フェルメール初期の重要作品《ディアナとニンフたち》の来日が決定

2026年2月26日 木曜日 10:16 AM

フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日

 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、2026年8月、大阪中之島美術館でフェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」を目玉とする展覧会のタイトルを「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日」(大阪中之島美術館、朝日新聞社、朝日放送テレビ主催)に決定いたしました。
 さらに、フェルメール初期の重要作品《ディアナとニンフたち》の出品も決定。マウリッツハイス美術館が所蔵する3作品のフェルメール作品のうち、2作品が本展のために来日する、またとない機会となります。
フェルメール初期の重要作品《ディアナとニンフたち》の来日が決定
ヨハネス・フェルメール 《真珠の耳飾りの少女》     1665年頃 (C) Mauritshuis, The Hague

ヨハネス・フェルメール《ディアナとニンフたち》    1653-1654年頃  (C) Mauritshuis, The Hague


 本展ではこのほか、17世紀オランダの重要作品であるヤン・ステーン《老いが歌えば若きが笛吹く》、パウルス・ポッテル《水に映る牛》、マリア・ファン・オーステルウェイク《装飾的な壺の花》なども合わせて展示します。展覧会は2026年8月21日(金)~9月27日(日)、大阪中之島美術館で開催します。他地域への巡回はありません。チケット発売は6月を予定しています。詳細は5月下旬ごろ公開予定です。

・開催にあたって
 本展は、画家ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の傑作《真珠の耳飾りの少女》を中心とし、17世紀オランダ絵画を紹介する展覧会です。《真珠の耳飾りの少女》は、約120万人が来場した2012年の「マウリッツハイス美術館展」(朝日新聞社など主催)以来、実に14年ぶりの来日となります。この作品は、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館が所蔵する世界的名画で、原則として館外への貸し出しはされていません。今回の来日はマウリッツハイス美術館の改修工事による臨時休館に伴い実現することとなりました。同館のマルティネ・ゴッセリンク館長は、「当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する何千人もの日本人観光客が訪れます。当館にとって、この『少女』の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、おそらくは最後となるであろう特別な機会です」と話します。

・開催概要
展覧会タイトル:フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日
会期     : 2026年8月21日(金)~ 2026年9月27日(日)
会場     : 大阪中之島美術館 5階展示室〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
主催     : 大阪中之島美術館、朝日新聞社、朝日放送テレビ
後援     : オランダ王国大使館

展覧会公式サイト : https://vermeer2026.exhibit.jp/
           ※チケット発売は6月を予定しています。詳細は5月下旬ごろ公開予定です 。
展覧会公式X     : @Vermeer2026
展覧会公式Instagram: @vermeerosaka2026
問い合わせ先    :06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)受付時間8:00~21:00(年中無休)
※記載内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は展覧会公式サイトでご確認ください。

・展示作品について




ヨハネス・フェルメール 《真珠の耳飾りの少女》 
1665年頃 44.5×39.0 cm 油彩・カンヴァス

 少女がこちらを振り向いているだけなのに、きらりと光る瞳や半開きになった濡れた唇、大きな真珠のイヤリングが見る者をとらえて離さない。「世界でもっとも有名な絵のひとつ」とされ、世界中の人々を魅了してきた。幻想的な東洋風のターバンと、当時の衣装をまとったこの少女の像は特定の人物の肖像画ではない、トローニーというジャンルに属する。モデルは画家の娘だという説もあったが、謎である。「IVMeer」というサインがあるが、制作年などは不詳。色彩は青と黄色のみにほぼ限定されているが、青はラピスラズリから作られたウルトラマリンという非常に高価な絵具が用いられている。以前は「青いターバンの少女」とも呼ばれてきたが、2003年の映画「真珠の耳飾りの少女」のヒットにより、このタイトルでよばれるようになった。




ヨハネス・フェルメール《ディアナとニンフたち》 
1653-1654年頃  97.8×104.6 cm 油彩、カンヴァス

 寡作であったフェルメールのもっとも初期の作品で、神話に題材をとった唯一の作品である。ローマ神話の月と狩猟の女神ディアナが、侍女たちのニンフ(森の精)に足を洗わせている。ティツィアーノらヴェネツィア派の画家が得意としたテーマであり、ヴェネツィア派のような華やかな色彩が見られるが、人物たちは影に沈んでいる。1876年にマウリッツハイス美術館が入手したが、そのときは別の画家ニコラース・マースの偽の署名が入っており、マースの作品と思われていた。19世紀末の修復で、JVMeerという署名が見つかり、当時ほとんど知られていなかったフェルメールの作品とされた。

ヨハネス・フェルメール(1632-1675)
 美術の隆盛期であった17世紀オランダを代表する画家の一人であり、静謐な日常生活の情景を精緻に描いた作品で知られる。制作に関しては一枚の絵に長い時間を費やしたため、完成させた作品は多くなく、現存する作品はわずか30数点しか知られていない。
 画家になった当初は聖書や古典神話に基づく歴史画を描いていたが、24歳頃から室内風俗画へと転向した。マウリッツハイス美術館所蔵の《真珠の耳飾りの少女》は、フェルメール作品の中でも最も著名で世界的に広く愛される作品の一つである。

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