農薬を減らし、品質を守るーー世界が注目するPIWI品種の最前線。-第6回 JVAシンポジウム 開催のお知らせ

2026年6月28日(日)に東京大学で開催される本シンポジウムで最新の技術と情報を共有し、ワイン・ブドウの生産者や流通関係者、ワイン愛好家など参加者間の意見交換を促進します。

 一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会(JVA)は、2026年6月28日(日)、東京大学生産技術研究所コンベンションホールにて「第6回 JVAシンポジウム」を開催いたします。本シンポジウムは、日本ワインブドウ栽培の技術的進展や苗木の供給体制の課題、品種開発、ワインの品質向上、そして日本独自のワイン文化を醸成するための最新の知見を共有し、意見を交わす重要な機会です。

農薬を減らし、品質を守るーー世界が注目するPIWI品種の最前線。-第6回 JVAシンポジウム 開催のお知らせ


 今回は、気候変動や農薬使用量削減への動きなど、こうした課題に対する解決策の一つとして、今、うねりのように世界各地で見受けられる新しい品種への取り組みをご紹介いたします。
 当日は、現在日本ではほとんど知られていない、耐病性のある品種の代表格でもあるPIWI品種*について海外の最新動向を紹介するとともに、試飲会では大変貴重なPIWI品種の試飲会を実施します。また、JVAにおけるこの1年間の活動報告および今後の事業展開についても発表いたします。

※PIWI品種とは
カビによって引き起こされる病気への耐性を持つ品種。1960年代から開発が着手され、スイス、ドイツ、イタリアを中心に開発が進む。EUでは農薬の散布回数が8割減少するとされ、労働時間及び、農薬代の削減も期待できる。

【開催の背景】
 日本のワイン産業が急成長する中で、その根幹である「ブドウ栽培」に対する注目が一層高まっています。加えて、世界が直面しているかつてない気候変動のもと、品種の開発、選定、育苗、クローンの確保、新たな栽培方法の模索、テロワールへの適応など、現場には多岐にわたる課題が存在します。これらの喫緊の課題には、生産者・技術者・研究者・行政が連携して取り組む必要があります。

 JVAでは、これらの課題に対して「海外品種およびクローンの輸入」「ウイルスチェック済み苗木の供給」「情報共有・技術交流」の三本柱で活動を展開し、その成果を広く共有する場としてシンポジウムやウエビナーを開催しております。

 今回は、近年の気候変動による高温多湿化や病害リスクの増加を背景に、農薬使用の低減や持続可能な栽培への関心が高まっている中で、耐病性に優れ、日本の気候にも適応が期待されるPIWI品種をテーマに取り上げました。

【開催概要】
イベント名:第6回 JVAシンポジウム(講演会およびワイン試飲会)
日時:2026年6月28日(日)開場12:30 / 開始13:00
会場:東京大学 生産技術研究所 An棟2階 コンベンションホール
参加費:
   【JVA会員】講演会のみ参加 ¥1,500、講演会、試飲会参加 ¥8,000、オンライン参加 ¥2,500
   【非会員】講演会のみ参加 ¥3,500、講演会、試飲会参加 ¥12,000、オンライン参加 ¥3,500
※今回は会場のみでの試飲で、オンライン参加者への試飲ワインの発送はございません。
主催:一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)

▶ お申し込み・詳細はこちら:https://jvine.or.jp/cart/
※本イベントは定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
※アルコールを伴う試飲会のため、20歳未満の方のご参加はご遠慮いただいております。
※飲酒を伴うため、お車でのご来場は固くお断り申し上げます。ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようお願い申し上げます。

【プログラム内容】
第一部 | 講演会 13:00-17:00 
1. (一社)日本ワインブドウ栽培協会の活動について(鹿取代表理事)
 苗木の販売開始、原木園設立などJVAの活動。

2. JVA理事による今後の取り組み説明
 ・苗木事業(鹿取代表理事)
 ・原木園事業(小西執行理事)
 ・品種評価プログラム(渡辺執行理事)
 ・イベント事業(掛川執行理事)
 ・総括(ブルース執行理事)

3. PIWI基調講演 (PIWIインターナショナルより)
 ベア・シュタインマン(Bea Steinemann)氏
 PIWIインターナショナル(本部)取締役兼財務担当、およびPIWIスイス副会長。世界的な有機農業の研究機関である「スイス有機農業研究所(FiBL)」のブドウ栽培部門にて研究員・アドバイザーを務める。
 うどんこ病やベト病に強い耐性を持つ次世代のワイン用ブドウ「PIWI品種」の普及・研究、及び有機農業の実装レベルの研究における第一人者。欧州連合(EU)が共同出資する国際研究プロジェクト「WiVitis」のマネージャーをはじめ、気候変動に対応する頑健なブドウ栽培の技術移転や、農薬を劇的に減らすオーガニック栽培の指導を精力的に行う。現場の農家に寄り添った実践的なアプローチで、ワイン産業の持続可能な未来を牽引している。
 今まで育種されたPIWI品種の各地での栽培実態についても詳しい。

第二部 |ワイン試飲会 17:30-19:00
 今回のためにイタリアより取り寄せたPIWI品種をメインとしたワイン約30種類を比較試飲。Soreli、Souvignier Gris、Johanniterなどの人気PIWI品種から、日本ではまだほとんど紹介されていない最新品種のワインが揃う。なかには、イタリアにおける品評会で最高賞を受賞したワインも含まれる。様々な個性と品質をご試飲いただける極めて貴重な機会です。

<試飲予定の一部ワインとワイナリー(順不同)>
・Urano/Le Carezze Cantina biologica(PIWI)
・Olympus/Trezero(PIWI)
・Sorlis/Trezero(PIWI)
・Souvignier Gris/Thomas Niedermayr(PIWI)
・Arconi Bianco PIWI/Terre di GER(PIWI)
・Limine Bianco PIWI/Terre di GER(PIWI)
・Caliere Rosso PIWI/Terre di GER(PIWI)
・La Chioccia Del Fioler/Tenuta Maule(PIWI)
・La Chioccia Del Spezier/Tenuta Maule(PIWI)
・La Chioccia Del Canever/Tenuta Maule(PIWI)
・Cavaliere Della Seta/Il Brolo(PIWI)
・Dama Selvaggia/Il Brolo(PIWI)
・Cigno Nero/Parco del Venda(PIWI)
・Cigno bianco/Parco del Venda(PIWI)
・Johanniter/El Zeremia(PIWI)
・Rosso Fixum/Fixum-Davide Busetti(PIWI)
・Rebiniter/Rebivini (ex Okutuga Sonia)(PIWI)
・Rebimantis/Rebivini (ex Okutuga Sonia)(PIWI)
・Take it easy/Lavis winery(PIWI)
・Pinot Iskra/Pieropan(PIWI)
・name: 8 8 18/Sara Meneguz,(PIWI)
・Bacmor/Sartori Organic Farm.(PIWI)
・Soreli/Da Pieri(PIWI)
・Pievica2024/詳細待ち(PIWI)
・Mantica2023/詳細待ち/(PIWI)
・Mantica2024/詳細待ち(PIWI)
・(赤)2023/詳細待ち
・(赤)2024/詳細待ち
・Vidal Blanc/Willowcroft Vineyard
・STEAMSHIP WHITE/Zephaniah(PIWI)(Chardonel)
・Chambourcin/Zephaniah(PIWI)
・Traminette/Willowcroft Vineyard
※提供されるワインは予告なく変更する場合があります。






<昨年行われたシンポジウムの様子>

一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)概要
 一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)は、日本ワインの品質向上とワインブドウ栽培の最適化による日本ワイン産業の発展を目的に2019年に設立された団体です。日本のワイナリー数が増加する中、高品質かつ多様なワインブドウの安定供給が求められています。しかし、日本にはウイルスチェック済みの苗木を安定して供給する仕組みがなく、また新規参入者が多い。そのため、生産者のウイルスについての知識も豊富とはいえず、病害リスクの高い苗木を使用せざるを得ない生産者が多く存在します。JVAはこの課題を解決するために、ウイルスチェック済みかつ多様な品種の苗木供給体制を構築し、適地適作を推進しています。

 JVAは、全国のワインブドウ生産者・苗木生産者・行政、国内外の研究機関と連携し、新品種の導入や試験栽培を実施し、気候変動に対応する持続可能な栽培技術の確立を目指しています。また、ワインブドウの栽培技術に関するセミナーやシンポジウムを開催し、最新の研究成果や生産者の知見を共有する場を提供しています。

 さらに、JVAは日本ワインの国際競争力強化にも注力し、ブドウ栽培の現場の効率化・省力化を推進することで、生産者がより高品質なワインを生み出せる環境を整えていきます。今後も「100年後の日本ワインのために」、持続可能なブドウ栽培の基盤を築き、日本ワインが世界に誇れる産業へと成長することを目指します。

 また、JVAでは、随時会員様を募集しています。毎年行われるシンポジウムやセミナーに会員価格で参加できるだけでなく、定期的に送られるニュースレターなどで、日本ワインの最新情報が入手できます。ブドウ生産者やワイナリー、酒販店の方が入会する法人会員と、日本ワインファンの方が入会する個人会員を用意しております。詳しくは以下のホームページでご確認ください。

一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)
https://www.jvine.or.jp/

【本件に関するお問い合わせ】
一般社団法人 日本ワインブドウ栽培協会(JVA)
担当:掛川
Email: [email protected]

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