【セミナー開催レポート】「”良い学校”に入れるほど、子どもは伸びるのか」–慶應大・中室牧子教授が”教育の常識”をデータで問い直す|中高一貫校専門 個別指導塾WAYS

「井の中の蛙」効果・声かけ・非認知能力--267名が参加した保護者向けセミナー、開催レポート。

【セミナー開催レポート】「”良い学校”に入れるほど、子どもは伸びるのか」–慶應大・中室牧子教授が”教育の常識”をデータで問い直す|中高一貫校専門 個別指導塾WAYS


中高一貫校生の指導を専門とする「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」(運営:株式会社メイツ、本社:東京都新宿区、代表取締役:遠藤 尚範)は、2026年6月19日(金)、慶應義塾大学 総合政策学部 教授・中室牧子氏を講師に迎え、保護者向け無料オンラインセミナー「お子さまとの家庭内コミュニケーションを科学的に解説」をZoomにて開催しました。
当日は267名の保護者様が参加し、教育経済学の知見をもとに、子どもとの関わり方を科学的に学ぶ機会となりました。

「わが子には少しでも良い学校を」「もっと上を目指してほしい」--そんな親心が、かえって子どもの自信や意欲を削いでしまうことがある。
本セミナーで中室教授が投げかけたのは、教育を“自分のときはこうだった”という経験談ではなく、多くの子どものデータから見えてくる傾向(科学的根拠)で捉え直す、という視点でした。

政治や経済はデータに基づいて議論されるのに、こと教育となると個人の体験談で語られがちです。
中室教授は教育経済学の知見をもとに、「井の中の蛙」効果、他人ではなく“過去の自分”と比べる声かけ、そしてテストの点数では測れない「非認知能力」の重要性という3つの視点を解説。
参加した保護者からは「本当に思い当たる」「学歴社会の見方が変わった」といった声が数多く寄せられました。


■ セミナー開催の背景
中高一貫校では、高校受験を経ないことから生徒が学習目標を見失いやすく、いわゆる「中だるみ」が課題となる家庭が少なくありません。
学習進度が速く、一度つまずくと挽回が難しい一方、思春期にあたる生徒には保護者の言葉が届きにくくなる時期でもあります。
「どこまで関わるべきか」「任せて見守るべきか」を判断する確かな指針を求める声は、保護者の間で年々高まっています。

本セミナーは、こうした家庭内コミュニケーションの課題に経験論ではなく科学的根拠(エビデンス)の観点から向き合うことを目的に、教育経済学を専門とする中室教授を講師に迎え、最新の研究知見を保護者に届ける場として企画しました。







■ セミナー内容
中室教授はまず、個人の体験談は必ずしも全体の傾向を反映するものではなく、科学的根拠とは多くの観察から導かれる規則性を指すと説明し、教育経済学の知見をもとに家庭内コミュニケーションのあり方を読み解きました。
講演では、以下の三つのテーマが取り上げられました。

一つ目のテーマは、「井の中の蛙」効果と呼ばれる現象です。
優秀な生徒が集まる環境では、相対的な順位の低さが自己評価を下げ、学習意欲を損なう傾向があります。
中室教授いわく、埼玉県約30万人規模のデータ分析では、小学校での学級内順位が高い児童ほど、中学校での偏差値も高くなる傾向が確認されているとのことです。

二つ目のテーマは、声かけが学習意欲に与える影響です。
他者と比較する相対評価は子どもの自信を奪いやすい一方、「過去の自分」との比較や成長度合いをフィードバックすることで、学習意欲や自己効力感が高まることが、ドイツの実証実験で確認されているとセミナー内で語られています。
保護者が評価の軸をどこに置くかが、子どもの意欲を左右する点が強調されました。

三つ目のテーマは、非認知能力の重要性です。
学力テストの変動が賃金変動を説明できる割合は17%程度にとどまる一方、自制心・勤勉性・やり抜く力・社交性といった非認知能力は、長期的な経済成果に大きく影響します。
テストの点数だけに目を向けるのではなく、家庭で非認知能力を育てる視点こそが、子どもの長期的な成長を支える鍵であるとまとめられました。

■ 参加者の声
セミナー参加者からは、開催後に以下の様なご感想をいただきました。
「経済学を語る時はエビデンスがあるのに、エビデンスのない教育論が注目されがちという点や非認知能力が40代などかなり大人になってからも効力を発揮するという点が印象に残りました。」

「井の中の蛙理論、本当に思い当たります。私自身が、公立中学ではトップ10で、地元で一番の公立高校に入って、すごい人たちに圧倒されて自信をなくした経験があります。(中略)高校の時の自分の経験があったので、娘はどうしようか、本当に進路に悩んでいました。無理に遠くの有名進学校を目指させるよりは、その子に合ってるかを軸に、よく話し合いたいと思います。」

「今までの学歴社会からの見方を変えるエビデンスを元にしたわかりやすい解説、注意点には驚きと、希望を持つことができました。ありがたい情報でした。」

「順位を出すことで、良い効果が生まれる生徒と、真逆な生徒がいること。その生徒の伸びを伝えることで、下位層への上昇効果が期待できると感じました。」

「現在2歳(幼稚園検討中)、小6(今年中受)、私立中高一貫中2、大学系属校高二がおり、それぞれの段階で非常に参考になりました。」


■ 登壇者プロフィール


中室牧子 慶應義塾大学 総合政策学部 教授専門は教育経済学。コロンビア大学にてPh.D.を取得後、日本銀行および世界銀行での実務経験を経て、2013年度より現職。デジタル庁デジタルエデュケーション統括も務める。著書『「学力」の経済学』は37万部を超えるベストセラーとなり、『「原因と結果」の経済学』は2017年ベスト経済書第1位を獲得。最新刊『科学的根拠で子育て』は発売半年で9万部を突破している。




■ 中高一貫校専門 個別指導塾WAYSについて



WAYSは「定期テスト対策から大学受験まで、6年間を見通すトータルサポート」を提供しています。中学・高1では、内部進学や指定校推薦にも繋がる「定期テスト対策」で学校の成績(評定)を確実に引き上げます。高2・高3では、一般選抜、内部進学、学校推薦型選抜など、一人ひとりの希望進路に合わせた対策に移行。赤点脱出から難関大学受験まで、あらゆる目標に対応します。

中高一貫校生のお子さまとその保護者の方に向けた、無料学習相談や体験指導なども実施しておりますので、中高一貫校に通うお子さまの勉強についてお悩みの保護者様はぜひ一度お気軽にご相談ください。

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■ 株式会社メイツ 会社情報【会社概要】
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所在地:東京都新宿区高田馬場2丁目14−2 新陽ビル602
代表取締役:遠藤 尚範
設立:2014年(平成26年) 1月
電話:03-6233-8169
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◆ 中高一貫校専門 個別指導塾WAYS
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