「ギョベクリテぺ:聖地の謎」展 コロッセオで来年3/2(日)まで開催

2024年11月19日 火曜日 3:47 PM

「ギョベクリテぺ:聖地の謎」展 コロッセオで来年3/2(日)まで開催
開会式の様子

「ギョベクリテぺ:聖地の謎」展が、2025年3月2日(日)までローマのコロッセオで開催されます。この展示会は、イタリア国内外の専門家チームと、在ローマ・トルコ共和国文化観光省、在ローマ・トルコ大使館が協力して企画したもので、世界の考古学的遺産の保護に対する人々の意識を高めるための国際的な文化的祝典の一環です。また同イベントは、世界の考古学的遺産の促進と保存におけるイタリアとトルコの2カ国の協力の賜物です。

先月コロッセオで開催された開幕式には、トルコ共和国文化観光省のギョクハン・ヤズグ副大臣とコロッセオ考古学公園のアルフォンシーナ・ルッソ園長や著名人が参加し、この国際的な文化協力の重要性を強調しました。ギョクハン・ヤズグ副大臣は、「ギョベクリテペと、それが属するタシュ・テペレル地域は、人類が初めて建設したモニュメントです。この地域には様々な建造物があり、定住生活の始まりの証人であり、人類の歴史における最も重要な変革の一つです。私たちは、もう一つの壮大な人類遺産として有名なコロッセオで、この地域の研究成果の一部を展示できることを大変嬉しく思います。人類の歴史遺産をプロモーションし、保護するというイタリア関係者の理念に心から感謝します。」とコメントしました。

ギョベクリテペは11,000年以上前の新石器時代の遺跡で、人類が建設した最古の建造物と考えられており、人類の歴史と狩猟採集社会から定住農耕社会への移行に関する我々の理解に革命をもたらしました。神秘的なシンボルや動物の像が刻まれたその壮大な「T字型」の柱は、初期の人類共同体とその儀式の複雑さを物語っています。

今回のイベントでは、マルチメディア・コンテンツと3D復元による豊富な展示を通じて、ユニークで魅力的な体験を提供し、来場者はこの古代文明の生活をより深く探索することができます。ギョベクリテペから出土したいくつかの遺物も展示され、その中には、最新のビジュアライゼーション技術を駆使した、遺跡で発見された記念碑的な柱の複製や円形複合施設の詳細な復元も含まれています。

展示の様子

トルコについて
地中海沿岸に位置し有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点と考えられてきました。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、多目的なデスティネーションです。伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ダイナミックなショッピングやエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。2023年には全世界から5,670万人の観光客を迎えました。2023年にトルコ共和国として建国100周年を迎えたのに続き、2024年は日本との外交関係樹立100周年を迎えました。

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トルコ観光広報・開発庁(TGA)について
トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、国内外の観光市場においてのトルコのブランディングを確立させ、観光やビジネスにとって魅力的な渡航地としての認知を高めるため、文化観光省が定めた観光戦略や政策に基づき、あらゆるプロモーション、マーケティング、コミュニケーション活動を行っています。世界各地の現在の観光機会を促進・販売するとともに、観光の潜在的分野を発見・改善・確立していきます。

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