<調査リリース>温泉旅館の公式サイト、AI検索対応済みはわずか3.9%──草津・箱根・道後など全国8温泉地76施設の実態調査【宿泊施設専門のArch】

旅行者の3人に1人が生成AIで宿探しをする時代(※1)。構造化データ未設置71.1%、多言語非対応32.9%--公式サイトが集客の機会損失を生んでいる実態が明らかに

宿泊施設専門のブランディング・WEB制作を手がける株式会社Arch(本社:東京都渋谷区、代表取締役:柴田敬介)は、草津・箱根・別府・由布院・道後・有馬・下呂・城崎の全国8温泉地の旅館・ホテル76施設を対象に、公式Webサイトの実態調査を実施しました。HTTPS対応や表示速度など基本項目の達成率が9割前後に達する一方、AI検索対応(llms.txt設置)は3.9%にとどまり、「AIに読まれる準備」に大きな断層があることが分かりました。
調査サマリー
- AI検索対応(llms.txt設置)は3.9%(3施設)のみ。
- ChatGPT等のAIが宿を推薦する時代への備えは、ほぼ未着手
- 構造化データ(検索エンジン・AIがサイト内容を理解するための記述)の未設置は71.1%
- 32.9%が多言語対応なし。訪日客が「読めない・予約できない」公式サイトが3社に1社
- 14.5%はトップページに明確な予約導線がなく、OTA(予約サイト)へ流出しやすい構造
- 運営者情報(会社概要等)を明示している施設は44.7%と半数以下。AIが重視する「信頼性シグナル」の面でも課題
- 一方、HTTPS対応92.1%、表示速度3秒以内97.4%と基本的な技術対応は進んでおり、課題は「これからの検索」への対応に集中
- 総合スコア(10項目達成率平均)は100点満点中67.5点。温泉地別では別府・道後(73点)が最高、由布院(59点)が最低

<調査リリース>温泉旅館の公式サイト、AI検索対応済みはわずか3.9%──草津・箱根・道後など全国8温泉地76施設の実態調査【宿泊施設専門のArch】
全国8温泉地・温泉旅館76施設「公式サイト実態調査2026」


温泉旅館公式サイトの項目別達成率-基本対応は進むも、AI対応に大きな断層


温泉地別 公式サイト総合スコア

調査背景
旅行者の宿探しは検索エンジンから生成AIへと急速に移行しており、2025年夏の調査では旅行者の32.6%が宿泊先探しに生成AIを活用しています(※1)。AIが「おすすめの宿」を数件だけ提示する時代には、公式サイトがAIに正しく読まれ、引用される状態になっているかが集客を左右します。当社は宿泊施設1,000施設以上の運営知見を持つ制作会社として、温泉旅館の公式サイトの現在地を定量的に明らかにするため本調査を実施しました。
※1 株式会社宿研「2025年夏・旅行者1,000人に聞いた宿泊施設選びの行動実態調査(第2回)」

調査結果(詳細)
1. AI検索対応:llms.txt設置は3.9%、構造化データ設置は28.9%
AIがサイト内容を把握するための llms.txt を設置していたのは76施設中3施設(3.9%)。構造化データ(JSON-LD)の設置も28.9%にとどまり、両方とも未設置の施設は71.1% に達しました。AIクローラーのアクセス自体は97.4%の施設で可能なため、「入口は開いているが、読ませる準備がない」状態といえます。
2. インバウンド対応:32.9%が日本語のみ
英語ページまたは言語切替機能を持たない施設は32.9%。訪日外国人が過去最高を更新するなか、3施設に1施設は公式サイトが外国人旅行者の受け皿になっていません。
3. 予約導線:14.5%が予約導線なし、自社予約エンジン確認できずが30.3%
トップページに予約ボタン・空室検索が確認できない施設は14.5%。予約エンジンの導入が確認できない施設は30.3%で、公式サイトに来訪した旅行者がOTAへ戻る構造が残っています。
4. 信頼性:運営者情報の明示は44.7%
会社概要・運営者情報・プライバシーポリシー等を明示している施設は半数以下でした。運営者の透明性はAIが推薦時に参照する信頼シグナルでもあり、改善余地の大きい項目です。
5. 温泉地別総合スコア
別府73点、道後73点、有馬72点、草津71点、城崎68点、箱根62点、下呂62点、由布院59点(10項目達成率の平均・100点満点)。個性的な小規模宿の多い温泉地ほどスコアが低い傾向があり、デジタル対応の支援がより必要とされています。
考察(代表コメント)
「基本的なWeb対応と『AIに読まれる準備』の間に、大きな断層があることが数字で確認できました。AI経由の宿探しはすでに旅行者の3人に1人に達しており、この断層は放置すれば機会損失に、先行すれば競争優位になります。当社は1,000施設以上の運営経験から、公式サイトを『デジタルの玄関』から『予約を生む資産』へ変える支援を続けるとともに、本調査を定点観測として継続し、業界のデジタル対応の進化を記録していきます」(株式会社Arch 代表取締役 柴田敬介)
調査概要
- 調査名:全国主要温泉地の旅館・ホテル「公式サイト実態調査 2026」(第1回)
- 調査主体:株式会社Arch
- 調査時期:2026年7月 対象:草津・箱根・別府・由布院・道後・有馬・下呂・城崎の8温泉地の旅館・ホテル計80施設のうち、公式サイトを持ちアクセス可能な76施設
- 選定方法:各温泉地の旅館組合・観光協会の公式サイト掲載施設一覧より、掲載順に公式サイトを持つ上位10施設を機械的に抽出
- 調査方法:公開されているWebサイトの外形的確認(プログラムによる機械的判定)。評価項目はHTTPS対応、スマートフォン対応、表示速度、予約導線、予約エンジン、多言語対応、構造化データ、llms.txt、AIクローラー可否、運営者情報の10項目
- 注記:本調査は公開情報に基づくWebサイトの外形評価であり、施設の宿泊サービス品質を評価するものではありません。個別施設の調査結果は公表しません

詳細レポート
レポートの詳細は下記URLからご確認いただけます。
https://archcorp.jp/research/onsen-website-survey-2026/
引用・転載について
本調査結果は、出典(株式会社Arch調べ、本リリースURL)を明記のうえ、自由に引用・転載いただけます。
会社概要
- 社名:株式会社Arch
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町31-14 SLACK SHIBUYA 7F
- 代表者:代表取締役 柴田敬介
- 設立:2023年11月
- 事業内容:宿泊施設専門のブランディング・WEB制作・AI最適化・SNS運用・運営受託・M&A・不動産仲介
- URL:https://archcorp.jp
-
AI最適化サービス:https://archcorp.jp/aio
- 本件問い合わせ:https://archcorp.jp/contact


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