都市部で生活を続けながらも地域との関わりを強めていく。そんな関係人口の「手触り」を確かめつつ、地域との新たな出会いや機会を創造していく新たな取組を南信州広域連合とともに始動。
都市部に生活拠点をおく「地域に関わりたいが関わり方がわからない、きっかけがない」といった方々を対象に、長野県全域の関係人口創出事業を行うHue-ish株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:神原沙耶)が中心となり、”ゆるい関係人口” や ”きっかけづくり、初級編となる関係人口プログラム”と位置づける『信州ふるさとアンバサダー』の取組を本格始動する。第一弾の舞台となる地域は、長野県の南信州の4つのまち(飯田市、天龍村、下條村、根羽村)。南信州広域連合や地域事業者、関係人口らの協力も受けながら行う本取組は、最初のきっかけづくりの場として2023年12月にイベントを実施。参加者などの中から24名の「アンバサダー」申込を受け、現時点で7名が市町村とマッチングし、アンバサダー活動を開始している。
取組の背景について
近年、さまざまな地域課題にスポットライトが当たっています。過疎化、高齢化、後継者不足による文化・産業継承の危機、荒れた森林や放置された里山が原因で引き起こされる自然災害や獣害問題、空き家問題…etc。そんななか、地方創生の文脈で「関係人口」(*1)という考え方に注目が集まっています。長野県もまた、都市部に生活拠点を構えながらも「積極的に地域に関わりたい」と考えているクリエイティブ志向の若者との関わりしろ・つながり(=関係人口)創出に注力しています。都市部での生活を続けながらも地域との関わりを一層強めていく。ゆくゆくの移住や事業を検討しつつ、少しずつ関わりながら実感を掴んでいく。関わり方の可能性は多様である一方で、「関わり方がわからない、きっかけがない」「都心部にいて、本当に地域との関わりが深まるのか」「情報だけではいまいち実感やイメージが湧かない」「地域に知り合いがいない、縁がない」「ハードルを高く感じる」といった声もまだまだ聞こえてくるのが現在地です。
そこで、長野県全域の関係人口創出事業を行うHue-ish株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:神原沙耶)は、”ゆるい関係人口” ”きっかけづくり、初級編となる関係人口プログラム”として『信州ふるさとアンバサダー』の取組をスタート。上述のように興味や意欲はあるものの、不安や悩みを抱えていてなかなか一歩を踏み出せないような関係人口”初心者”たちの受け皿を用意して、一人ひとりの志向や適性に寄り添いながら、よりよい形で関係人口としての歩みを進めていけるようにサポートする取組となっている。
(*1. 関係人口とは、特定の地域に継続的に多様な形でかかわる人のこと。よく、観光以上移住未満と例えられたりします。具体的には、兼業や副業などの仕事を絡めていたり、地域の課題解決に努めたり、祭りやイベントの運営に参画して楽しむなどファンベースの交流を重ねたりするなど、さまざまです。(出典:内閣府地方創生サイトより))
信州ふるさとアンバサダーについて
信州ふるさとアンバサダーとは?
はじめは実施予定のイベント(「/(スラッシュ)南信州」など)への関与や、地域プレーヤー・既に関係人口として活動するプレーヤーらへの取材・発信などの業務を通じて、小さく地域との関わりを進めていっていただきます。活動するなかで意欲が高まった方には「各地域プロジェクトの事業推進メンバー」として、”地域に魅力的な仕事をつくり出し、地域への人の流れを生み出す活動”や”地域課題の解決に向けた取組の企画・実行”など、より現地と密接に連携しながら取組む機会を提供していきます。
業務内容のイメージ(例)
・イベント運営サポート(地域で活動している方と都市部で活動している方のハブ)
・新規企画立案、進行企画のサポート
・地域プレーヤーや関係人口の取材・発信
・SNS(note・Twitter・Instagramなど)を利用した広報活動
・活動報告等のレポート記事執筆
・現地の視察(飲食店や、レジャー施設含む多数の施設への訪問など)
などを想定しています。
※希望を伺ったうえで、すり合わせの上で設定いたします。
※より意欲が高まった方には、事業推進メンバーとして地域ごとのプロジェクトへのアサインやプロジェクト発足のための企画立案などの機会も提供していきます。
<取材・発信などの業務イメージ(例:天龍村)>
・地域プレーヤーや地域に関わる現役の関係人口にインタビューを実施。記事化(note)して発信。
・なぜ関わりを続けているのかを掘り下げることで、関係人口目線で地域の魅力や関わり方の多様性を発見。
・イベントなどで、新たに興味を持って訪れる関係人口”初心者”らに対し、インタビューを通して自分たちが感じた地域の魅力を自らの言葉で伝える・発表する。
※その他、詳細は下記資料をご参照ください。
対象となる地域について
初回の舞台は長野県の南信州の中の4つのまち(飯田市、天龍村、下條村、根羽村)が対象となります。
応募対象となる方について
学生、社会人など、どんなバックグラウンドの方も歓迎します。
以下のような想いをお持ちの方はぜひご検討ください。
”地域との関わりを創出していきたい、いずれは地域で何かをはじめたい、
実際に地域や人と関わりながら手触りを確かめたい、
ゆくゆくは移住も検討したい・・・etc”
現在までのマッチング状況について(アンバサダー決定状況)
申込:24名
市町村とのマッチング:7名
※アンバサダーは随時募集しています。ご興味のある方はお問い合わせください。イベントなどについても今後継続して開催していく予定です。
※信州ふるさとアンバサダー以上の関わりを求める方向けのプログラム
信州ふるさとアンバサダーよりももっと深く、どっぷり地域に浸かって取組をはじめたいという方向けに『Local Ambassador Program』も用意しています。地域で活動するプレイヤーを支援し、新たな地域プログラムを構築する本取組は、いわば”地域で活動する『ローカルプレイヤーの右腕』”として、共に現状課題の解決に取組んでいく「地域伴走型プロジェクト」です。
※こちらの業務詳細やローカルプレーヤー例などは下記資料をご参照ください。
※取組の参考資料
資料は以下より閲覧・ダウンロードいただけます。
https://drive.google.com/file/d/1rljLE4Zq4pewQE8rgkVqDtG-_8Wcl4Nk/view?usp=drive_link
最初のきっかけづくりの場として「/南信州」を2023年12月16日に銀座NAGANOで開催
/(スラッシュ)南信州とは?
「地域で活動する魅力的な方々」と「地域に関与してみたい若者」との出会いを創出することを目的に、南信州広域連合の事業として開催した対面型のイベント、「/南信州」。従来の社会で”当たり前”とされてきた、1社に勤めあげるような会社を基軸にしたキャリア・人生設計の常識や価値観が大きく変わってきています。昨今の転職市場の活性や副業解禁の動き、コロナ禍により働く場所の多様化、ウェルビーイングや働く人のエンゲージメントへの注目などが進み、より個人を中心にしたキャリア・人生設計を考え、実践していくことが新しいスタンダードになりつつあります。複数の顔(肩書)を持って生きることも珍しくなくなった現在、そのような人々はスラッシャーと呼ばれるようにもなりました。本イベントでは、都市部での生活を継続しながらも地域との関わりしろを創出し、関係人口の第一歩を踏み出すきっかけを提供する場として開催するとともに、新たな肩書「信州ふるさとアンバサダー」を担ってくれる人々を創出することも期待して実施しました。
※「/南信州」は南信州広域連合の事業として運営されており、Hue-ish(株)は企画・運営支援の役割で協働しています。関係人口になるための出会いのきっかけづくりの場として本イベントを位置付け、その後の参加者と地域側とのマッチングや関係継続といったアフターケア、および関係人口としての活動支援や地域課題の解決に向けたプロジェクト共創などをHue-ish(株)が主体となって行っています。きっかけの提供のみに止まらない、よりよい関係人口ライフを実現していくための新しい伴走型のサポートプログラムを提供していきます。(信州ふるさとアンバサダーもその枠組みの一貫)
●当日参加した市町村
・長野県南信州の7市町村(飯田市、下條村、天龍村 、根羽村 、豊丘村、喬木村、阿智村)
●南信州広域連合と「南信州暮らし」応援隊について
南信州広域連合は南信州地域の14市町村、南信州地域振興局などと共に「南信州暮らし」応援隊を結成し、南信州地域への移住・定住などに向けて取り組んでいます。
URL:https://www.facebook.com/minamishinshukurashi/?locale=ja_JP
当日のTopics
・自然環境、伝統、農業、空き家など、各テーマごとにゲストとのトークセッションを実施
・関心テーマごとに色の異なるリストバンドを参加者が装着することで、
運営やゲストと参加者との交流や双方向のコミュニケーションが円滑に進む仕立てに
・興味や関心の高まった参加者たちの受け皿として「信州ふるさとアンバサダー」を案内したり、
個別相談の機会を用意したり、”イベントを開催してあとは参加者任せ”にはしない、伴走型のイベントに
各テーマごとにゲストによるトークセッションを実施。現在の取組内容についてはもちろん、ゲストたちのバックグラウンドや原体験などについてもお話しいただいたことで、参加者たちにとっても共感できたり、イメージの解像度を上げることができたりと充実した時間を送ることができました。
運営やゲストからの一方的な発信の場ではなく、双方向にコミュニケーションを行う参加型の場であったこともあり、関わりしろをつくるにはもってこいの機会としてイベントが機能しました。地域のゲスト側も参加者の顔や名前を覚えたりと、互いにつながり(=関わりしろ)を創出できたことで、これまで「地域に知り合いがいない、縁がない」という悩みを持っていた参加者にとって”会いにいける地域”の創出も叶えることができたことでしょう。
イベント後半にはゲストや参加者同士も打ち解け、盛り上がりも最高潮に。それぞれの想いや理想を語り合ったり、具体的にどうやって地域と関わっていくかを相談したりと、みなさんが関係人口の一歩を踏み出そうとしている空気が漂っていました。イベント後には、想像を超える人数から「信州ふるさとアンバサダー」などへのお問い合わせをいただく結果となりました。
●当日参加したゲスト、イベント応募による参加者
・移住・定住担当/地域おこし協力隊/農業・林業・竹林整備・空き家活用などで地域貢献をしているプレーヤーやスラッシャーとして活動されている方々がゲストとして多数参加し、参加者の一歩踏み出すきっかけの提供に協力してくださいました。
※地域側のゲストや自治体関係者が総勢18名参加。
※ゲスト情報は下記のイベント資料をご参照ください。
・イベント申込:30名超/参加者:21名
・予想を超える参加をいただいたことで、本テーマへの関心の高さを伺うことができました。参加者のなかからも「信州ふるさとアンバサダー」への多数の応募・相談をいただきました。
参加者の声(アンケートより抜粋)
”地域に密着し、活動している方の面白さが垣間見えた時間になりました。”
”興味はあるものの曖昧だったが、そのイメージが膨らんだ。”
”実際に活動されている方の話を聞いて自分の理想像をイメージできた。”
”参加者の話が魅力的すぎて、元々興味のあった事業以外にもすごく興味を持てました。今すぐ参加したいぐらいの気持ちです。”
”受け入れ体制もしっかりされているようなので、ハードルが下がった。”
”具体的な関わり方が見えてきたのと、いろいろな思いを持つ方々とお話ができたことがよかった。”
”アンバサダーとして地域の魅力を発信したい思いと、実際にローカルプレイヤーの方々と企画運営したい思いの両方あります。また、お話しできなかった村の方々もいらっしゃったので少し悔やまれますが、とても楽しかったです。”
※イベント資料
資料は以下より閲覧・ダウンロードいただけます。
・イベント広報サイト
https://peatix.com/event/3750659?lang=ja
https://smout.jp/plans/14311
・イベント配布資料
https://drive.google.com/file/d/1JRb5XSoLkp_OU3G4ibwr-cE5Ww_6_epq/view?usp=drive_link
・イベント当日の映像
<前編>https://www.youtube.com/watch?v=1a1ywfWpDs4
<後編>https://www.youtube.com/watch?v=q1-ZuR6ZDwA
信州ふるさとアンバサダーの今後の展開、スケジュールについて
・2024年3月に初期アンバサダーとして活動されている方々の中間成果進捗をイベント開催にて実施する予定です。そちらの具体的な内容についても今後発表していく予定ですが、現時点で詳細が気になる方は以下よりお問い合わせください。
・その他の展開(2023年12月イベント経由での活動開始の対象)については上記資料をご参照ください。今後の具体的な活動についても随時発表していきます。
・それとは別途、新たに本取組に興味を持っていただいた方やメディア関係者の方々からのお問い合わせは随時受け付けております。下部のお問合せ先よりお気軽にご連絡くださいませ。
本件に関するお問合せ先について
▼アンバサダーについてご興味を持たれた一般の方、および本リリース内容にご興味を持たれた報道関係の方はこちらよりご連絡ください。
<メール>
contact@hue-ish.com
担当)Hue-ish株式会社 神原
※報道関係者向けのページには電話番号の記載もございます
Hue-ish株式会社について(長野県信州暮らし推進課「令和5年度信州つながりマッチング事業」受託)
令和3年度より「ふるさとLIFE CAMPUS(略称:さとキャン)」というコミュニティを運営。ふるさとLIFE CAMPUSは、地域で起業・複業、移住・多拠点居住をスタートする意欲のある人「ふるさとSTARTER」と、それを応援したい「ふるさと」が繋がり・共創するコミュニティです。コミュニティ活動として、過去60回を超えるイベントを銀座NAGANO(東京都銀座)で実施し、地域共同プロジェクトの企画運営を行い、述べ500名以上の首都圏在住の方に参加いただき、実際に長野県に移住する事例が生まれました。その他、長野県内の各自治体・組織とともに関係人口創出に向けたさまざまな企画を実施しています。
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