巨大壁画アート:万博レガシーウォール「ザ・ループ」5月26日、ネスタリゾート神戸で完成披露式典を挙行
株式会社ネスタリゾート神戸(兵庫県三木市、代表取締役社長:田中淳)は、2026年5月26日(火)、ミューラルアート作品「レガシーウォール『ザ・ループ』」を園内にて公開し、同日、完成披露式典を挙行することをお知らせします。
本作品は、大阪・関西万博のルクセンブルクパビリオンで使用され、同館を運営したルクセンブルク経済利益団体(GIE)より譲り受けた基礎コンクリートメガブロック220個を素材に、ミューラルアーティストのKAC(ケエシ)氏が全長約150メートルの壁面アートとして蘇らせたものです。

「サーキュラー・バイ・デザイン」に基づき設計されたルクセンブルクパビリオンで一度役目を終えた建材を、アートとして昇華(アップサイクル)させた本プロジェクトは、ネスタリゾート神戸が開業10周年を機に掲げるブランドコンセプト「ARC(アーク)ビジョン」--冒険(Adventure)/再生・循環(Regeneration)/共創(Co-Creation)--の「再生・循環」と「“国際”共創」を体現する取り組みです。また万博の記憶と精神を次世代へ継承するレガシープロジェクトであると同時に、2027年に迎える日本・ルクセンブルク外交関係樹立100周年に向けた両国の友好の礎としても、この地に刻まれます。誰の目にも触れることなくルクセンブルクパビリオンを支えていたブロックたちがいま、ネスタリゾート神戸の新エリア「SUNRISE ROAD(サンライズ・ロード)」の光のもとで色彩を纏い、ひとつの地平線を成してここに連なります。

(C) GIE Luxembourg @Expo 2025 Osaka
完成披露式典 概要
2026年5月26日(火)
11:00 - 12:00 第一部:式典 於)ネスタリゾート神戸第2駐車場「THE LOOP」前
出席者:ダニエル・ザール 大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオン館長
KAC ミューラルアーティスト
仲田 一彦 兵庫県三木市長
田中 淳 株式会社ネスタリゾート神戸 代表取締役
(敬称略)
プログラム
(1)開会 (2)出席者紹介 (3)出席者ごあいさつ (4)ペイントパフォーマンス
(5)撮影・取材 (6)閉会
12:30 - 14:00 第二部:レセプションパーティー及びメディア懇親会
於)ネスタリゾート神戸 ホテル ザ・ネスタ&スパ内 カメリアホール
■Expo 2025 Legacy Wall “THE LOOP”
作品コンセプト
かつて大地を支えた石が、いま、いのちを纏う。いのりを刻み、この地平線から、未来へと循環する。Regeneration ― 再生、そして次の世代へ。
本作品は見上げるものではありません。ネスタリゾート神戸の来園者はその傍らを歩き、触れ、佇む。作品と人は同じ大地の上で並び立ちます。沈黙していた巨大なコンクリートブロックに色彩が宿り、破壊されるはずだった資源が芸術作品へと創造的に姿を変え、次の世代が歩く道の上に刻まれました。コンクリートに宿ったすべての色彩は、世界の安寧を願う祈りであり、まだ見ぬ未来への静かな約束です。
プロジェクト概要
「レガシーウォール『ザ・ループ』」(Expo 2025 Legacy Wall "THE LOOP")は、2025年大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオンの基礎として使用されたコンクリートメガブロック全220個(1個あたり約2.4トン、総重量約540トン)を土留めとして再利用した上で、ミューラルアーティスト・KACによるスプレーペインティングを施した巨大壁画作品として再生するプロジェクトです。
全長約150メートル、高さ約1.6メートルにおよぶ本作品は、ネスタリゾート神戸のサンライズ・ロードエリアに設置され、一般来園者が随時観覧いただけます。
なぜ「リユース」なのか ―― ダウンサイクルからアップサイクルへの転換
日本では通常、使用済みの基礎コンクリートメガブロックは破砕され、再生骨材として処理されます。いわゆる「ダウンサイクル」であり、加工コストがかかるだけでなく、破砕・運搬の過程でCO2と粉塵が発生します。
本プロジェクトが選んだのは、まったく別のアプローチでした。コンクリートメガブロックをそのままの形で移送し、アートの「素材」として活かすこと。産業素材を芸術作品へと昇華させる「アップサイクル」であり、万博の記憶という無形の価値をも纏わせる点において、単なる素材の再利用を超えた試みです。万博会場から近いネスタリゾート神戸への譲渡によって、輸送コストと環境負荷も最小化されています。
KACが果たす役割
本プロジェクトでは、万博パビリオンの基礎コンクリートメガブロックという産業素材に、新たな文化的生命を吹き込むことのできるアーティストが求めていました。
都市の壁面を活動の舞台とし、世界各国・地域で多数の巨大壁画作品を仕上げるKACのスプレーペインティング技術は、全長約150メートル・高さ1.6メートルの屋外コンクリート壁という過酷な条件に最も適していました。
アーティストプロフィール:KAC(ケエシ)

ミューラルアーティスト KAC
「目は魂の窓である」--その一点の哲学を、KACは都市の壁面に刻み続けてきた。
人間の“目”に宿る感情は、喜怒哀楽という言葉では到底すくいきれない。言語を超えたその感情の機微を可視化する装置として、KACは“目”というモチーフを選ぶ。作品の中の目は、顔の造形ではない。見る者自身の内側を映し出す鏡であり、人と人、個と社会をつなぐ静かな接合点である。
通天閣、神戸、adidas阿部一二三選手の壁画制作をはじめ、日本を代表する人気ロックバンド・King Gnuのドームツアー公式グッズデザイン、ART FAIR TOKYO・Kiaf SEOUL(韓国)への出展など、ギャラリーの白壁から都市空間、ポップカルチャーへと越境してきた。しかしその眼差しは、どの場所においても一貫している--多様な個が共存するこの社会に、再生・修復・連帯の意味を静かに植え付けること。
KACのミューラルアートは、壁を「完成させる」行為ではない。壁に新たないのちを吹き込み、その場所と、訪れる人々と、そして社会との間に、自律した対話の回路を開く行為である。
Instagram:@kac_one
ルクセンブルクパビリオン

(C) GIE Luxembourg @Expo 2025 Osaka
ルクセンブルクパビリオンは、「サーキュラー・バイ・デザイン」(循環型経済の原則に基づき、解体・再利用を前提として設計する考え方)を採用し、2025年大阪・関西万博の会期終了後もすべての部材を日本国内で再利用できるよう、当初から構想・設計されたパビリオンです。モジュール設計やドライジョイント施工により解体難易度を最大限緩和し、基礎コンクリートメガブロックから膜屋根、外装パネル、鉄骨構造に至るまで、すべての部材が再利用されています。
「Doki Doki ― ときめくルクセンブルク」をテーマに、ルクセンブルク大公国の持続可能性と循環型社会のビジョンを共有し、来場者の鼓動が「ドキドキ」と脈打つような体験を提供しました。
膜屋根は大阪のMondo Designがバッグ・小物に加工。外壁パネルは京都の企業がコンクリート型枠として再利用。鉄骨構造は2028年に大阪府交野市でコミュニティスペースに転用予定。基礎コンクリートメガブロック全220個はネスタリゾート神戸にて本作品として再生。すべての部材が日本国内で第二の生を歩んでいます。
公式ウェブサイト:https://expopavilion.lu
ネスタリゾート神戸について
ネスタリゾート神戸は、兵庫県三木市に位置する大自然の冒険テーマパークとして、2016年に開業。甲子園球場約60個分(約230万平方メートル )に相当する広大な敷地において、多様なアクティビティ、天然温泉、グランピング、リゾートホテル、レストラン等の複合的なリゾート事業を展開しています。
開業10周年を機に、「冒険(Adventure)」「再生・循環(Regeneration)」「共創(Co-Creation)」の3つを柱とするブランドコンセプト「ARCビジョン」を掲げ、体験を通じて社会や次世代とつながる「次世代型テーマパーク」への進化を目指しています。大阪・関西万博レガシーウォール「ザ・ループ」は、ARCビジョンにおける「再生・循環」と「共創」を体現する取り組みです。
公式ウェブサイト:https://nesta.co.jp
※式典は現時点での予定であり、ご案内しております内容を変更することがあります。
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