島根県立美術館では、コレクション展「北斎展示室」におきまして、「新紙幣発行記念!北斎が描いた富士と波」を下記のとおり開催いたします。
北斎が70歳代前半で描いた《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 》(以下「浪裏」)は、日本美術を代表する作品として国際的に広く知られ、7月3日より発行される新紙幣(1,000円札)のデザインに採用されました。これを記念し、北斎が生涯を通じて描いた多くの富士の姿、波や水の表現を特集展示します。
「浪裏」を含む《冨嶽三十六景》はもちろんのこと、北斎が描いた最初期の希少な富士図《東都方角 卯之方 三帀堂之図》、「浪裏」の大波表現の原型とされる『柳の絲』、北斎富士図の集大成『富嶽百景』などを一堂に展示します。
北斎が「浪裏」の表現に到達するまでの軌跡を、どうぞご堪能ください。
https://www.gov-online.go.jp/article/202406/entry-6075.html
特集展示/「新紙幣発行記念! 北斎が描いた富士と波」
会期/2024年7月3日(水)~8月5日(月)
会場/島根県立美術館2階「北斎展示室」
観覧料/一般 300円 大学生 200円 小中高生無料
出品作/北斎が北斎が描いた「富士山」や「波」を描いた約40点を展示
北斎が20代の頃に描いた名所絵で、北斎が描いた最初期の富士図です。版画の作品ですが、現存が1点しか確認されていない貴重な作品です。
北斎が30代後半頃に描いた狂歌本の挿絵です。立ち上がる波の裏側が描かれており、70代前半に描かれた「浪裏」に通じる表現として著名な作品です。
《冨嶽三十六景》の後、北斎が富士図の集大成として発表した作品。全三巻に102図が描かれています。本展出品作は稀少な初摺(初版)本です。
【他の出品作】
《阿蘭陀画鏡 江戸八景 日本橋》《東海道名所一覧》《鎌倉勝景図巻》《冨嶽三十六景 御厩川岸ゟ両国橋夕陽見》《春興五十三駄之内 沼津》『みやことり』『絵本隅田川 両岸一覧』『画本狂歌 山満多山』『北斎漫画 二編(寄浪 引浪)』など
プレゼント企画!!
新紙幣発行を記念して 7月3日(水)~7月8日(月)までの期間
本展をご観覧の方へ浪裏クリアファイルを各日先着20名様へプレゼント!(お一人様1枚限り)
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