【佐賀市】8000年前の暮らしに触れる出前授業を開催ー東名遺跡国史跡指定10周年ー
8,000年前の暮らしを「本物」で学ぶ出前授業

佐賀市では、東名遺跡の価値や魅力を子どもたちに伝えるため、市内の小学6年生を対象に出前授業を実施しています。
6月16日(火)、高木瀬小学校の子どもたちが縄文時代について学習しました。授業では、東名遺跡から出土した実物の土器や貝殻、動物の骨などを各グループに用意。児童たちは約8,000年前の人々が残した資料を実際に手に取りながら観察し、当時の暮らしに思いを巡らせました。
「触れる」ことで広がる歴史への興味

教科書だけでは伝わりにくい歴史の面白さを感じてもらうため、授業では実物資料を中心に活用しました。
児童たちは土器の形や重さを確かめたり、貝塚から出土した貝殻を観察したりしながら、縄文人の食生活や生活環境について学習。歴史への関心を深める時間となりました。
国史跡指定10周年を迎えた東名遺跡
東名遺跡は佐賀市金立町に位置する縄文時代早期の集落遺跡です。日本最古の湿地性貝塚として知られ、平成28年に国史跡に指定されました。保存状態の良さから、通常の遺跡では残りにくい動物の骨や木の実、編みかごなども発見されており、日本文化の起源や縄文人の暮らしを知る上で極めて重要な遺跡として高く評価されています。
今年は国史跡指定10周年の節目の年。佐賀市では、史跡整備とあわせて、地域の歴史を身近に感じられるさまざまな活用事業を進めています。
地域の宝を未来へつなぐ
東名遺跡出前授業は、縄文時代を学習する小学6年生1学期を対象に毎年実施しています。実際に8,000年前の出土品に触れながら学べることから、子どもたちの関心も高く、歴史学習の導入として好評を得ています。令和7年度は27校、1,771人の児童が参加しました。令和8年度もすでに29校から申込みがあり、1,869人の児童を対象に実施する予定です。高木瀬小学校は17校目の開催となりました。
教科書だけでは味わえない「本物との出会い」を通して、子どもたちは地域の歴史や文化への理解を深めています。




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