ヤマハ銀座店にて第3弾「楽器の木」展を開催 木材の多様性に向き合う『ダイバーシティクラリネット』を展示

2023年12月6日 水曜日 4:47 PM

期間:2023年12月6日(水)~ 2024年5月27日(月) 場所:ヤマハ銀座店 1階

ヤマハ株式会社(以下、当社)は、楽器に使用する木材についての情報や、当社の木材や森林保全への取り組みを紹介するとともに、関連する試作品の展示を行う『「楽器の木」展』を2022年12月よりヤマハ銀座店にて開催しています。第3弾では、『ダイバーシティクラリネット』のプロトタイプ4種『KINTSUGI』『SHIRATA』『FUMOKU』『IRIKAWA』を第一弾の「アップサイクリングギター」、第2弾の「サステナブルキーボード」とともに2023年12月6日(水)から2024年5月27日(月)に展示します。


「ダイバーシティクラリネット」(左からFUMOKU、SHIRATA、右上IRIKAWA、右下KINTSUGI)
『ダイバーシティクラリネット』は、均一性を重視する生産工程では使用しない木材をあえて採用しています。木材の成長過程で生じるひび割れや欠け、穴など天然の木材の多様性をいかし、個性的なクラリネットを製作しました。『KINTSUGI』は、伝統的な日本の修理技術である「金継ぎ」を用いて木材の欠陥を金で繕い装飾しています。また『SHIRATA』『FUMOKU』『IRIKAWA』は、白太(しらた)、斑杢(ふもく)、入皮(いりかわ)*などの欠点を木材の多様な個性として引き立たせた唯一無二のクラリネットです。
当社は『ダイバーシティクラリネット』の製作を通して、限りある自然素材を効果的に活用しながら木の個性と向き合い、それぞれの持ち味をいかす方法を模索しています。同時に、欠陥のある木材を部分的に補うことで資源の有効活用を目指す研究も進めています。さらに、木片を活用する成形木材技術や汎用木材を活用する積層木材の研究も進め、従来の無垢材に代わる新たな素材の開発にも取り組んでいます。本展示では、これらの取り組みについても紹介します。
埋木で補修したクラリネットのパーツ
樹脂で補完したクラリネットのパーツ
木片100%で製造したクラリネットのパーツ

『「楽器の木」展』第3弾「ダイバーシティクラリネット」概要


期間:2023年12月6日(水)~2024年5月27日(月)※ヤマハ銀座店の営業日・営業時間に準じます
会場:ヤマハ銀座店 1階(東京都中央区銀座7-9-14)
料金:入場無料、予約不要
ウェブサイト:https://retailing.jp.yamaha.com/shop/ginza/experience_area/event/detail?id=4678

*白太(しらた):木材の樹皮に近い白い部分
斑杢(ふもく):樹木の成長環境によって生じる繊維のねじれや斑、紋状の模様
入皮(いりかわ):成長過程で樹皮に傷がつき、組織が成長せずに皮ごと巻き込まれた部分

<参考情報>
企画展示『「楽器の木」展』をヤマハ銀座店にて開催 第1弾は、「アップサイクリングギター」を展示(2022年12月5日)
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2022/22120501/

企画展示『「楽器の木」展』第2弾をヤマハ銀座店にて開催「サステナブルキーボード」2種を展示(2023年5月31日)
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2023/23053101/

マリンバ、ピアノ用の木材から生まれた「アップサイクリングギター」2種を展示(2023年9月6日)
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2023/23090602/




ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/


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発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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