-ハンセン病をこころで学ぶ-
熊本大学では、菊池恵楓園絵画クラブ金陽会の協力で附属図書館医学系分館で作品展を開催いたします。国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ金陽会は、1953(昭和28)年に発足したクラブです。特定の師を持たず、独学で描かれた作品の数々は900点以上にもおよび、NHKの日曜美術館でも放映されました。思いのほか明るい色彩の絵や、阿蘇や園内風景・動物たちを優しい眼差しで描いた作品のなかに、きっとお気に入りの絵が見つかることでしょう。しかし一人静かに絵と向き合っている間に、絵の背景にあるものが心に迫ってきます。穏やかなタッチの中に、二度と戻れない故郷への念や、果たせなかった親子として慈しみあう暮らしへのあこがれなど、心に響く作品に出会えます。隔離差別の中で絵を描く喜びに救われたとおっしゃっていた方達の、活き活きとした作品に直接ふれ、いかなる環境でも希望を見いだす人間の強さを作品群から感じていただきたく思います。過去の話ではなく今なお続く課題として、医学部生だけでなく、さまざまな方々に絵画との対話を通じてハンセン病について、こころで学ぶ機会になれば幸いです。
【期 間】令和6年5月9日(木)~5月15日(水) 9:00-18:00
最終日は13:00まで(5月11日(土)、5月12日(日)は休館します)
【会 場】熊本大学本荘北地区医学教育図書棟1階 附属図書館医学系分館
(熊本市中央区本荘1丁目1番1号)
【対 象】熊本大学教職員・学生及び一般市民(興味があるかたはどなたでも)
【観 覧 料】無料
▼詳細はこちらをご覧ください
https://prtimes.jp/a/?f=d124365-100-f066bcb65897bea7afefabd6227e858e.pdf
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