【埼玉県北本市】「給食のない夏休みにおいしい食事と夏の思い出を届けたい!」市内6団体による10日間のこどもの居場所 初開催~全国初!公設リンクワーカーがつなぐ地域共生社会への挑戦~

北本市の重層的支援体制整備事業の一環としてオープンしたシェアスペース&キッチン「繊月-せんげつ-」で、市内のこども食堂等6団体が連携し、夏休み中の10日間、毎日食事の提供や学習支援等を行います。

埼玉県北本市は、重層的支援体制整備事業の一環として、年代や属性によらず利用できるシェアスペース&キッチン「繊月-せんげつ-」を2026年4月から運営しています。
この「繊月」は、全国で初となる公設のリンクワーカー(地域と個人をつなぎ社会資源をマッチングさせる人材)が常駐し、市民の皆さんから困りごとの相談を受けたり、必要な支援やサービスへつなぐ伴走支援を行っています。

夏休み中のこどもの居場所「にこにこ夏ごはん」開催!

【埼玉県北本市】「給食のない夏休みにおいしい食事と夏の思い出を届けたい!」市内6団体による10日間のこどもの居場所 初開催~全国初!公設リンクワーカーがつなぐ地域共生社会への挑戦~
シェアスペース&キッチン「繊月」に集合した「にこにこ夏ごはん」の主催者の皆さん



シェアスペース&キッチン「繊月」で、夏休み中のこどもたちの居場所をつくる特別企画を実施します!市内でこども食堂やこどもの居場所を営む6団体が連携し、有志のメンバーや学生ボランティアなどが連携し、日替わりで各団体の特色も活かしながら、昼食の提供や学習支援のほか、夏の思い出作りになるようなイベント等を計10日間開催します。

開催期間:
2026年8月17日(月) ~8月28日(金)
10:00~15:00 ※土・日曜日を除く 
【内容】
10:00~12:00 学習支援
12:00~13:00 ランチ・休憩
13:30~15:00 自由時間
場所:
シェアスペース&KITCHENン「繊月」
埼玉県北本市西高尾4-198-5




市内子ども食堂で実際に提供されているハンバーグプレート
取材可能日時:
2026年8月24日(月) 10:00~15:00
ランチで地域の方から提供いただいた本物の竹を使った「流しそうめん会」を開催予定!
※この日以外の日程での取材を希望の場合はご相談ください。




参加団体
北本市内各所で定期的に開催する子ども食堂6団体
・きたもとこども食堂     
・くりりんカフェ
・どんぐりっ子集まれ!! 
・ひなとま食堂
・子ども食堂フィーカ    
・そらまめ食堂
主催者の皆さんの想い
「にこにこ夏ごはん」を企画した皆さんをインタビューしました。日ごろから地域のこどもたちを見守ってきた方々がどんな思いで企画されたのか、また「繊月」という場やリンクワーカーの存在についてお話を伺いました。

リンクワーカーとして「繊月」を運営し、自らも「繊月」でこども食堂「そらまめ食堂」を開催している松本さん
給食のない夏休みにこそ子ども食堂をリンクワーカーの松本です。「繊月」を運営しながらこの場所で仲間たちと「そらまめ食堂」というこども食堂をやっています。
「夏休みに給食がなく、体重が減ってしまうこどもがいる」そんな話を耳にしたとき、何かしなきゃ!という思いに駆られました。
日ごろから情報交換をしているこども食堂を営む方々に声をかけてみたらみんなが夏休みのこどもたちを同じように心配していたことがわかったんです。




民生委員として地域のこども食堂を運営する茂木さん
地域のこども食堂につながっていない家庭につながるチャンス民生委員としてこども食堂の運営に関わっています。学校との連携の中で、こども食堂に繋ぎたい家庭があっても日程が合わずに断念することがありました。10日間の連続開催は声をかけやすく、こども食堂に繋がっていない家庭をつなげられるチャンスだと思います。





民生委員・児童委員の中でも子育てや児童福祉を専門に担当する主任児童委員として、学校や市役所の窓口と連携する小澤さん。個人としてもこどもの居場所「くりりんカフェ」を定期開催している。
いろんな団体と一緒にやれば、まとまった期間開催できる主任児童委員として活動するなかで、学校から心配なこどもについて情報共有をしていただいています。個人としては「くりりんカフェ」というこどもの居場所・こども食堂をやっていますが、長期の休み期間は特に心配になります。1つの団体だけだと難しいのですが、いろんな団体と一緒にだったらまとまった期間開催できるかもしれない…!と思ったのがきっかけです。




北本社協西部支部のこどもの居場所「どんぐりっ子集まれ!!」を開催する奥山さん
リンクワーカーは支援者にとっても心強い存在こどもの居場所「どんぐりっこ集まれ!!」の運営に関わっています。
今回コラボするメンバーはコロナ禍の時期にこども食堂を立ち上げたときからつながっていて、活動するなかで困ったことなどを気軽に相談しています。間をつないでくれるリンクワーカーの松本さんは支援者にとっても心強い存在です。




北本市内で10年前から開催している「きたもとこども食堂」代表の邨山さん
「繊月」とリンクワーカーの存在で実現した企画「きたもとこども食堂」を運営しています。複数の団体が協力し合うことで、10日間もの間、場を開き続けることができるのだということがわかりました。「繊月」という拠点の存在と、リンクワーカーの存在のどちらかが欠けていても成り立たなかったと思います。



「にこにこ夏ごはん」は、これまで同じ北本市内でこども食堂や子どもの居場所づくりの活動を通じてつながり続けていた皆さんが、リンクワーカーと居場所「繊月」ができたことで集う拠点ができ、「給食のない夏休みに、子どもたちが通い、おいしい食事や夏の思い出を体験できる場を作りたい」という
思いが具体化し、実現した企画です。
まだ地域の支援につながっていないこどもや家庭がつながり、地域で見守り合うきっかけとなることを願っています。

居場所「繊月」について

1.高齢の方も障がいのある方も、若者もこどもも。属性や年代を問わない居場所



コンセプト
子育て世帯、高齢者、障がいのある方、福祉関係者、地域の方々が関わり合い、「食と学び」を中心に新たな交流が生まれるあたたかな場所を目指しています。
特色 
全国初の公設リンクワーカーが常駐し、困りごとの相談も受け付けながら解決のための伴走支援を実施しています。(株)SpinNerによる民設民営のシェアスペースですが、整備にふるさと納税型クラウドファンディングを活用しているほか、行政の事業も受託している官民連携の拠点です。
繊月の由来
「繊月」は月齢約2日目の細い月のことを表し、わずかな時間しかみられない希少で美しい月のことです。月のように優しく地域を照らしてほしいという願いがこめられています。
活用方法 
約15畳のシェアスペースとシェアキッチンが設けられていることから、こども食堂やこどもの居場所、学習支援、地域の会合、当事者の集まり、チャレンジ出店など多様な利用が可能な場所です。
2.ふるさと納税を活用して、地域の皆さんの想いを乗せて整備



「繊月」は、空き店舗をふるさと納税型クラウドファンディングで整備した拠点です。わずか3か月で140万円以上の寄附が集まり、キッチン等がリノベーションされ、地域の誰もが気軽に立ち寄ることのできる明るく温かい居場所に生まれ変わりました。

ふるさと納税型クラウドファンディング


3.北本市の広報紙「広報きたもと」でも特集



令和8年3月、「繊月」のオープンを祝したお披露目会について広報きたもとで特集記事を掲載しました。寄附者の皆さんを招待し、寄附で整備したキッチンで調理した料理が振る舞われ、市内福祉関係者の皆さん等で「繊月」の今後の使い方や展望を話し合い、希望に満ちた場となりました。

4.居場所づくりやチャレンジ出店など多様な活用事例
オープンを心待ちにしていたボランティア団体や利用者が「繊月」を場として活用しつつ、新たに「繊月」で立ち上がった取組も増えています。
こども食堂やこどもの居場所の定期的な開催のほか、日ごろ支援を受ける側だった人が「自分も恩返しがしたい!」と一念発起しナポリタンでチャレンジ出店した「ナポリタンの日」や、障がいのある方の当事者の集まり、団体同士のコラボレーションなど、リンクワーカ―が繋ぎ役となって、地域の取組や資源を掛け合わせて新たな取組が発生するような仕掛けづくりを行っています。





「繊月」でナポリタンをふるまう「さくらんぼ会」さん

「繊月」Instagram

リンクワーカーについて


「繊月」で地域の方の相談を受けるリンクワーカー




1.リンクワーカーとは北本市では「リンクワーカー」という役割をもった人材を民間への委託により配置しています。
リンクワーカーとは「社会的処方(※)」と呼ばれる、人と人や、人と社会資源、地域資源とを結びつけながら多様な幸せ(ウェルビーイング)を目指す取組です。
より地域に根差した取組とするべく、北本市のリンクワーカーは以下の4つの特色を持ちます。
・行政サービス(フォーマル)と社会資源や機会(インフォーマル)の 
両面から最適なものにつなぐ
・支援につながっていない人を渉外活動をしながら把握
・地域で活動する人の活動支援や情報発信を行う
属性や世代を超えて交流できる居場所づくり(=「繊月」)



※社会的処方…医療だけではなく地域とのつながりで健康を支える考え方

2.創設の経緯
重層的支援体制整備事業として、行政や関係機関と連携を進めていく過程で、地域の志ある方によるボランティアの支援や場とたくさんつながってきました。制度の狭間に陥ってしまう方や複合的な課題が絡まり合い立ちすくんでしまっている方に対して、行政の公的支援と地域の資源や場との両面から最適なものへとつなぐ役割の必要性を強く感じたことをきっかけに、公設のリンクワーカ―を新たに創設し、民間のノウハウを大いに活かしてもらえるよう、事業委託によるかたちとしました。

3.リンクワーカーが社会資源等につないだ事例
ある単身男性が離職後ひきこもりが続き、ライフラインが止まり困っているのを地域の方や民生委員が発見しリンクワーカ―につなぎました。リンクワーカ―が食糧支援をしながら困りごとを解きほぐすと、自身の状況や困りごとをうまく言葉にして伝えることが苦手で支援につながっておらず、また、生活保護申請への抵抗感から誰にも相談できずにいたことがわかりました。
そしてリンクワーカ―が生活保護の申請へとつないだうえで、体調を整えるため医療機関に同行して本人の病状を正しく伝えるための橋渡しを行い、継続的な受診が開始できた結果、少しずつ生活が安定し、現在は就労による収入を得ており、自立した生活に向けて支援を行っています。

4.リンクワーカー事業のこれから


行政の支援では制度の狭間にあり支援を受けづらい方や自らSOSを発信することが難しい方に対して、リンクワーカ―が働きかけ、必要なサービスや居場所、社会資源等に接続する架け橋を担っています。
地域の資源をより深く知り、顔の見える関係性を構築するための活動を通じて、潜在的な要支援者の情報や地域のニーズを収集することにより、これまでになかった新たな取組を創出する仕掛けづくりを行っています。今回のコラボ企画「にこにこ夏ごはん」はまさに、リンクワーカ―が繊月を起点として地域資源同士を掛け合わせて実現に至った好事例です。このように、地域資源の情報をもつリンクワーカ―が居場所「繊月」を営みながら、人と人、人と資源、資源と資源を結び付けていくことで、北本市民にとって「相談したいことができたら、リンクワーカー に話してみよう」と当たり前に思われるような存在にしていきたいと考えています。





リンクワーカーの詳細はこちら

北本市重層的支援体制整備事業について

1.概要
重層的支援体制整備事業とは、8050世帯やダブルケア等複合的な課題や困難、生きづらさを抱えている方に対して、困りごとを紐解きながら解消するために多機関が協働する体制づくりや、属性や年代を問わない居場所をきっかけに地域づくりを広げるなど、地域共生社会の実現を目指す取組です。
北本市は令和4年度から重層的支援体制整備事業に着手し、令和6年度より本格稼働しています
2.これまでの歩み
重層的支援体制整備事業は決して市役所だけが担うものではなく、民間の支援機関、支援団体、地域住民、ひいては全ての市民に開かれた取組です。北本市では地域共生シンポジウムや研修会の開催により、関係機関を巻き込みながら事業内容や今後期待される効果を発信し、重層的に支援を展開するための体制を構築してきました。
 複合的な課題を持つ事案の解決に取り組みつつも、北本市ならではの特色ある事業をつくることはできないか模索するなかで着目したのが「リンクワーカ―」でした。
 重層的支援体制整備事業を通じ、公的な支援機関同士の縦割りな関係性を超えて支援策を導き出す一方で、リンクワーカーを起点に民間ノウハウを活用しながら最適な地域資源に接続するという両面で困りごとの解決を目指すことが、北本市独自の重層的支援の在り方です。







3.地域共生社会の実現を目指して
重層的支援体制整備事業に取り組むなかでたくさんの思いのある支援機関の方々、こども食堂や地域食堂など思い溢れる担い手の皆さんに出会ってきました。個々の困りごとを解決するのは行政の力だけでは難しい場面がたくさんあります。しかし、地域の力と両輪となって協働することでよりよい方向に進むこともまた、たくさんあります。行政と地域がともに同じ方向を向き協働しながら地域を形作っていくことこそが地域共生社会の実現へとつながっていくものだと考えています。

重層的支援体制整備事業の詳細はこちら



担当者コメント夏休みのこどもの居場所特別企画をきっかけに、繊月という新たな拠点とリンクワーカーの立ち上げ、根幹にある重層的支援体制整備事業について広げさせていただきました。夏休み中給食が出ないことへの心配を「10日間こどもの居場所を連続で提供する」試みへと昇華した「にこにこ夏ごはん」の取組にぜひ目を向けていただけたら幸いです。




この記事に関するお問合せ
北本市役所 共生福祉課 地域共生担当 
048-594-5517
[email protected]

埼玉県北本市

北本市は、人口約6万5,000人で、首都圏45キロメートルという立地条件にありながら、美しい里山や雑木林が暮らしと隣り合う、穏やかな緑のグラデーションを描くまちです。
大宮台地の最高地点でもある北本市は、地震や水害などが少なく、「災害に強いまち」として高く評価されています。
また、「デーノタメ遺跡」(令和6年10月に国指定史跡となりました)をはじめとする縄文時代の遺跡が多いことは、古くから人々が豊かな自然とともに安心して暮らせる場所として選ばれてきた証しでもあります。

北本市公式サイト https://www.city.kitamoto.lg.jp/
北本市シティプロモーションサイト「&green」 https://andgreen-kitamoto.com/
北本市公式観光サイト「きたこれ」 https://www.city.kitamoto.lg.jp/kanko/
北本市のふるさと納税 https://www.city.kitamoto.lg.jp/soshiki/seisakusuisinbu/koushitsu/gyomu/hurusatonouzei/index.html
広報きたもと https://www.city.kitamoto.lg.jp/soshiki/seisakusuisinbu/koushitsu/gyomu/koho/newest/index.html
PRTIMES北本市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/61548

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