旅行系スタートアップの「Deeper Japan」が、金沢市を中心に伝統文化体験商品を拡充。一歩踏み込んだ旅行体験を求めるインバウンド需要に応えるべく、地方での事業展開を加速。

2023年10月24日 火曜日 2:17 PM

加賀友禅や、牛首紬、金沢芸妓体験など、5体験をリリース。今後は、九州や東北へ展開を進める予定。

日本各地の職人やアーティスト、自然ガイドと連携し、訪日外国人向け伝統文化体験オンライン予約サービスを提供するDeeper Japan(本社:東京都世田谷区/代表 石川光)は金沢エリアの新商品として、5商品をリリースした。




Deeper Japanについて


Deeper Japanは、訪日旅行客が通常はアクセスするのが難しい日本の伝統文化体験を、簡単にオンラインで予約ができるサービスです。質の高い文化体験や自然体験を厳選し、最前線で活躍する職人やアーティストと直接提携することで、言語や文化、価値観の違いを越え、旅を通した異なる文化間の相互理解、伝統と多様性の保全、共感と寛容に満ちた社会を目指します。対象を原則として少人数のゲストに絞り、大人数向けの画ー的な体験ではない、職人とゲストがより深く接する時間を提供します。 また、独自に採用し研修を重ねた通訳ガイドが同行することで、可能な限りゲストの母国語での通訳を行っています。

新商品のご紹介





加賀友禅の真髄に触れる、加賀友禅工房見学体験(金沢市)
加賀友禅を目の前にすると、その幾何学的に計算されたデザインと自然をそのまま移しとったかのような写実性が同居した美しさに目を奪われます。加賀友禅の歴史は約500年前、この土地独自の染色技法「梅染」にさかのぼります。「加賀五彩」と呼ばれる藍・臙脂・黄土・草・古代紫を基調とした色合いや、写実的に描かれる草花をモチーフとした絵画調の模様が特徴です。さらに、葉が虫に食われた様子を描き込む「虫喰い」など、よく見ると精緻な構成に少しの遊び心を感じる繊細な技法を感じることができます。分業が多い中でこちらの工房では素材から仕上げまで一貫生産をしていることから、加賀友禅の全ての工程を体感することができます。






和太鼓体験と、和太鼓文化を支える工房の見学(白山市)
「日本人の音の原点は太鼓である」和太鼓を専門に製作し続けて400年以上の歴史を持つこの工房に伺うと、そう教えられる。確かに、日本各地のさまざまな祭りや神事、伝統芸能に至るまで、太鼓が登場しないものを探す方が難しい。一角では、修繕の様子も見学することができる。日本全国からメンテナンスを求めて多くの太鼓が送られてくる。太鼓の側面にはその太鼓の持ち主や地域の名前が書かれていることが多く、体色した木肌の色や牛皮の色からその太鼓がどのような人たちに愛されてここに戻ってきたのかを想像することが楽しくてたまらなくなる。最後には、専門の奏者によるレクチャーがあり、太鼓の演奏体験ができる。



山村の暮らしを支えてきた、美しく強い牛首紬体験(白山市)
牛首紬。この不思議な名前は、生産地である石川県白山市・白峰の旧地名(牛首村)に由来しています。この地域の民にとって重要なものが養蚕でした。貴重な現金収入の手立てとして必須の作業だったのです。できた繭は生糸になるものだけが売買され、それ以外はくず繭として扱われました。そのなかに、二匹の蚕が共同で一つの繭を作る「玉繭」がありました。この玉繭を主として織られてきたのが牛首紬です。 雪に閉ざされる長い冬、女性たちは糸を紡ぎ、機を織りました。自然を生かし、自然に生かされるという環境の中で、山村特有の暮らしを営んだ山の民たち。そんな彼らが育んだ山の文化のひとつが牛首紬なのです。



当時自らが案内する、プライベート蔵見学体験・熟成日本酒テイスティング(金沢市)
伝統の職人技を受け継ぎ、良質な米と水のみで醸すこの純米蔵では、杜氏が自ら蔵内を案内してくれる特別な見学が用意されています。見学の後には、個性豊かな純米造りの日本酒の中でも、この蔵が独自に熟成させた最高峰の日本酒を含めたラインナップをテイスティングできる時間が設けられています。酒造りは自然が主役。寒の水と吟味された酒米。これら自然の恵みと、酵母や麹カビといった微生物たちによって酒は醸し出されます。蔵人の役割は自然の原理がうまく働く場をつくること。そして、主役である微生物が気持ち良く活躍できる環境を整えること。杜氏の案内と、熟成を経た貴重な日本酒の唎酒は、この蔵の考えのみならず、日本酒の概念を理解するに資するとても素晴らしい時間となるでしょう。



お食事と金沢芸妓、料亭でのお座敷体験(金沢市)
料亭のお座敷に金沢の芸妓(金沢では芸者のことを芸妓と呼びます)を招いてのお食事の時間を楽しんでいただく体験です。金沢は、藩政期から伝統工芸や伝統芸能を受け継ぎ、現在も伝統が生活の中に息づくまちです。茶屋街の歴史は古く、金沢の歴史とともに、芸を磨き、もてなしの心を受け継いできたのが金沢芸妓です。ひがし、にし、主計町の3つの三茶屋街には、現在も、金沢芸妓が日々厳しい稽古を重ね、その伝統を継承しています。
歴史ある金沢を代表する料亭で、山と海の幸が詰まった金沢ならではの自然の恵みを感じられるお料理をいただきながら、金沢芸妓との時間をお楽しみください。


今後の展望について


新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた訪日インバウンド旅行業界においては、昨年10月の訪日旅行解禁から徐々に復活の兆しを見せています。Deeper Japanにおいても、右肩上がりで増加する需要に応えるべく予約対応チームの増強が急務であり、社内システムのアップデートおよび採用の強化を進めてまいりました。この度、カスタマーサポートチームのリモートでの業務を導入し、海外においても採用をいたしました。国内のコミュニケーションを担当するチームと連携しながら、業務を進めています。また、今後も加速度的な増加傾向にある需要に対応するべく、さらに採用を進めていく予定です。

Deeper Japanは、東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市で主に民泊事業を行うNPO法人マルゴト陸前高田や伝統的工芸品産業振興協会、大宮盆栽村協同組合、各地の自治体や観光協会らとも連携し、地方活性化や日本の伝統工芸の保存を積極的に支援しています。Deeper Japanのゲストは、およそ8割が欧米豪からの個人旅行客です。

今後の展望として、国内では秋田や山形などの東北エリアおよび、九州エリアを。また、本サービスの海外展開を予定しています。Deeper Japanのコンセプトである、言語や文化、価値観の違いを越えて、旅をいかに充実したものにさせられるか、を日本以外でも追求し、旅行客に提供すべく事業を加速させて参ります。

<運営会社概要>
【会社名】 ディーパートラベル株式会社
【代表者】 代表取締役 石川 光
【会社設立】2021年7月
【URL】https://www.deeperjapan.com/

<本件に関するお問い合わせ>
【広報担当者】 江口 哲史
【TEL】 050-3696-0903 / 090-4533-3732(携帯)
【E-mail】 info@deeperjapan.com

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