<ロームシアター京都10周年記念事業>Sound Around 006「Weavings|おること」アーティスト: 武田真彦

「音楽」を軸にした、ジャンルや固定観念にとらわれない パフォーマンスシリーズ第6弾

<ロームシアター京都10周年記念事業>Sound Around 006「Weavings|おること」アーティスト: 武田真彦


企画趣旨 

音楽を軸とし、ジャンルや固定観念にとらわれない表現活動を探求するパフォーマンスシリーズの第6弾。今回のアーティストは、京都を拠点に活動し電子音響、パフォーミングアーツ、現代美術、伝統工芸など幅広い領域を横断して作品を制作している武田真彦です。
本作は、西陣織を継ぐことができなかった家業の歴史を背景に、「織る・折る・居る」という3つの「おること」を軸としたパフォーマンスです。「おる」とは、断片をつなぎ、連続性を編み出す行為であり、同時に欠落や断絶を内包しながら新たな関係を立ち上げるプロセスでもあります。
本作では、音・声・香・身体・配置といった要素を、完成された表現として提示するのではなく、それらが立ち上がる条件や関係性そのものを舞台上に配置していきます。茶の湯における「配置」という美学、雅楽に見られる繰り返し・間の取り方などの時間構造、ジョン・ケージやサティに通じる非中心的な作曲観を手がかりに、演奏者・観客・空間が相互に影響し合う舞台を構想します。
歴史の中で失われたもの、使われなくなったものを、上記の手法で現代に表現し立ち上がらせます。出来事が静かに織り上がっていくための一時的な織機となるような場を、パフォーマンスを通して創出していきます。

Sound Around とは

2021年から始まった、ジャンルや固定観念にとらわれない「音楽」を軸にした表現活動を行うアーティストによるパフォーマンスを紹介するシリーズです。音楽をめぐる既存のジャンルを解体し、音楽を演奏・鑑賞する際のあらゆる枠組みを問い返し、周辺・周縁から、わたしたちと「音楽」との関係性を根本から思考しなおす公演を、毎年あたらしいアーティストと共に、制作・発表しています。
第1回は作曲家兼パフォーマーユニット「いまいけぷろじぇくと」をホストに迎え、コロナ禍で制限された「声/言葉」をテーマに、身体や声を通したパフォーマンスで新たな音楽の楽しみ方を提案しました。
第2回は、モーターと養生テープを使用したサウンドパフォーマンスを行う気鋭のユニット「正直」をホストに迎え、「即興/変化」をテーマに、偶然の中から生まれ、変化していく音をインスタレーション形式で発表しました。
第3回は、「作曲(コンポジション)」をテーマに、日野浩志郎をメインアーティストに迎え、音が生まれ音楽として人々に届くまでの核となる「作曲」を改めて問い直しました。
第4回は、シリーズ初の試みとして知識・経験不問で出演者を公募。荒木優光によるワークショップを経て、「げんし(=原始・原子・幻視)」をテーマに、わたしたちを取りまく「音-音楽」の境界を探りました。
第5回は、電話交換手をモデルに、アーティスト細井美裕が「世界交換手」となって世界各地とリアルタイムで通信し、通信できることによって残された、通信されないこと、相互理解の不可能性について再考しました。

撮影:中谷利明
Sound Around 001 2021年7月17日、18日
出演:いまいけぷろじぇくと〈今村俊博、池田萠〉 
共演:17日:長井短(演劇モデル)、18日:山下 残(振付家・ダンサー)、茂山千之丞(狂言師)
トークゲスト:佐々木 敦(思考家)




撮影:中谷利明
Sound Around 002 2022年6月11日、12日
ホスト・出演:正直〈小林椋、時里充〉
ゲスト:石若駿(打楽器奏者)、金子智太郎(美学研究者)、THE COPY TRAVELERS 〈加納俊輔/迫鉄平/上田良〉(美術家)、佐々木文美(セノグラファー)、前後 〈神村恵(ダンサー)+高嶋晋一(美術作家)〉、𡈽方大(アーティスト/インストーラー)、山田亮太(詩人)




撮影:井上義和
Sound Around 003 2023年6月24日、25日
メインアーティスト・構成:日野浩志郎
コラボレーションアーティスト:古舘健、藤田正嘉、谷口かんな、前田剛史 
音響:西川文章




撮影:片山達貴
Sound Around 004 2024年6月29日、30日
メインアーティスト:荒木優光
出演:安藤衣利、片嶺穂乃佳、神林優美、工藤由晶、齊藤あかね、佐々木大空、高橋夏那、竹岡大志(声楽)、玉地未奈、中西笑美理、萩原凛(パーカッション)、波多野円香、福永ゆみ、堀内恵、松本宗大(サックス)、馬渕紫保、諸江翔大朗、保井岳太、安永早絵子※五十音順
音響:甲田徹
アシスタント:松木萌、脇原大輔




撮影:中谷利明
Sound Around 005 2025年9月13日、14日
アーティスト:細井美裕
エンジニア:伊藤隆之、イトウユウヤ(arsaffix Inc.)



公演情報

<ロームシアター京都10周年記念事業>
Sound Around 006「Weavings|おること」

日時:2026年6月13日(土)19:00 6月14日(日)16:00
開場時間:開演1時間前(会場内での展示あり)
上演時間:約90分(予定)※休憩あり
会場:ロームシアター京都 ノースホール

アーティスト:武田真彦
コラボレーター:芦田かんな(ヴィブラフォン・打楽器奏者)、井原季子(鳳笙奏者)、
上田聖子(キュレーター)、沙里(調香師)、中山福太朗(茶人)
機材・技術協力:園田基貴(SPEKTRA)、ジクリ・ラフマット(IAMAS)、Kafuka(Laatry)
衣装提供・協力:RAINMAKER、岸隆太郎
ガラス素材提供・協力:株式会社大興製作所
展示協力:black cat day dream ほか

●チケット情報
料金(全席自由・税込)
一般 2,500円/会員特別価格 2,200円*、ユース(29歳以下) 1,500円、18歳以下 1,000円
※未就学児入場不可
※18歳以下およびユース(29歳以下)チケットは、公演当日、受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。
※14日(日)託児サービスあり(要事前予約)
※*会員:サポーター・パートナー制度(「鑑賞で応援!コース」)、京都コンサートホール・ロームシアター京都Club、京響友の会

●チケット取扱 <チケット発売中>
・オンラインチケット https://www.s2.e-get.jp/kyoto/pt/ ※要事前登録(無料)
・ロームシアター京都 チケットカウンター 
TEL:075-746-3201(窓口・電話とも10:00~17:00/年中無休※臨時休館日等により変更の場合あり)
・京都コンサートホール チケットカウンター 
TEL:075-711-3231(窓口・電話とも10:00~17:00/第1・3月曜日休館日※休日の場合は翌平日)

●観劇サポート(要事前申込・定員あり)
・託児サービスについて
14日(日)託児サービスがご利用いただけます。詳細・お申込は公演ページをご確認ください。
・車椅子でご来場のお客様へ
車椅子席をご希望の方、介助者同伴の方は、ロームシアター京都チケットカウンター(075-746-3201)までご連絡ください。

●お問合せ ロームシアター京都 チケットカウンター 075‐746-3201

●クレジット
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
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公演ページ https://rohmtheatrekyoto.jp/event/143683/
*公演に先立ち関連コラムをロームシアター京都ウェブマガジンにて掲載予定。
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●関連トークイベント
公演に先立ちまして、トークイベントを武田真彦の実家である西陣織旧工場にて実施いたします。
日時:2026年5月23日(土)
会場:西陣織「大樋の黒共」旧工場(京都市上京区御霊図子町130)
定員:各回20名 ※先着順
1.武田真彦×矢代真也(矢代仁/YSN Studio)
「西陣織の工場跡で考える、おること、つぐこと」
時間:13:00~14:00
お申込み:https://business.form-mailer.jp/fms/0990e8fc337218
2.Sound Around 006 出演メンバー座談会
時間:14:30~15:30
登壇者:武田真彦、芦田かんな、上田聖子、中山福太朗
お申込み:https://business.form-mailer.jp/fms/d015ba83340109
        


ロームシアター京都10周年記念事業
記念事業実施期間:2025年10月31日~2026年12月31日
多彩な事業をお届けし、皆様とともに京都から「劇場文化」を育んできたロームシアター京都は、
2026年1月10日に10周年を迎えました。たくさんの「ありがとう」と、これからの「わくわく」を共有する特別なラインアップをどうぞお楽しみください



プロフィール


(C)Tomoko Hayashi (atelier now/here)
武田真彦 Masahiko Takeda京都を拠点に活動する音楽家、アーティスト。同志社大学商学部卒業、Central Saint Martins Couture Tailoring 修了。 家業であった西陣織「大樋の黒共」の廃業を背景に、残された素材・技術・歴史を継いでいく見立てを通じて、サウンドインスタレーション、パフォーミングアーツ、現代美術、伝統工芸など幅広い領域における作品を制作。主な作品として、フルアルバム「Mitate」(2019年)、サウンドインスタレーション作品「CYCLEE」(2020年)、音のプロダクト「Synclee」(2023年)、サウンドインスタレーション作品「WEAVING BLACK」(2025年)などがある。2023年、香港メディアアートアワード FUTURE TENSEにおいて、サウンドインスタレーション作品「CYCLEE」がBEST POPULARITY AWARD最優秀賞を受賞。
https://masahikotakeda.com/




Photo:Nakatani Toshiaki
芦田 かんな Kanna Ashida1993年生まれ、京都市出身。(2026年より谷口から芦田に改姓。)京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。近年はヴィブラフォンでの演奏活動に最も力を入れている。京都芸術センターと共催の《谷口かんなファーストソロリサイタル「vib.」》(2023)では、会場は満員の盛況、好評を得る。「 sound around 003」(2023)にて日野浩志郎氏のコラボレーターとして出演、その後も継続して日野氏と協働を続ける。
武田真彦氏とは、「高瀬川サウンドモニタリング」(2025)で初共演。





井原季子 Tokiko Ihara元宮内庁式部職楽部首席楽長 豊英秋師に師事。日本の伝統文化と精神性、そして世界に根ざした普遍性を探求、研鑽を重ねる。伊勢神宮内宮参集殿や全国社寺での御奉奏をはじめ、国内外において幅広い創作活動を行う。原摩利彦氏アルバム『PASSION』や李相日氏監督作品 映画『流浪の月』音楽参加、舞台『秘儀 - Gold shower』 麿赤兒氏×フランソワ・シェニョー氏と共演、テリー・ライリー氏指揮 清水寺『In-C』出演 。またBjorkのアートワークを手掛けるジェシー・カンダ氏とのコラボレーションや仏カミーユ・ボアテル氏”間 ma,aida,…” フランス舞台ツアー参加、The Broad“Summer Happening”(L.A.)や高音質音楽生配信プログラムODA(N.Y.)出演など海外での活動も好評を博す。2025年日ラオス外交関係樹立70周年”Sounds and Gestures III” 舞台参加。




Photo:Takehiro Iikawa
上田聖子 Masako UedaMISENOMA代表/キュレーター/ホテルアドバイザリー
1982年生まれ。英国グラスゴー美術大学卒業後、ホテルアンテルーム京都の支配人を経て独立。アートとホスピタリティを横断し、キュレーションを通じて価値の編集と伴走を行っている。近年は、アートと医療のあいだに生まれるケアの可能性に注目し、社会との新たな関わり方を探っている。
主な企画展に「デジタル・オーガニック」展 ホテルアンテルーム京都(2021年)、「24/7」HOTEL ANTEROOM SEOUL(2024年)がある。





蕊 SUI SCENT STUDIO三重県出身。日本の伝統的な香道と世界の香文化や素材との対話を背景に、「匂い」という現象の神秘を核に据えて、未来へ織り継ぐ香の道を探求。従来の香水の枠を超え、建築空間やメゾン、化粧品、菓子や飲料など、多様な領域で、調香や香りの展示を担当。植物や鉱物の抽出を手がかりに、森羅万象に香る響きを紡ぐ。フレグランスコンテスト環境大臣賞受賞。




Photo:Ryo Kawano
中山福太朗 Fukutaro Nakayama茶人。両足院 茶頭。茶の湯の知恵や技術を分解し、組み変えることで、現代に接続する茶の湯を具体化する活動を続けている。
2019年~2025年 涼音堂茶舗「electronic evening 電子音楽の夕べ」(法然院、京都市)茶会亭主 など。
https://www.instagram.com/fukuintea/



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