール～あったらいいなこんなイス～（ウェルカムプラザ）
高山市・飛騨市の小学生に、近隣の家具工場を見学してもらい、モノづくりの楽しさや凄さを体感し、「こんな椅子があったらいいな」との思いを描いた絵画展を開催します。
上位入賞作品には、組合各社の製品が贈呈されます。小学校5校（本郷、新宮、江名子、北、三枝小学校）から応募いただいた184名の絵画を展示します。
６.「Gifu Select」ブース（コンベンションホール）
岐阜県内の企業が作るデザインに優れた家具・雑貨・生活関連用品をセレクトした企画ブースです。
協力：岐阜県中小企業団体中央会、JETRO岐阜
７.海外バイヤー招聘事業（コンベンションホール及び各社ショールーム）
JETRO（日本貿易振興機構）の支援により、海外の家具・インテリア商材の購入担当者を招聘して、ビジネス商談会を開催し、海外需要開拓を促進します。
８.2023匠・DNA展 （ウェルカムプラザ）
岐阜県木工デザイン協会に所属する県内の個人や企業の従業員が、新たなアイデアを生みだして創作した製品をコンペ形式で実施するデザイン展です。今回は「人がつくる～つくり手としての挑戦～」をテーマに、自由な発想で創造した26作品を展示します。
９.飛騨高山つくり手の会2023（コンベンションホール）
飛騨高山つくり手の会会員による展示会です。陶芸、彫金、木彫、木工家具、石・木彫り、ステンドグラス、独楽など、さまざまなジャンルの作家が展示します。
１０.飛騨の工房家具新作展（コンベンションホール）
「飛騨の木工房の会」が主催し、飛騨地域で制作活動している「飛騨の木工房の会」会員の個人工房家具・木製品を展示します。
１１.岐阜県立木工芸術スクール ワークショップ（コンベンションホール入口付近）
「千鳥格子のなべしき」を作ります。すでに加工された1本1本に鉋をかけて、厚みを調整して組み立てます。接着はしませんので何度でも組み立てられます。
10月21日（土）・22日（日）のみ（各日9：30～12：00、13：00～16：00）
１２.「ミュージアム飛騨」一般公開（ミュージアム飛騨B1・1F）
日本遺産「飛騨匠の技・こころ」の認定を機に、飛騨の匠ミュージアムとして飛騨の匠1300年の歴史や家具の変遷、さらには飛騨の家具(R)メーカーが手掛けた数々の椅子を展示しています。
期間中は、歴史的空間と飛騨デザインの体感空間を無料で公開します。
その他
■スタンプラリー
飛騨・世界生活文化センター内のコンベンションホールを始め、ミュージアム飛騨や各企業のショールームを回るタンプラリーを実施します。5個のスタンプを集めた方には抽選で、組合企業提供の家具や小物が当たります。
■朝日大学による企画イベント
インスタグラム作成（学生による情報発信）やQRコードを使ったスタンプラリーを実施します。
■関係団体イベント
○岐阜県立高山工業高等学校サテライトキャンパス“飛騨の匠工房”（10/21）（ウェルカムプラザ）
生徒が制作したオリジナル商品を販売する活動です。人気の木べらや木製キーホルダー、幻の木製飛行機「キ106」組立模型など約３０種類の商品を販売します。
○令和5年度児童・生徒木工工作コンクール岐阜県大会（ウェルカムプラザ）
主催：岐阜県木材青壮年団体連合会
木工工作コンクールの県大会で、県内の小中学生が自分の手で作った素晴らしい作品を展示します。各地区の予選を勝ち抜いた作品は、全国大会に出場するチャンスもあり、約40作品の中から、小学生低学年の部、高学年の部、中学生の部のそれぞれで2点ずつ選ばれます。
○飛騨高山わらべうたの会ワークショップ（10/21～22）（ウェルカムプラザ入口付近）
飛騨高山の木にふれよう！森を感じよう！おまつりの獅子頭のカスタネットやハロウィンカップ、森のなかまたちを作るワークショップを開催します。製作時間は1人20分くらいで、小さなお子様でも簡単に製作できます。
○「CRAFT VALLEY 361（クラフトバレー361）」開催（10/20～10/29）
主催：飛騨朝日地域活性化推進協議会
飛騨から木曽へ、山の間を抜けるクラフト街道361号。道沿いは木工作家達の工房だけでなく、廃校を活用した蒸溜所や劇場、ワイナリー、農場など、現代のクラフトマンが数多く存在し、日々の暮らしの道具や作品が生まれています。
2023飛騨の家具(R) フェスティバル
主催 飛騨の家具(R) フェスティバル実行委員会、協同組合飛騨木工連合会
共催 飛騨・世界生活文化センター 指定管理者 飛騨コンソーシアム
後援 高山市、飛騨市、高山商工会議所、高山市産業振興協会、一般財団法人飛騨地域地場産業振興センター、一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、飛騨高山旅館ホテル協同組合、飛騨高山民宿協同組合、岐阜県木工連合会、岐阜県木工デザイン協会、濃飛乗合自動車株式会社
協力 朝日大学
【本件に関するお問い合わせ】
名称：協同組合飛騨木工連合会
住所：〒506-0032 岐阜県高山市千島町900-1 飛騨・世界生活文化センター内
電話：0577-32-2100（火曜日を除く平日9：00～17：00）
FAX：0577-35-2251
メールアドレス：info@hidanokagu.jp
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