【埼玉県狭山市】「里山の宝石」ヤマユリが今年も見頃を迎える。稲荷山公園北側斜面緑地の自生ヤマユリ約1000株が開花へ

埼玉県狭山市の稲荷山公園北側斜面緑地(狭山市入間川4-14)にて、地域最大の自生地として知られる「自生ヤマユリ」が今年も開花を迎えました。7月12日頃にかけて見頃のピークを迎え、その後も18日頃まで一部のエリアで観賞をお楽しみいただける見込みです。地域団体「稲荷山・山ゆりの会」による長年の保護活動の成果として、今年は約1000株が開花予定です。



■ 「里山の宝石」ヤマユリの魅力
ヤマユリは、その圧倒的な美しさから「里山の宝石」と称されユリ科の中でも最大級となる20センチもの大輪の花を咲かせることから「ユリの女王」とも呼ばれています。芳醇な甘い香りと、白地に映える華やかな姿は、訪れる人々を魅了します。
■ 希少な変種
本自生地では、一般的なヤマユリだけでなく、以下の貴重な変種も確認されています。- 口紅ヤマユリ白色の花びらの筋が赤色に濃く鮮やかなヤマユリ。
- 帯化(たいか)ヤマユリ一株に多数の花をつけると茎が帯状に変化するヤマユリの変種。いつどこで帯状に咲くかは不明で、なかなか見られるものではありません。

口紅ヤマユリ

帯化ヤマユリ(提供:稲荷山・山ゆりの会)
■ 地域の力で守り続ける「稲荷山・山ゆりの会」
この美しい群生地は、急こう配で手入れが難しく、長い間荒れた状態でした。この地を「市民の憩いの場にしたい」という代表の福田朝男さんの想いから整備が始まり、平成31年に「稲荷山・山ゆりの会」が発足。福田さんは今年で活動11年目を迎えます。今ではツツジやカタクリ、そしてヤマユリが楽しめる里山として、遠方から訪れる方がいるほどの名所となりました。
活動を長く続ける中で、メンバーの高齢化も進み完全なボランティアとして活動を続けていくことの難しさを感じる場面も増えてきました。それでも福田さんは、「多くの人が見に来てくれて、喜ぶ姿や声を聞くと、これからも活動を続けていければ」と前向きに語ります。
「若い方やヤマユリが好きな方などにも、この活動を一緒に楽しんでもらえたらありがたい」――
そんな想いを胸に、会はこれからもこの景色を繋いでいくため、手入れを続けています。

「稲荷山・山ゆりの会」代表:福田朝男さん

■ 観賞の際のお願い
ヤマユリは非常に繊細な植物です。人の手で直接触れてしまうと病気の原因になることがあります。花の命を守るため、手を触れずにそっと見守りながら、甘い香りや姿をお楽しみください。現地では「稲荷山・山ゆりの会」のメンバーが案内を行っている場合もあります。ヤマユリの生態や歴史について詳しく知りたい方は、ぜひお声がけください。
アクセス
稲荷山公園北側斜面緑地(狭山市入間川4-14)
徒歩の場合
- 稲荷山公園駅から約15分
- 狭山市駅から約20分
バスをご利用の場合
- 狭山市駅から稲荷山公園行き乗車
「稲荷山公園入口」下車5分
車をご利用の場合
- エミパーク稲荷山(県営稲荷山公園)の駐車場か、近くのコインパーキングなどをご利用ください。
ヤマユリ群生地への案内図(PDF)
d42592-73-3118f533f2a90699bc13c68c220dafdb.pdf配信元
狭山市役所 https://www.city.sayama.saitama.jp/index.html
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